社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

人生の目的(何のために働くのか)その2

2007-10-08 01:23:09 | セカンドライフ

以前に本タイトルで、書いたが、再度考えてみる。前回の中で2冊の本の紹介だけさせていただき、あえて中身も感想も書かなかった。理由は、この二つの本の内容(考え方)が、余りにも違うからであり、比較のしようがなかったからである。それじゃ何の為にその本を紹介したのか?あなたの考えはどうか?(前回一応私の稚拙な意見は書いてはいるが。。。)と言われそうだからです。

あくまで、私個人的の感想としては、五木寛之氏の考え方に共感するものであり、五木氏が本の中で書かれている「人生の目的はない。正直に言えは、人生の目的がわからない。人生の目的の第一歩は生きる事であり、何の為にという答えは後からついてくる。自分の運命と宿命を知り、それを受容して、なお生きる事。それこそが人生の目的ではないかと考え始めている。」に一番同感しました。
また、ブツダの思うにまかせぬ(逃れられない、自分では選べない)4苦(生・老・病・死)は決まっており、常に人は不平等でもある等絆(きずな)や金、信仰を交えての人生の目的について書かれている内容にも感服しました。
但し、出版がH11年の為、それから更に世の中が変化しており(自体は悪化)、いまだと更に暗い意見も書かれるかなとも思います。
つまり自殺者の増加や犯罪の増加で、氏が本の中で、最初の引用で親が子供と一緒に自殺した例が紹介され、最後には保険金欲しさに親が息子と殺す時代までなって来たと紹介があるが、つい最近の例では、逆に子が斧で親を殺したり、カミソリ事件等の無差別殺人が起きている背景、コンビニで万引きし、結果正義感の強い若者が、万引き少年に、殺された等、非常に末法的社会となっています。

<前回の紹介本>
「人生の目的」     :五木寛之:幻冬舎:H11年11月初刊発行
「何のために働くのか」:北尾吉孝:到知出版社:H19年3月初刊発行

※北尾氏の本は五木氏の書籍と本の内容や趣旨が違う為、あえて感想等も掲載しませんが、一言だけ言わせてもらうと、今の若い人たちの色々な課題に関しては、本人達の問題より社会(政府、大手会社、ゲーム会社、報道機関やもちろん親も含む)等の責任が重いと私個人では考えています。

話はかわりますが、派遣社員の話。
バブル崩壊後、会社が利益を出す為、正社員を取らず、いつでも切れる(調整できる)派遣社員で会社をまかなうようになった。果ては正社員とほほ同じ仕事をさせ、問題となった大手C社等、色々な問題が発生していますが、ところで派遣社員の大半は交通費をもらっていない事を皆さん知っていますか?年収が20才~35才の年収は約250万~300万程度と確か某新聞の記事(間違っていたらごめんなさい)、最も最近のタクシー業界でも大阪では、年収300万もいかないよとのことらしい(最近乗ったタクシーでの雑談で)。結局上記五木氏が述べているように、格差社会は依然としていつの世も存在し、ちょっと前の「一億皆中流階級」は、吹っ飛んだようだ!!!

さて、話を戻すと再度「人生の目的について」を考える前に、もっと身近なものを考えてみたいと思います。
それは、「自分が何の仕事がしたいか?」です。50を超えた人間が何をいっているのかとこれも笑われそうですが、実は私は2回の転職の経験(つまり会社もベンチャーで中規模、小企業と大企業)もあり、工場関係以外の仕事はかなり経験があり、40歳の頃3回目の転職(ヘッドハンティング)を受けた事があったが、健康(高血圧)で今の会社にとどまった。そのころから、ずっとこの自分は何の仕事をやりたいのかと考えて来た。「人生は一度だけ。それなら徹底的に好きな事をやろう」と言う記事(確かアップルのStev Jobs氏の記事だったと記憶)を読んだ時から、この命題(つまり、自分の好きな仕事とはなにか?自分は何ができるのか?自分の得意なのは何か?自分は何がやりたいのか?)をずっと考えているが、未だにその答えは出ていない。「人生の目標とは?」とか「生きる目的とは?」(これをかんがえるとどうしても宗教的な議論になりそうな気がします)より、「あなたは何の仕事をしたいですか?」が次のブログの新たな追加テーマとします。従って別途また、掲載させていただきます。
※先月で無事、定年退職を同じ会社(つまり当社)で且つ同じ部門で迎えられた方がいました。私は何人かの同様な人を知っておりますが、一つの会社で、同じ業種で同じ仕事ができる人は本当にすばらしい人達だと思います。幸せだったが同化の評価はその人本人の評価次第ですが、幸運とご本人の努力、我慢のたわものと思います。

 

 


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