竹内しげやす 市政チャレンジ日記

新米議員から四期目を向えて市政にチャレンジする奮戦記。
一歩一歩目標に向け前進する日々の行動を日記風に。

菜根譚前集53項 自他を見比べる

2022年10月26日 | 菜根譚
令和4年10月26日(水)
お早うございます。

今日は久し振りに「菜根譚」の教えを掲載いたします。
<前集53項 自他を見比べる>

人の境遇はさまざまであって、恵まれている者もいれば恵まれていない者もいる。
それなのに、どうして自分一人だけすべての面で恵まれることを期待できようか。
自分の心の動きもさまざまであって、
道理にかなっている場合もあればかなっていない場合もある。
それなのに、どうしてすべての人々を道理に従わせることができようか。
自他を見比べながらバランス感覚をはたらかせるのも、処世の便法なのである。

(原文)
人之際遇、有斉有不斉、而能使己独斉乎。
己之情理、有順有不順、而能使人皆順乎。
以此相観対治、亦是一方便法門。

人の際遇(さいぐう)は、斉(さい)なる有り、斉ならざる有り、而(しか)してよく己れをして独(ひと)り斉(さい)ならしめんや。
己れの情理は、順(じゅん)なる有り、順ならざるあり、而してよく人をしてみな順ならしめんや。
此れを以って相観し対治すれば、またこれ一の方便の法門なり。

人の身の上をみれば、満たされている人もあれば、満たされていない人もあるので、
どうして自分だけが幸せで良いものだろうか。
自分の思いが上手く実現する場合もあれば、そうでない場合もあるのに、
どうして人の思いだけが上手くいっていいものだろうか。
それらの関係をよく考えて対応するのも一つの方便なのだ。
つまり、何事にもバランスをとることが大切だということ。
言い換えれば、活人は中庸を生きているといえる。

<21世紀に残したい日本の風景百選53位 有明海 佐賀県、長崎県、福岡県>

長崎県諫早市から
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