せとまちブランディング
2月22日に始まった3月定例会は議案上程、代表質問、一般質問と進んでいきます。
1年で4回開かれる定例会で、当月の重要議題は「予算案審議」です。
予算大綱説明で発表された重点施策が「せとまちブランディング」でしょう。
筆者の知る限り「せとまちブランディング」という文言が登場したのは、『まち・ひと・しごと創生総合戦略』と『中期事業計画』です。
行政の政策担当に取材したわけではないので、あくまでも筆者の推測ですが、「ブランディング」は内閣府まち・ひと・しごと創生本部が地方版総合戦略の政策パッケージに掲げたメニューのひとつ、「ローカルブランディング」を参考にしたのだろうと思います。
政府の提唱するところは、地域に豊富に存在する観光資源、農産品や伝統工芸といった地域産品や自然などの地域資源を活用した、域外から「稼ぐ力」の強化を目指し、地域一体となったマーケティング、販路開拓を進めていくために諸種取り組みを進めること。です。
その取り組みとは、
1.観光地経営の視点を持った観光地域づくりを推進し、地域全体としてのブランディング戦略の確立を図るため、日本版DMOの設立を加速し、戦略的マーケティングを広める。また日本版DMOを核とした外国人観光客向け環境整備を集中的に進め、観光主導型地域経済発展モデルの基礎を確立する。
2.地域産品独自の中規模の市場確立に向け、地域産品の連携を促し、地域産品のブランド化、新たな中規模市場の販路開拓等に取り組む、官民にまたがるモデル的な地域商社の設立を加速するとともに、海外発展も含めた地域産品に向けた様々な取り組みを広め、物流能力の向上等環境整備を進める。
3.地域資源を活用した商材の磨き上げや海外販路開拓及び観光・地域特産品等の情報発信の強化により、ローカル・クールジャパンを推進する。あわせて、日本版DMOと連携した地域金融等による民間事業化支援についての検討を促す。
日本版DMOとは、様々な地域資源を組み合わせた観光地の一体的なブランドづくり、ウェブ・SNS等を活用した情報発信・プロモーション、効果的なマーケティング、戦略策定等について、地域が主体となって行う観光地域づくりの推進主体。
DMO=Destination Management/Marketing Organization
(内閣府まち・ひと・しごと創生本部HP参照)
瀬戸市は「瀬戸の強みや魅力を再発見して新たなまちづくりに取り組んでいくことを『せとまちブランディング』と名付け、住みたいまちを目指していく」としています。
(広報せと3月1日号や市HPをご参照ください)
市は紹介した政府の提案政策をそのまま遂行していくのではなく参考にするのだと思います。
わたしたちも考えていきましょう。
あなたにとって「瀬戸の強さ」、「瀬戸の魅力」は何ですか。
モノだけではないでしょう。コトもヒトも除外ではないはず。
『せとまちブランディング』とは・・。
市民も議会も交えての命題としたいですね。
最後に筆者が指摘したいのは、これは「政策事業」であるということです。
政府のいう「稼ぐ力」の強化策のはずであり、ふるさと自慢で終わってはいけません。
『Seto Machi Branding』が『Seto Machi Blinding』とならぬよう・・
注目です!!
2月22日に始まった3月定例会は議案上程、代表質問、一般質問と進んでいきます。
1年で4回開かれる定例会で、当月の重要議題は「予算案審議」です。
予算大綱説明で発表された重点施策が「せとまちブランディング」でしょう。
筆者の知る限り「せとまちブランディング」という文言が登場したのは、『まち・ひと・しごと創生総合戦略』と『中期事業計画』です。
行政の政策担当に取材したわけではないので、あくまでも筆者の推測ですが、「ブランディング」は内閣府まち・ひと・しごと創生本部が地方版総合戦略の政策パッケージに掲げたメニューのひとつ、「ローカルブランディング」を参考にしたのだろうと思います。
政府の提唱するところは、地域に豊富に存在する観光資源、農産品や伝統工芸といった地域産品や自然などの地域資源を活用した、域外から「稼ぐ力」の強化を目指し、地域一体となったマーケティング、販路開拓を進めていくために諸種取り組みを進めること。です。
その取り組みとは、
1.観光地経営の視点を持った観光地域づくりを推進し、地域全体としてのブランディング戦略の確立を図るため、日本版DMOの設立を加速し、戦略的マーケティングを広める。また日本版DMOを核とした外国人観光客向け環境整備を集中的に進め、観光主導型地域経済発展モデルの基礎を確立する。
2.地域産品独自の中規模の市場確立に向け、地域産品の連携を促し、地域産品のブランド化、新たな中規模市場の販路開拓等に取り組む、官民にまたがるモデル的な地域商社の設立を加速するとともに、海外発展も含めた地域産品に向けた様々な取り組みを広め、物流能力の向上等環境整備を進める。
3.地域資源を活用した商材の磨き上げや海外販路開拓及び観光・地域特産品等の情報発信の強化により、ローカル・クールジャパンを推進する。あわせて、日本版DMOと連携した地域金融等による民間事業化支援についての検討を促す。
日本版DMOとは、様々な地域資源を組み合わせた観光地の一体的なブランドづくり、ウェブ・SNS等を活用した情報発信・プロモーション、効果的なマーケティング、戦略策定等について、地域が主体となって行う観光地域づくりの推進主体。
DMO=Destination Management/Marketing Organization
(内閣府まち・ひと・しごと創生本部HP参照)
瀬戸市は「瀬戸の強みや魅力を再発見して新たなまちづくりに取り組んでいくことを『せとまちブランディング』と名付け、住みたいまちを目指していく」としています。
(広報せと3月1日号や市HPをご参照ください)
市は紹介した政府の提案政策をそのまま遂行していくのではなく参考にするのだと思います。
わたしたちも考えていきましょう。
あなたにとって「瀬戸の強さ」、「瀬戸の魅力」は何ですか。
モノだけではないでしょう。コトもヒトも除外ではないはず。
『せとまちブランディング』とは・・。
市民も議会も交えての命題としたいですね。
最後に筆者が指摘したいのは、これは「政策事業」であるということです。
政府のいう「稼ぐ力」の強化策のはずであり、ふるさと自慢で終わってはいけません。
『Seto Machi Branding』が『Seto Machi Blinding』とならぬよう・・
注目です!!