相変わらず、松岡圭祐氏の世界その8「千里眼 洗脳試験」に続き、残りの千里眼(これで全てか、まだ調べていませんが)2冊を読んでしまった。
※「千里眼 洗脳試験」は千里眼シリーズ4作目となる。「催眠 特別編」は除く。
今回の千里眼シリーズは『千里眼のマジシャン」と「ヘーメラーの千里眼」であるが、ここで今までの「千里眼シリーズ」との関係を書いてみる。
1) | 「催眠 特別編」 | 千里眼シリーズの序章。、国内最大の東京カウンセリングセンターのカウンセラー嵯峨敏也とその部下朝比奈宏美、その上司倉石勝正、その患者の入江由香(多重人格)が主な登場人物。 |
2) | 「千里眼」 | 千里眼と異名をとる東京晴海医科大学付属病院長友理佐知子と岬美由紀(元自衛官で友理がカウンセラーの師)が主人公。テロ集団恒星天球教は国家的事件(テロにより首都破壊)を計画するが、その教祖は岬の師である友理であった。岬と警視庁の刑事浦生は一緒になってその計画を阻止する。 |
3) |
「千里眼 ミドリの猿」 「千里眼 運命の暗示」 |
この2冊は続き物で、新たな敵メフィスト・コンサルティングに、今や友理に変わって千里眼となった岬美由紀、嵯峨と蒲生が対抗する。メフィスト・コンサルティングの日本支部が10年の歳月を掛けて、中国最大の気功集団「光蔭会」とTVを利用した催眠暗示で、中国が日本へ宣戦布告する事態を、結果3人が阻止し、メフィスト・コンサルティングの日本支部は崩壊し、この時、ミドリの猿の正体が明らかになり、友理も死んだ事になる。 |
4) | 「千里眼 洗脳試験」 | 友理佐知子は生きており、デーヴァ瞑想チームを使って多くの企業人を、修行場所に集め、台湾から買い集めたロボットを使い、人質にして身代金を要求し且つ国外への逃亡を図る。嵯峨が突き止めた友理の本名から、逃亡に使用するボードを突き止め、岬が逃亡を阻止する。友理は自殺しようとするが、岬が助けるた事により、友理の過去と同じカウンセリング機能を持つ、東京晴海医科大学と東京カウンセリングセンターの謎が解明される。友理は罪に服す道を選んだが、友理によって犠牲となった被害者の母親(妻?)から暗殺される。 |
5) |
「千里眼のマジシャン」![]() |
千里眼岬美由紀と天才少女マジシャン里見沙希が登場。
<ハードカバーの裏表紙の説明は以下> 195万部突破の超人気読みきりシリーズ「千里眼」の岬美由紀と、”トリックを超えたトリック”小説「マジシャン」の里見沙希が、未曾有の危機に直面する。
小説の枠を次々と打ち破る松岡圭祐の魅力が縦横に炸裂する最新作! 初版発行:2003年3月10日、株式会社小学館発行、1,600円+税
<私のまとめ> ※この書籍も長編ですが、446頁もあります。 |
6)
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「ヘーメラーの千里眼」![]() |
「千里眼」の後の物語であり、上記2)と3)の間に位置する。千里眼と呼ばれるのを毛嫌いする岬美由紀の生い立ち、高校時代となぜ防衛大学校に進んだかが明らかになる。
<ハードカバーの帯には下記の説明> サイコスリラーの妙味を加えた新感覚冒険ミステリー長編、最新傑作
航空自衛隊のエースパイロットが引き起こした未曾有の過失事故、それによって国家の威信に重大な波紋が生じる。麻薬密輸船の攻防に頭を悩ます防衛庁は、何故かパイロットの精神鑑定を要求する巨大企業資本に翻弄され、途方もない陰謀に巻き込まれていく・・・・。 初版発行:2004年8月1日、株式会社小学館発行、1,900円+税
<私のまとめ>
※ちなみに、542頁もこの書籍はありますし、かつ1頁は2段組です。 |
※今回の書籍の写真は、スキャナーで300DPIでスキャンしたものを、縮小ソフトで縮小しています。
ちなみに前回までは、デジカメで適当に、本を撮影してました。
スキャナーがより確実にスキャンできるし、デジカメでとると湾曲したり、光が当たったり、補正が要るなど厄介なのですが、スキャナーで取る為に別のPCからやるのが面倒だった為です。このデジカメとスキャナーの話は別の機会にまたしたいと思います。
つまり、デジカメの画素数とスキャナーのDPI(解像度)とプリンター(解像度)の話です。
小学館版でも文庫と単行本の違いがあるよ。
まして角川文庫・完全版との違いはかなりあるのですが…
頑張ってください。
角川文庫・完全版もあるとは知りませんでした。
情報有難うございます。