今回の衆議院選挙の各政党のテーマの一つに原発0が上がっている。しかし私は今でもまだ原発0とは言えない。官僚や行政の方が問題と考えているからだ。トラブルが発生する事を想定した対策をして来なかった事が最大の原因と認識している。そして莫大な利権争いと、それにすがってきた原発の地元の問題もある。一言で解決できるとは思えない。
今回の選挙で「新党大地」が天然ガスを代替エネルギーとして、原発ゼロを実現すると発言していた。何処かの党では、「原発0」だけで、それでは変わりはどうするのか?の提案なしの「原発0」の連呼のみ。やはり、具体的な提案は、必要だと思う。天然ガスの是非は別にして。
今日のNHK「クローズアップ現代 なぜ繰り返されるのか高齢者の踏切事故」を見た。踏切の事故で亡くなられる方の大半が高齢者となっている。そして大変危険な遮断機も警報機も設置されていない踏切が3,000箇所以上残されている。被害者となられた家族の方の要望は、危険な踏切をなくす事。しかし事は単純ではない。踏切の高架化工事には何百億円もの費用がかかり、その負担は鉄道会社だけでは決められるものではない。危険な踏切を廃止しようとしても、実際に踏切を使っている住民にアンケートすると、なくさないで欲しとなる。
踏切のこの問題が原発と同じと言う気は無いが、やはり事は単純ではない。莫大な利権争いも背景にあるからだが・・・。
しかしいずれにしても、それではどうすると言う代案は必要だろう。火力発電に戻るのか?天然ガスを使うのか?それとも別の自然エネルギーを使うのか?その案と主張する必要はあると思うなだが・・・。まさかそれは閣僚が考えろと言うのだろうか。原発は0。節電はするが、でも電気は使う。しかし高くては嫌だ。今更、昔のエアコンや冷蔵庫無しの生活もできません。と言うのだろうか。
電力まで不足すると、ただでさえ風洞化しつつある、日本のメーカーは更に海外にシフトして、日本では働ける場所もなくなり、原発は無くなったが、働く所も、なくなりましたとなりかねない。
さて流石に、何処の政党も自然エネルギーで風力発電を代わりに推進するとは言っていない様だ。なぜ?自然エネルギーと言えば今の所、国も電力会社も太陽光発電と風力発電が注力されているはずだが・・・。
この自然エネルギーの最大の課題・問題点は、自然が相手な為、不安定な事だ。太陽光発電はある程度天気予報で予測はできるが、しかし夜は全く発電できない。風力発電は、風がなければ、発電できない。これは最大の欠点であり、これをカバーする方法があるのだろうか?更に風邪がいつ吹くのかなど予測可能だろうか?この様な発電を電力会社が国策で買い取らなければならない事を考えた時にそのメリットはあるのだろうか?大量の無駄が発生しているのではないだろうか?
更に、風力発電では高周波等の音の被害もある。とても、風力発電は、水力発電や火力発電の代わりにはならないと思われる。
今回、この自然エネルギーに風力発電を挙げた党はない(と思う)。なぜ?政治家も流石に馬鹿ではないから、風力発電に関して、自然任せと言う意味は理解しているのだろうか?
と言う事で、風力発電を調べてい「日本の風力発電がダーティな発電であるという意味」と言うサイトを見つけた。見ると、現状の電力会社の対応が良くわかった。ある程度予想はついたが、これが真実なのだろう?無駄な風力発電所を建設して、動こうが動かまいが、それを維持するのは、後世にまたバグ大な借金を残す気がする。やはり日本の官僚制度が悪いとしか言い用がない。別に維新の石原氏に賛同する訳ではないが、日本の政治の根底は官僚制度にある為、これを変えないと根本は変わらない。しかし元はと言えば、官僚が、国民の勝手な言い分(無いものねだり)を聞いている事になると思うが・・・。だから無駄が発生する事になる。
さて、原発に変わるエネルギーを考えると、値段を別にして、メガソーラー、天然ガス等のガスタービンそして工業用燃料電池では無いかと思う。関西電力等が家庭用に普及させようとしているエネファームを家庭用ではなく、工業用でコストダウンして普及指せることではないかと思う。自然任せの風力発電の補助や売電などやめて、安定的に発電できるシステムを普及させるべきだろう。それが、日本の科学力を活かす事にもなると思う。そしてコスト競争力も。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます