瀬戸市民言論広場

明るい未来社会をみんなで考えるために瀬戸市民言論広場を開設しました。

近日投稿の予定テーマ

2020年08月18日 | お知らせ
近日投稿したいテーマ。

6次総の見直し・庁内組織改編・人事。

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夢のなかへ

2020年08月11日 | お知らせ
おい、おい、何を言ってるんだ
君が見ているのは液晶パネルだよ。
山の頂でも、海の中でもないんだよ。

おい、おい、何を言ってるんだ
君が聴いているのは電気信号だよ。
ピアノの音でも、チェロの響きでもないんだよ。

おい、おい、何を言ってるんだ
君が嗅いでいるのは化学物質だよ。
ラベンダーの匂いでも、ローズの香りでもないんだよ。

おい、おい、何を言ってるんだ
君の知ってる世界とやらはテレビの番組だよ。
人々の息遣いじゃないんだよ。

おい、おい、何を言ってるんだ
君が生きていられるのは必然じゃないんだ。
自由と環境が取り成した偶然なんだよ。

入場料と引き換えにキャラクターたちは歓待してくれたのだろう。
楽しかったかい。

おい、おい、君は一体何を知ったと言うのかな。

飢えたあの子も、牢獄に囚われたあの娘も、
みんな、みんな、夢の中なんだよね。

おやすみなさい。




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前稿(葉月は予算の季節)の追加

2020年08月03日 | お知らせ
総務省は令和2年度普通交付税額を決定した。
都道府県で不交付団体(財源不足なし)は東京都のみ。
愛知県不足額は975億1千3百万円(普通交付税額969億8千6百万円)で交付団体のなかで最少額である。

全国市町村で不交付団体は75団体、令和元年度より10団体減少した。
これは幼児教育と保育の無償化で自治体負担が増えたためとみられる。

愛知県内で不交付団体から交付団体となったのは、知立市・田原市・武豊町の3団体。
県内で令和2年度も不交付団体は豊橋市・岡崎市・碧南市・刈谷市・豊田市・安城市・小牧市・東海市・大府市・高浜市・日進市・みよし市・長久手市・豊山町・大口町・飛島村・幸田町の17団体。

瀬戸市の普通交付税額は23億3088万8千円で、令和元年度21億6188万3千円より増額となった。

総務省は新型コロナウイルスの感染拡大により、来年度はさらに不交付団体は減る可能性があるとしている。

以上 令和2年7月31日閣議決定より抜粋。
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葉月は予算の季節

2020年08月01日 | お知らせ
八月一日。
遅くなりましたが、きょうから夏休み。とは子供たちのこと。
行政にとって八月は『予算組み』の季節である。

総務大臣は、毎年度、交付すべき普通交付税の額を遅くとも毎年8月31日までに決定しなければならない(地方交付税法第30条)
普通交付税は基準財政需要額と基準財政収入額との差額である。
おそらく本市も次年度からの中期事業計画に着手し始めているだろう。

本市の財政問題は2年前に当ブログで解説したのでここで詳細は書かない。
2018年7月4日付 「論より数字」
同年 7月10日付 「論より数字第2回」
同年 7月18日付 「論より数字第3回」
同年 9月8日付 「まちの診断書第1部」
同年 9月9日付 「まちの診断書第2部」
同年 9月13日付 「頂門の一針」 
  *陶生病院の陶壁保存費として891万円が補正予算計上され、壁は割れたまま瀬戸サイトに保管されている。市長の横暴な税の使い方を断じた。
同年 9月29日付 「数字で論」

ご興味あるかたは当ブログバックナンバーで読んでいただきたい。

さて本市議会は予算決算準備会なるものを作っているのをご存じだろうか。
開設目的は、当初予算審査・決算審査に向け、予算決算委員会の分科会単位で、それぞれの審査における論点の抽出、具体的には、市民との意見交換会で得られた意見、一般質問で課題とされた項目などを踏まえ、分科会として問題意識を持ち、特に重層的に審査すべきと考えられる主要事業、重点事業及びその論点を抽出することを目的とする。
だそうだ。
9月定例会では決算審査が行われるのだが、この目的にある「論点」とは一体何を指しているのか、どのような概念で使っているのか理解に苦しんでいる。
施策事業は何らかの成果目的(それは市民生活であり社会変化であるのだが)を得るために歳出予算という税を投入し執行する。
中期事業計画は3か年なので、この期間の成果や進捗を1年ごとのKPI(Key Performance Indicator)で測定していく。

予算調製権は市長にしかない。
だから議会は上程された施策事業の成果目的(out come)と投入する歳出予算額の算出根拠、out comeとKPI指数値との整合性などを質し、執行部と共有化を図らねばならない。共有化できない事業については議会権限である「修正動議」を出すべきなのだが、筆者は本市議会で一度しかお目にかかったことがない。(今年10月1日から始められる障がい者現金支給についての条例改正)
事業執行後、in put されたことはどのようなあるいはどれくらいのout putが検出されたのか、それはKPI値に対し以上か以下か(above or below)、なぜそうような数値になったのかの分析と見解を質す。
そのうえで事業の継続廃止や次年度の歳出予算額の増減を執行部と議論する。
これが予算決算の大まかな流れである。

地方自治体の政治とは「予算という名の税金の使い方、使い道、を議論すること」これこそが2元代表制の根幹である。
限りある予算のプライオリティーを市長執行部とすり合わせるため、財政民主主義に基づき議論するのが地方議会の役割である。
思いついたかのような施策アイデアを競う場ではないし、そのようなものを政策提言とは言わない。
主な政策事業とは歳入予算の増やし方、あるいは減少の歯止めを目的とする。
自称専門家たちやメディアは目新しい事業アイデアをネタにしたがるが、その効果測定までは言及しない。

3回に渡り決算審査準備会があるそうなので、9月定例会での決算審査を注目してみよう。
 *第1回は7月27日
 *第2回は8月18日各派代表者会終了後に議員のみで開催
 *第3回は8月26日総務生活分科会、27日厚生文教分科会、28日都市活力分科会。各分科会とも理事者同席で開催

コロナ禍による次年度の税収納率が問題だ。
基準財政収入額でも、当初歳入予算額でもない。
実際に納付される税額が問題となる。

全額一般財源を使う政策事務事業の「経常的歳出」を認めてきた本市議会に、コロナ禍後の財政問題を議論できるや否や。
地方議会が決算審査をするころには、すでに次年度の予算調製が始まっている。
決算審査を通じて次年度の予算編成にどのような影響を与えられるのか。
議会の最重要職務である。

もう一度言う。
税の使い方、使い道を議論するのが市長と議会議員の職責。
決められた議案に従い、事務を行うのが職員の職責。
結果の責任を負うのは市民。

今回も読了いただきありがとうございます。




 
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