瀬戸市民言論広場

明るい未来社会をみんなで考えるために瀬戸市民言論広場を開設しました。

案の定です。

2021年04月28日 | お知らせ
本稿をアップするか否か迷いましたが、やはり書いておきます。

本市のコロナワクチン接種。
朝から市役所の代表電話は鳴りっぱなし。
ワクチン接種の所管ではない部署で市民からの電話対応。
本来の所管業務に支障がでていませんか。心配です。

市役所には「封筒届いたので持ってきたよ」と何人もの市民が訪れていました。
1階シビックモールに赤い矢印が・・。
進むと国保年金課のまえに相談窓口が設置。

あすから始まる接種の予約は大半がネット申し込み。
おそらく家族と同居か市内に家族がいる方が申し込めたのでしょう。

シティプロモーション課もまちづくり協働課も「市長直轄組織」
なぜワクチン接種の情報発信をこれら直轄課にも分担させなかったのでしょうか。
健康課はワクチン接種事業の所管です。
それだけで手がいっぱいのはず。
コールセンターも当初オペレイトを間違えていました。
これはオペレイターの責任ではありません。

そもそも85歳以上のかたで市役所のHPを見ているひとはどれくらいいると考えているのでしょうか。
なぜまちづくり協働課から瀬自連に協力してもらい、回覧板のようなかたちで地域に伝えようとしなかったのでしょう。
市民と役所の中間伝達の役割をなぜ地域にお願いしなかったのでしょう。

瀬戸市には75歳以上の単独世帯が約3000人います。
いわゆる独居老人です。
このひとたちがHPをみて、自分でインターネット予約できると思いますか。
よしんば予約できたとして、どのようにして体育館へ行けばよいのでしょう、帰りはどうすればいいのでしょう。

健康課、直轄組織や職員に責任はありません。
執行部のガバナンスに問題があると言えるでしょう。
縦割り行政の弊害かもしれません。



コメント

議会だより(追分通信版)

2021年04月24日 | お知らせ
議会は人事の季節になった。
この機に瀬戸市議会における委員会、議会役員等について再確認してみよう。

国会、地方自治体議会は委員会制度を執っている。
地方自治法第109条「普通地方公共団体の議会は、条例で、常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会を置くことができる」
②「常任委員会は、その部門に属する当該普通地方公共団体の事務に関する調査を行い、議案、請願等を審査する。」
③「議会運営委員会は、次に掲げる事項に関する調査を行い、議案、請願等を審査する。」
 1.議会の運営に関する事項
 2.議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項
 3.議長の諮問に関する事項
・・・
⑨前各項に定めるもののほか、委員の選任その他委員会に関し必要な事項は、条例で定める。

逐条解釈によれば常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会は、いずれも、必置ではない。
議会の委員会は議会の内部的な機関として構成されるもので、委員会は条例で設置される。条例には、主として委員会に関する組織及びその構成の方法について規定すべきものであり、議事手続に関しては、委員会に固有のものを除き、会議規則に一括して規定することが適当である。と記されている。

議員は、少なくとも一つの常任委員となるものとされ、複数の常任委員会には所属できないという所属制限があったが、その後の自治法改正で、議員の常任委員会への所属制限は撤廃され、委員の選任は、条例で、議会において選任することのほか、議長が会議に諮って指名することとなった。

議会運営委員会は上記にように自治法で所管事項が定められているが、常任委員会は各自治体議会でその名称、所管事項を条例で定める。
それでは、瀬戸市議会委員会条例を見てみよう。

第一条 市議会に常任委員会を置く。(常任委員の所属、常任委員会の名称、常任委員の定数及びその所管)
第二条 議員は、予算決算委員会のほか、少なくとも一の常任委員となるものとする。
 2.常任委員会の名称及び常任委員の定数は、次のとおりとする。
 (1)総務生活委員会 8人
 (2)厚生文教委員会 9人
 (3)都市活力委員会 9人
 (4)予算決算委員会 26人
 3.総務生活委員会の所管事項は、次のとおりとする。
 (1)市長直轄組織危機管理課の所管に属する事項
 (2)市長直轄組織まちづくり協働課の所管に属する事項
 (3)市長直轄組織シティプロモーション課の所管に属する事項
 (4)経営戦略部の所管に属する事項
 (5)行政管理部の所管に属する事項
 (6)市民生活部の所管に属する事項
 (7)消防本部の所管に属する事項
 (8)出納室の所管に属する事項
 (9)監査委員の所管に属する事項
 (10)選挙管理委員会の所管に属する事項
 (11)公平委員会の所管に属する事項
 (12)固定資産評価審査委員会の所管に属する事項
 (13)他の常任委員会の所管に属さない事項
 4.厚生文教委員会の所管事項は、次のとおりとする。
 (1)健康福祉部の所管に属する事項
 (2)教育委員会の所管に属する事項
 5.都市活力委員会の所管事項は、次のとおりとする。
 (1)地域振興部の所管に属する事項
 (2)都市整備部の所管に属する事項
 (3)農業委員会の所管に属する事項
 6.予算決算委員会の所管事項は、次のとおりとする。
 (1)予算に関する事項
 (2)決算に関する事項
第三条 常任委員の任期は、2年とする。ただし、後任者が、選任されるまで在任する。
 略
第三条の二 市議会に議会運営委員会を置く。
 2.議会運営委員会の委員の定数は、8人とする。
 略
第五条 常任委員、議会運営委員及び特別委員は、議長が会議に諮って指名する。ただし、閉会中においては、議長の指名によることができる。
 以下略

改選後2年が経ったため、今年は各常任委員会や議会運営委員会等の所属委員を選任する。
どのようにして所属委員を決めていくのだろうか。最終的な決定は上記条例第五条にあるように議長が議会に諮って指名するのだが。
そのまえに、
瀬戸市議会に限らず、およそ議会の運営は条例や規則だけで動かしているわけではない。
申し合わせ、慣行慣例(先例)に従い動かしていることが多い。
国会も、議院運営委員会がありながら「国会対策委員長会談」なる場で事前協議が行われる。
国会対策という委員会は国会法の定めにはない。
各政党の内部組織であり法的には非公式な位置づけなのだが、慣行慣例として現在も続いている。
運営面の利点だけではなく、事前協議で決めてしまう負の側面もあり『国対政治』といわれる。議院運営委員会の慣例に問題があるのだが、ここで記することではないので、話を瀬戸市議会にもどそう。

議員は所属を希望する委員会(一部事務組合議会も)を申出書に記入し議会事務局に提出する。
エントリーとよばれ今年の場合1回目の提出締め切りは4月27日(火)正午である。
委員選任のための調整機能が「会派別役職等比例割振」である。つまり委員会構成委員を会派人数で按分比例しようという申し合わせの慣行である。
現在の瀬戸市議会内の会派人数は、自民新政クラブ12人、公明党瀬戸市議団3人、共産党瀬戸市議団3人で、8人は無会派である。
按分比例すれば当然ながら各委員会は自民新政クラブの議員がもっとも多く選任される。
常任委員会は瀬戸市議会委員会条例の定めにより、無会派の議員も必ずいずれかの常任委員会の委員に選任される。
どの常任委員会にも属さないという市議会議員はいないということだ。

では議会運営委員会の委員選任はどうだろうか。
申し合わせにより、3人以上で構成される会派からの委員8人が選任されるとなっている。
つまり無会派の議員は議会運営委員会委員に選任されない(させない)という申し合わせである。

常任委員会はその所管事項を条例で定めて議員全員が必ず一の委員会委員になるので、会派人数の按分比例は合理性があると判断できる。
一方、議会運営委員会の所管事項は地方自治法に定められている。
この委員会委員に無会派の議員を所属させない、エントリーしても門前払いとする申し合わせに合理性は見出せない。
現在無会派は8人である。
「議会運営委員に選任されたいのなら会派を組めばいいじゃないか」という意見があるかもしれない。
しかし、瀬戸議会基本条例第6条「議員は、議会活動を行うため、同一の理念を共有する議員をもって会派を結成することができる。」「会派は、政策立案、政策提言等を行うための調査研究を積極的に行うものとし、必要に応じて会派間で調整を行い合意形成に努めるものとする」とあるように、会派結成は議会の運営や役員人事が第一義の目的ではない。

国会が会派を結成するのは、委員会での質問時間やどの委員会に所属できるのか等、議員活動に直接関連するからで、そもそも国は議院内閣制であり国会は国権の最高機関であって唯一の立法機関であると(憲法第41条)定められている。二元代表制の自治体とは議会の役割が異なる。
地方自治体、とりわけ市町村の議会議員の活動は「個」に基因している。
政権奪取を目的とした政党政治を行う場ではない(最大会派から首長が選出されるのではない)。

「現在でも議会運営委員会での協議事項については無会派の議員の意見も聴取している」という意見もあるだろう。
ならばなおのこと、議会運営委員会を会派所属議員で構成する合理性は希薄である。

議長選挙に先立つ所信表明の申出(議長になりたい議員)は4月30日(金)正午に締め切られる。
見てきたように、各委員会委員は議長が議会に諮って指名する。
現在の無会派の議員は8人もいる。
この事実を踏まえ、議会運営委員会委員を会派所属議員だけで構成することについて、所信表明する議員はその考え方、合理性を明確に述べるべきである。

再度明記しておきたい。
議会運営委員会の所管事項は地方自治法に定められているもので、議会の条例で規定したものではない。
地方議会議員は「個人」が活動の基因である。
地方自治法に会派という規定や解釈はない。
瀬戸市議会の場合、議会基本条例で定めている。
会派は共通の理念をもって政策立案、政策提言を行っていくのが結成する第一義のはずである。
全議員が必ず一の常任委員会に所属するのを決めるうえで、按分比例が合理的であるとするのは同意できる。
一方、議会運営委員会の委員選定を会派所属議員だけとすることに合理性は認められない。
条例も規則も手続きにそえば改正できる。ましてや申し合わせ(先例)などは改善できないはずがなかろう。

議会基本条例を有名無実としてはいけない。
実用してこそ制定した価値がある。
議長、副議長選挙の所信表明を予定している議員はこのことを熟考し演説するべきである。

今回も読了いただきありがとうございます。









コメント

お薦めです

2021年04月22日 | お知らせ
まもなくゴールデンウイークです。
GWと表記されますが、これは昭和27年に当時の大映が宣伝文句につくった和製英語です。
映画会社の広告用のことばなので、NHK(日本放送協会)は使いません。
春の大型連休と言ってます。
民放や新聞社は使っていますが。

さて一向に収まる気配のない新型コロナです。
遠方へのお出かけはひかえるひとが多いとおもいます。
そこでこの機に、当ブログをご覧のかたにぜひご一読されることをお薦めする書物を紹介します。

〇『まちづくり幻想』SB新書 本体900円
 木下 斉著
 木下氏は1982年生まれ、18歳にして全国商店街による共同出資会社を設立。
 「IT革命」は新語流行語大賞を受賞。一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンスを設立、
 内閣府地域活性化伝道師等の政府アドバイザー。
 サブタイトルはー地方再生はなぜこれほど失敗するのかーと刺激的です。

〇『子どもの参画』萌文社 本体3200円
 ロジャーハート著 
 2000年10月に日本語版が発行されました。
 ユニセフのプロデュースにより子どもの参画理論とその方法論をまとめた名著。
 ロジャーハートはニューヨーク市立大学の環境心理学、発達心理学の教授。
 子ども育成に限らず、SDG'sを考察するにも必読の書です。

〇『デモクラシーの整理法』岩波新書 本体840円
 空井 護著
 民主主義による国、自治体の統治制度は学びますが運用についてはよくわかりません。
 選挙があれば投票に行きましょう。若者は政治に関心を持ちましょう。といった風の標語ばかりです。
 近隣の国では激しい人民弾圧が今もつづいています。
 もろくて壊れやすい民主主義をどうとらえればよいのか、デモクラシーとはなにかを再考するうえで示唆に富んだ一冊です。

〇『市民政府論』岩波文庫
 だれもが社会科で習った人物、英国のジョン・ロックがあらわした政治論。
 名前は知っているが、読んだことはないかたも多いのでは。
 1968年(昭和43年)に岩波文庫版が出版されました。
 アメリカ独立宣言の原理的核心であり、日本国憲法の理念も多大な影響を受けています。
 日本国憲法前文にある「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって・・」(Government is a sacred trust of the people)の原理です。
 中古本はアマゾン等で検索してみてください。

次期(令和3,4年度)の常任委員会、議会運営委員会等、議会人事は決定次第お伝えします。

今回はこれにて失礼します。
コメント

中学英語教科書より

2021年04月13日 | お知らせ
Let's Talk about Famous people and Things

EX.

I like Fujii Sota very much.
He is a strong shogi player who won 29 games in a row from his debut.
This was a new record that made people excited.
He became a professional shogi player when he was 14.
It was the youngest pro in Japan.
I respect him.
コメント

April Fool's Day

2021年04月01日 | お知らせ
4月1日です。
新年度のスタートです。

コロナ禍で以前のような入社式(入所式)はやめている事業所も多いでしょう。
筆者は通年採用すべきという考えなので、リクルートスーツの新人がずらりと並んでの式典に関心はありませんが。

さて瀬戸市役所は人事の移動日であります。
「やっと移動が叶った」ひと、「今年も移動は叶わなかった」ひと、なかには「なぜ移動させられるんだ」というひともいるでしょう。
きょうから新たな部署に移った職員のみなさん、まことにご苦労に存じます。
特にまったく所管事務の異なる部署への移動は大変だとお察しいたします。

なにせ「たこ壺行政」で名高い瀬戸市であります。
他の部署で行われている事業内容はほとんどわからないままの移動であります。
人事異動は「転勤」どころか「転職」にちかい。という声を聴いたこともあります。

人事配置はトップからのメッセージです。
職員のみなさんはどんなメッセージを読み取ったでしょうか。
「まったくわからない」というひともいるかもしれませんねぇ。

さて議会のほうは所属委員会や役員人事の話題(うわさ?)が議員村でささやかれる季節です。
市民には聞こえてきませんが・・。
臨時会は4月30日召集告示、5月10日と11日に本会議が開かれる予定です。

余談ですが、
日本語のエイプリルフールは4月バカ、万愚節の日「罪のないウソなら言ってもいい」ことを指しますが、
英語のApril Fool's Day は「嘘に担がれた(だまされた)ひと」のことを指すのだそうです。

今回はこの辺で、失礼いたします。





コメント