瀬戸市民言論広場

明るい未来社会をみんなで考えるために瀬戸市民言論広場を開設しました。

6月定例会一般質問 傍聴報告

2015年06月23日 | お知らせ
6月19日(金)

1.戸田由久議員「人事考課制度について」

市長が説明した職員意識改革や研修、配置転換により生じる成果は、
正当な人事評価制度が必要であるとの観点から、
人事評価制度の現状や個人へのフィードバックなどの施策、
さらに評価する側(評価者)訓練について質問した。
これに対し行政側は、高度化多様化する住民サービスに対応する高い能力が求められて改正された人事評価制度が
28年度より導入されることに伴い、瀬戸市は国の定める人事評価制度の能力と業績に態度評価を加えた3本柱とする。
しかし現状は評価結果の「バラツキ」を是正し、処遇への反映が問題であると答弁。
部の単位での評価者のバラツキ有無も検討しているとした。

伊藤市長は「仕事の目的と効果の認識が物足りないと感じている。
スピード感をもって運用マニュアルの見直しを示したい」と述べた。


2.朝井賢次議員「地域図書館・デジタルリサーチセンターについて」

地域図書館の現状やデジタルリサーチセンターの機能などを質問した。
これに対し行政側は、現在ある5ヶ所の地域図書館に加え平成29年度幡山地区に開設予定である。
デジタルリサーチセンターは子どもたちや生涯学習としての機能を果たしていると答弁。
朝井議員は地元出身のクリエイター育成が望まれると提言した。


3.山田伸夫議員「まるっとミュージアム・中心市街地活性化・労働人口増加の取り組みについて」

新たな「まるっとミュージアム」の展開や深川神社参道付近の活用、
企業家(起業家)の育成などを質問した。
これに対し行政側は、「まるっと」の理念である市民が主体となることを今後も進めていく。
中心市街地は重要であると認識、地方版総合戦略を作成中と答弁。


4.浅井寿美議員「小中学校のエアコン設置・コミュニティーバスの改善」

気温上昇傾向の影響による教室内の環境改善のため、エアコン設置が急がれるのではないか。
また障がい者、高齢者など交通弱者の移動援助、外出援助の観点から
コミュニティーバスの運行改善が必要ではないかと質問した。
これに対し行政側は、教室の窓を開けて扇風機を使用して環境は保っている。
教室内環境が直接原因での熱中症事例はない。
校舎老朽化も進んでいるので予算化は優先順位を考えて検討したいと答弁。
コミュニティーバスは今後の利用状況を見ながら効果的、効率的運行を目指していきたいと答えた。
乗り残し改善のため来年度から「こうはん線」は13人乗りを導入予定。


5.長江秀幸議員「鳥獣被害(イノシシ)対策について」

増えすぎた野生動物が与える農作物などの被害状況や対策を質問した。
これに対し行政側は、平成26年の被害金額は100万円超、330頭を捕獲した。
猟友会会員の高齢化、センサー付き箱なわ設置など問題点を検証していきたいと答えた。


6.西本潤議員「小中学校の適正規模、適正配置と学校選択制について」

市の西部、南部地域は生徒数増加、中心市街地や東部地域は減少傾向にあり、多くの問題がある。
この格差是正と適正配置について、また隣接学校選択制が有効活用されていない事例があるなどを質問した。
これに対し行政側は、学校区の見直しは必要であると認識しているが、地域住民の意向を十分考慮して
新たな配置計画を策定するとした。また学校選択制については見直しを検討したいと答えた。


7.伊藤賢二議員「喫煙対策の現状と対策について」

市の施設内全面禁煙の現状と課題、職員の喫煙対策を質問した。
これに対し行政側は、昼間の休憩時間以外の喫煙を禁止するまでは考えていないが、
喫煙による業務支障がないよう指導していく。また健康管理には十分注意していくように指導すると答えた。


8.石神栄治議員「第5次総合計画と次期総合計画との整合性について」

なぜ第6次総合計画の実施を1年延期するのか、27年から29年の3ヶ年で予定している事業実施はどうなるのか、
2つの交流センター建設予定についてなどを質問した。
これに対し行政側は、直接市民の声を聞き、ニーズを反映させるための延期であり、
28年度の空白を避けるために市民生活に必要な事業計画をするとした。
また下品野地域交流センターは27年度中に、新郷地域交流センターは28年度に建設着工する予定で、
新郷は住民からの要望があった図書コーナーも設けると答弁。


本議会傍聴受付人数は26人(議会事務局
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