
東洋のサグラダファミリアと言えば、横浜駅。
もう半世紀はどこかしら工事中という少々揶揄自虐的なあだ名です。
2020年のオリンピックに向けて、急ピッチで整備中。
これに合わせて地図や史跡名所などの看板のリニューアルが進んでいます。
この一つ
横浜駅東口地下そごう入り口前のイベント広場付近に
新たにかけられた地図。
高層ビルが立ち並んで視界が遮られているためほとんどの人が普段意識していませんが、
横浜駅は海のそばにあって、周囲には川も流れているんです。
しかし、
この場所から山に向かって走れ!といわれても
難しいよ。
港町の例に漏れず、横浜は坂が急傾斜。
そして運河多しで、山に行くためにはどうしても橋を渡らなきゃならない。
震度7級の揺れと混乱の中で避難経路を確保するのは土地勘があっても難しいです。
7年前の震災、私はちょうど横浜駅でその時を迎えたのですが、
駅ビルから脱出後、自販機で水を確保しつつ徒歩で自宅へ(別の山側)向かった私たちは、
横浜駅に向かって続々と流れてくる人たちの集団といくつもすれ違いました。
三陸海岸とは少々異なる条件の横浜港ですが、津波がこない保証はないし、橋が落ちないとは限らない。
3.11、陸橋手前で急停車した京浜急行。

今は周知されなくてもアナログ看板は設置し続けててほしい。
自分がどこにいるのか、常に意識しておくことって大事。
別の意味でも、自分の位置がわからなくなってる人が多いこの頃ならなおさら!!
ネットがあるのにといわれても、電気通信網が遮断されたらただの箱。
アナログなら電源要らない。看板のあるところに人と情報が集まる。
そこからまた始まることができるかもしれない。
さて、くだんの看板です。
唯一、点字表記が見当たらなかったのでそこが残念!でした。
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