昨日2021年2月15日夕方
猫のおぼろちゃんが急死しました
10年半の命でした
異変に気付いたのは前日の夕方
翌日9時
開店を待って動物病院へ
連れていきましたが
手の施しようがない病気で
そのまま自宅に戻り
夕方まで付き添っていました
おぼろちゃんは東京時代
野良猫だった子猫の時に
他の猫3匹 合計4匹を
保護して室内猫にした猫です
今回の事態は 獣医が言うには
その子猫時代に
ウイルスに感染して
発症したもの
という事でした
タワーに登れる猫は3匹だけ
でもタワーはおぼろちゃんの
お家でした
私はこの20年
野良猫の保護、里親探しを
してきました
保護して他に譲れない猫を
自宅に残したので
当然少々問題がある猫が
多いのです
1~2か月の赤ちゃんの時に
保護できた猫はまだよい方で
おぼろちゃんのように
1年近くたって保護した猫は
なかなか人なれしないことも多く
病気が潜在的にあったり
問題も生じやすくなります
だからこの時に保護した4匹のうち
本日現在で健在はもう2匹に
なります
しかもその二匹のうち1匹は
現在でも問題を抱えています
さて
おぼろちゃんはその野良猫の中で
もっとも私にもっとも早く慣れた猫です
おぼろちゃんがいたからこそ
その時に一緒にいた
4匹が同時保護できたとも
言えます
おぼろちゃんがいなければ
おそらく今まだ家にいる
ユリネちゃんとキワノちゃんは
野良猫で過ごすことになり
短命な猫生を生きなければ
ならなかったでしょう
一緒に保護されたゆりねちゃんと
一緒に窓際でくつろぐ
おぼろちゃんは
通い猫の時代にわたしの膝の上で
くつろいでいた猫です
でも手で抱えられる
抱っこは好きでなく
逃げ出します
でもナデナデされるのが大好き
近年は椅子の横の端で
いつも撫でられていました
ジャンプ能力が高く
パソコン机の一番上のテーブルや
キャットタワーは
おぼろちゃんの専用場所に
なっていました
キャットタワーで寝て
パソコン机が一人で
ゆっくり食事できる場所でした
おぼろちゃん専用のベット
いまはここは家主がいなくなりました
今おぼろちゃんは窓際の涼しいところに
安置されています
ときどきここで外を見ていました
保護されて以降
一度も外を歩くことはありませんでした
虫を捕まえるのも得意
昨年夏からエアコンを入れたので
昨年夏は大きな虫は中に
入ってこなくなりましたが
それまでは窓を開けていたので
大きな格子の隙間から入ってくる
バッタやチョウなどを
追いかけていました
家の中では地味な方の存在でしたが
10年一度も医者にかかることもなく
過ごしてきたので
一番長生きしてくれるかな!
と思ってきました
突然のことで信じられない気持ち
うちではもう一番若い猫でも
9歳になりますので
若い方の猫だったのです
残された猫はあと6匹
でももう高齢猫が多くなってきます
みんなで薪ストーブの前で
暖をとる猫たち
10年後にはこのままでは
猫は一匹もいなくなって
しまうでしょう
この20年
猫とどっぷりの生活を
続けてきました
室内猫にすると猫は
通い猫や外出入り猫とは
違います
猫の甘え方や愛情の示し方
などに気づいていきます
猫は私がその猫に接する時間の長さに
かかわらず愛情は他の猫と大きく変わる
ものでもありません
やっぱり別れはとてもつらいものです
雪が外では積もってしまったので
お葬式も伸びています
週末くらいにはお葬式を
することになるでしょう
いつもの通り棺の中は
お花をいっぱいにして
感謝のお手紙も入れます
10年間 幸せと楽しさを
いただいたおぼろちゃんに
感謝です
でも室内猫としては
短い猫生です
平均は15年と言われます
やっぱり長寿の20年近くを
一緒にいて欲しいものです
半分しか一緒にいられなかったのが
残念です
でも野良のままだったら
誰にも本当の愛情をもらえず
辛い野良猫で過ごしたであろうから
10年と短くなってしまったけど
それでも出会えて室内猫で
安心して過ごせたことは
本当に良かったと思います
皆さんももし野良猫を保護した
際にはそれが出会いの縁だと
思ってぜひ、自分ちの猫にして
野良猫を幸せにして
あげていただきたいと思います
おぼろちゃんはいつも行儀が
良い猫でした
*野良猫時代に猫ボランティアに
避妊手術をされていました
耳がカットされています
猫が亡くなるといつも思う事。
私が保護して、果たしてこの猫は
幸せに過ごさせてあげられただろうか?
多頭飼いの上、私はずっと多忙な
人生です。
ほとんど相手をしてあげられる余裕が
ありませんでした。
特にこの子たちは保護したときに
両親の自宅介護にぶつかり
ほとんど面倒を見てあげられませんでした。
両親の介護をするために実家に戻り
そのタイミングで4匹の野良猫を
保護しました。
猫たちは3階の部屋にほったらかしでした。
だからこの4匹はなかなか私になれませんでした。
2階が両親の部屋ですし、仕事場は1階でしたので、
寝るときくらいしか猫と一緒にいれられませんでした。
寝るときは、それ以前のマンション時代の猫が
私の布団に潜って寝ていたので、
この新たに保護された猫たちは、
布団に入ることもできなかった
のです。
だからこの4匹はだれもその後も抱っこできませんでした。
それでも、暖房、冷房の入った部屋で、ご飯だけ保証されました。
おやつも与えられることは少なかったので、
たまの缶詰入りのご飯が唯一の楽しみだったかも
しれません。
それでも野良のままなら、東京では交通事故のリスクは
極めて高く、餌もゴミあさりが中心。
人間の食べ残しでは、すぐに病気になってしまう
事でしょう。
ビクビクしながら、空腹で過ごす、野良猫生活は
とても辛いと思います。
もっと、、手をかけてあげられれば、、
と思うことはいつもですが、
自分でやれる範囲で、猫を少しでも幸せに、、
そう思っています。
長野に来て、3年半。
きっとおぼろちゃんはこの3年半が一番
幸せだったことでしょう。
それは残された6匹もきっと
同じでしょう!
左からクロちゃん
奥ココアちゃん
中 今は亡き チャチャ
手前 おぼろちゃん