昨日、東山の方を通って来ましたが、県外車で渋滞でした。
駐車場も満杯。 バス等で行かれた方がいいですよ。
そこで今回はお盆に帰省した方に、ちょっと遠出のドライブに最適な金沢市湯涌にある竹久夢二館の紹介です。
金沢市と竹久夢二の関係につきましては、ほとんど無いですね。
湯涌温泉に泊まりに来たそうです。
いわば夢二の奥さん岸たまき(他万喜)さんは金沢の人だったので、里帰りといった処。
ところが湯涌温泉に連れて行った女の人はたまきさんでなく、笠井彦乃という女性。
女たらしの夢二らしいですねって、これは金魚のやっかみです。持てる男が羨ましい。
で、前の市長が湯涌の出身なので、湯涌温泉に何か市の観光施設をと要望して作られた物。
夢二も一度しか来てないと思いますけど、このあたりは後日機会があればご紹介させて頂きます。
(夢二はもう一度深谷温泉に来ていました)
なお、全国各地に夢二館はありますから。
竹久夢二は、大正5(1916)年から7年にかけて京都で過ごしました。
京都時代は、彼の画業において「壮年期」ともいえる重要な時代です。
親友・堀内清(1890-1976)を通じて知り合った笹舟は、夢二の気持ちに寄り添う「好(よ)き友人」であり信頼できる印刷所の主人として、夢二と深い親交を重ねました。夢二が下絵を描き清文堂が印刷した木版刷りの絵封筒・便箋などは、大阪「柳屋」や京都「つくし屋」で販売されて人気を呼び、大正9年には名作《宝船》も制作されています。
一方で、笹舟は印刷技術や浮世絵の研究、日本各地の民謡の調査を行い、雑誌『すりもの』を発行するなど幅広く活動しました。清文堂資料からは、野長瀬晩花(のながせばんか)(1889-1964)や入江波光(いりえはこう)(1887-1948)など京都画壇に新風を吹き込んだ芸術家との関わりもうかがえます。
夢二作品を多く含む笹舟旧蔵品と清文堂資料など、あわせて約660点は、笹舟の長女・清水はつ代(1918-2007)氏によって保管されてきましたが、平成23年度に「清水はつ代コレクション」として夢二館に寄贈され、これを記念して、当コレクションを初めて一般に公開するそうです。
会場では、夢二が笹舟のためにその愛嬢・清水はつ代氏を描いたという《少女之図》や初公開とみられる《夏の夕》、夢二を支えた最愛の女性・笠井彦乃(1896-1920)が描いた日本画《御殿女中》など約100点を展示します。
なお、近くに総湯白鷺の湯もあります。
総湯の料金は大人(中学生以上):350円、中人(小学生):130円、小人(乳幼児):50円です。