センチメンタル

新橋の「郷土料理」店で20年前に店の女将が何気なく置いた大学ノート

出身高校別に分けられて、今では650冊。

今もなお、中高年のサラリーマンがお店の片隅で1人静かに書き込んでいたり

テーブルでは数名のグループが書き込みで盛り上がっている姿が見られるらしい

紹介された一部に

「社員に払うお給料もない」

「首になりました、明日故郷に帰りますが必ずまた戻ってきます」

と言うようなものから、故郷を懐かしむ内容までさまざま

どれもこれも、そこには作り物ではない人生があって、

読む人の心をつかみ、読む人に何らかの勇気と希望を与えてくれる。

時代に関係なく、人類が続く限り永遠に続くセンチメンタルだと思いました。




<Photo> 田園都市線駒沢大学駅