四條畷市主催で開催される多くのイベント。多くの市民の楽しみとなっており、これに関しては市に感謝したいと思っている。よく会社と周辺の方と話しても、これだけの市民参加のイベントは他では珍しいらしい。
さて、いくつかは私も関係するが、この中で、個人的にかなり気を使う物がある。四條畷市コーラスフェスティバルや昨日開催された四條畷市「紙ふうせんコンサート」、今年は中止になったが、ラストサマーコンサート等だ。なぜかと言うとイベント主催者側から写真撮影を依頼されるからだ。そしてこの撮影した写真は、市のイベントの記録と同時に市や市民総合センターの定期広報誌に使われている。もちろんこれに対してお金は一切もらっていないし、要求した事もない。最も写真を提供するCD-ROM代ぐらいは要求するが・・・。
つまり失敗が許されないと言う事になる。しかも撮影する環境は悪い。暗いコンサートホール。動く被写体。被写体だけがライトで明るい。遠くからの撮影。しかも場合によっては(今回は特に)、フラッシュなし。しかも突発で市長などと、有名人の撮影依頼。場所は行き当たりばったり等。勝手に私がとる場合は、まだしも、構えてもらってとる場合は、操作にてこずったり、少し待ってください等とても言えない。これは連射しかない。
と言う事で、昔はフィルムの一眼レフに望遠と外付けの大型ストロボで撮影していた。そしてデジタルカメラの時代となり、FUJIFILMのネオ一眼と一眼レフを使っていたが、うまく使いこなせなかったと言うか、安いカメラではやはり、課題が多かった。最も重装備となる一眼レフと外付けのストロボを用意する気がなかっただけの事だが・・・。一眼レフの中級機+高倍率ズームレンズ+外付けストロボを準備すれば、簡単だったのに・・・。いや広角から高倍率のレンズがないとレンズ交換が発生するし、一本で賄おうとするとレンズが明るくないし・・等考えると、本当に一眼の中級機+外付けストロボがいるのか?上記で掲載したように、プロからストロボなしでと指定されたら、使えないし。
と今までも、毎回このコンサートの写真を引き受ける度に、悩みながら試行錯誤してきた。そして、四條畷市コーラスフェスティバルと四條畷市「紙ふうせんコンサートである程度結論が出た。一眼レフである必要はないし、一眼レフと言えども少し前の機種・入門機では、満足な写真を取る事ができなかった。今回SONYα334+タムロンの27~300ミリで試した所、ほぼカメラ任せと、連射で何とか失敗なく撮影する事ができた。来年は一眼レフの中級クラス+ズームレンズで試して見たいが・・・。
私が、失敗ではなく、OKの写真と考えているのは、ごく普通の何の変哲もない写真だ。
- 正確にきれいにつまりシャープに合っている必要はないが、それなりにAFがあっている写真。
- 手振れしていない。
- 被写体ぶれしていない。
- 露出が正確である必要はない。そこそこでよい。
- ホワイトバランスも性格である必要はない。そこそこでよい。
- 必要な人がみんな撮影されている事。少し小さくても、構わない。逆を言えば、途中で切れているのは失敗。
- 集合写真の場合は、できるだけみんなが前を向いている事。眼が開いている事・・・
と言う事になるが、これがなかなか難しい。当たり前の写真が当たり前にできるデジタルカメラ。
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コンサートの記念撮影を行った。ライトが強すぎたので露出補正が必要だし、もう少し範囲ぎりぎりまでレイアウト(トリム)した方が良いが、これらは後でレタッチソフトでどうにでもなる。 むしろ、水平になっていないとかAFが後ろにあう等の方が問題だ。水平になっていなくても、これもレタッチソフトで補正できるが・・・。基本はレタッチなしで写真は市へ提供している。 |
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写真の中央の女の子は右向き、3人右の男の子は下を向いている。極端な例だが、みんなの顔がきれいに揃うのはなかなか難しい。注意をしてとってもだ・・・。どうしても目はつむるし・・・ |
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踊りながら素敵に歌うプロミュージシャンを高倍率で撮影するが、素敵な笑顔を一瞬で撮影するのは非常に難しい。従って連射しかない。 |
そして、撮影された写真は上記が可能な事となるが、逆にその状況で撮影する環境からすると
- 起動が瞬間(電源ONで即撮影)。
- ズームはズームレンズによるマニュアルズーム。
- ズームは広角27ミリ~望遠は最低:300ミリ(35ミリ換算)
- AF(オートフォーカス)が速い事
- 撮影した写真の記録が瞬時にできる事(フラッシュメモリーへの記録がすぐ終わらなくても、バッファリングして、すぐ次の動作ができればOK)
- 高速連射(ここで言う高速連射とは、スポーツやF1等の高速撮影を想定はしていない。5枚/秒もあればベスト。
- タフバッテリー(CIPA規格で500枚以上)
- 高感度撮影(できれば自動で)実用上はISOで6000以上あれば、問題ない
と言う事になりそうだが、これの意味する事は、今の所選択肢が一眼レフ+高倍率ズームしかないと言う事だ。今回四條畷市コーラスフェスティバルと四條畷市「紙ふうせんコンサートでのSONYα33+タムロン27~300ミリズームレンズは、これをほぼ満たしてくれた。
これまでFUJIFILMのネオ一眼やPanasonic他の高倍率機もたくさん使用してきた。昨年末に購入した富士フイルムFinePix HS10も結局の所、一台でかなり満足してくれるが、ダメだった。もちろん小型のミラーレス一眼では、満足できない。AFも遅いし、メーカーによっては、フラッシュメモリーへの記録に時間がかかりすぎる物もある。一眼レフでも被写体ぶれをオートでは押さえられないメーカーもあった。
が今回でほぼ、コンサート用の撮影の機材の方向性が固まった。まあーこれ以上お金を掛ける必要があるかどうかは別にして、またデジカメに投資するかも知れない。やはり依頼される限り、自己満足も含めて物欲を満たしていきたい。高級品を使わないで・・・。
高級品:一眼レフの中級機以上は重い。外付けストロボも重い。明るい望遠レンズを使うと重い。つまりこの3点セットだと、奥様は全く持つ事ができない。つまり私しか使えない。これでは意味をなさない。これが今までコツコツと一眼レフではないデジカメを購入してきた一番の理由だが・・・。
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