みっちーの趣味な日々

美プラ、フィギュア、ガンプラ、マクロス、痛車、アイマス機、艦船といった模型の製作ブログです

A wakening of the Trailblazer 感想 メカニック編

2010年09月18日 | アニメ
ストーリーに続いて、劇場版ガンダム00のメカや戦闘関連の感想です。
これまたネタバレ満載なので、読んでも良いという方だけ続きをご覧下さい。


劇場版では得体の知れないエルスとの戦いで連邦軍やCBが徐々に追いつめられていくのに映画らしい緊迫感があり、今までのガンダムには無かった感覚で戦闘シーンを楽しめました。
地球側にとっては総力戦ということで、2ndシーズン終盤で脅威だった宇宙船ソレスタルビーイングのビーム砲が劇場版では連邦にとって心強い兵器になっていたりと、過去に登場した兵器の再利用が上手い。
なのにその強力なビームをエルスが無効化しちゃうからまた怖い怖いw

さて、ここからは各登場兵器について語ります。


一番カッコイイと思ったMSはガンダムハルートで、脚にガンダムキュリオスガストみたいなブースターを装備した状態に大興奮!
00Vも含めて過去のアレルヤ用ガンダム全部乗せなのが素晴らしい!!
マルートの6つ目は超兵が本気になったというのがガンダムの表情にも表れる良いギミックです。
見事に電池の汚名を返上をしてくれました。

ラファエルガンダムが背負っているものの正体は
セラヴィーガンダム
2ndシーズンのものと形は微妙に違っていましたが、ラファエル本体からの分離時にティエリアは「セラヴィー!」と言っていたので多分セラヴィーか、セラヴィーリペアあたりなのでしょう。
開発系譜図でセラヴィーからラファエルへの機体流用は示唆されていましたが、まんまセラヴィーとはw

ガンダムサバーニャは十機を超えるビットを使っての「乱れ撃つぜ!!」が熱い。
というかライフルビットⅡやホルスタービットが高速で飛び交っていて何をやっているのか目で追い切れないorz
でも、狙撃が得意な二ールを想定して作られたデュナメスやケルディムとは違い、早撃ちが得意なライル用の機体だというのが上手く表現されていました。

ダブルオークアンタは良くも悪くも来るべき対話のためだけに登場。
GNソードビットでエルスを駆逐するかと思ったが別にそんなことはなかったぜ。
でも00という作品のテーマを体現した機体として、対話のためのガンダムが居るのもアリだと思います。

ガデラーザはこれぞMAだという機体。
禍々しい形状にファングや大型キャノン砲、そしてイノベイターのパイロット。
コイツとCBのガンダムがガチで戦闘したら面白そうなのに、ストーリー上実現しないのが勿体無い・・・

ブレイヴやジンクスⅣといった量産機もしっかり活躍していました。
エルスから逃げるガンダムの救援にソルブレイヴス隊が駆けつけてエルスを蹴散らすシーンはかなり爽快です。
グラハム用のブレイヴには終盤で重要な役目があるのですが・・・ううっ、グラハム・・・!!
あんたすげぇ男だよ!!

刹那用フラッグやガンダムデュナメスリペア(?)なんてのも出てきてTVシリーズからのファンには嬉しいサービスです。
劇中劇で登場した金ジムはキット化に向けての最後の希望だと信じたい・・・!!


どのMSも2時間の中でそれぞれに見せ場があり、メカ好きとしては大いに満足できました。
ただ、物語の締めがハッピーエンドと言い切れない重苦しいハッピーエンドなので、映画を見た後にノリノリでプラモが作れるかというとなかなか難しいです。

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A wakening of the Trailblazer 感想 ストーリー編

2010年09月18日 | アニメ


本日より公開の「劇場版機動戦士ガンダム00-A wakening of the Trailblazer-」を観てきました。
早速感想を書きましたが色々ネタバレがありますので、読みたい方だけ続きをどうぞ。

今回はストーリー(というか敵の設定?)についてのおおまかな感想です。


観終わった直後の気持ちを正直に書くと、
「これガンダム00なの?」でした。

敵は異星体エルス。
人やMSや戦艦を浸食し、汚染します。
それはエヴァやファフナーの仕事であってガンダムがやることじゃないだろうとw

とまあ、上っ面だけを見ればこの映画はガンダムらしくありませんが、冷静に考えるとちゃんとガンダムになっています。

TVシリーズは人間社会の統一化が達成され、「来るべき対話」に向けて世界が動いていくという所で完結しました。
その世界の続きの物語として異星体との戦いが描かれるのは至極当然のことです。
続編だからといって新たに“人間の敵”を設定してもう一度地球でドンパチしたら、刹那達の今までの苦労は何だったの?ということになります。
ならばいっそ開き直って人間以外の敵と戦うのもアリでしょう。
TVでは「人と人とのわかり合い」だったのが、劇場版になって「人と異星体とのわかり合い」に変わっただけですから、ガンダムとしての本質は守られています。

刹那はエルスとの対話を終え、マリナの考えが正しいという結論にたどり着きます。
劇中ではこれ以上明言はされませんでしたが、武力で平和を得ようとする刹那の生き方ではなく、互いに理解して平和を求めようとするマリナの思想が正しかったということでしょう。
刹那は言葉が通じない相手と対話を成し遂げたわけですから、そこから出た答えには相応の説得力があります。
作品のテーマを明確にするという点においても、敵が異星体であることに意味はありました。


劇場版ガンダム00、なかなか深い作品でした。

メカや戦闘の感想は無茶苦茶長くなりそうなのでまた別の記事でw

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