セロ弾きのゴーシュ  

    ~思い出はゆりかご~

【一人旅】の徳島(6)~大塚国際美術館~1F・2F

2019-11-19 07:39:14 | 

おはようございます。

大塚国際美術館を連日ご紹介していますが、今日でおしまいです。(笑)

1F・2F(現代、テーマ展示)はピカソとシャガールを念入りに観てきました。

ゲルニカは壁一面(原寸大)に展示されていて、迫力がありました。

ゲルニカはピカソがわずか一か月で完成させてパリ万博に出品した作品だそうです。

ピカソの絵はオーラがありますね。

シャガールの絵も何点か観てきました。

不思議な世界観が素敵です。

  ◆

さて、ここで大塚国際美術館のことを少し書いておきます。

大塚国際美術館は大塚製薬の創立75周年記念事業として設立されたものだそうです。

大塚製薬で思い出すのは飲料のオロナミンCです。

大塚グループの一つ大塚食品のボンカレーもお馴染みのものですね。

お土産コーナーにはレトルトカレーやオロナミンCも並んでいました。

なぜ大塚製薬さんが美術陶板の開発に着手したのか?

紀伊水道に面した白砂海岸の一握りの砂を社員が持ち込んだことから始まっているそうです。

この砂でタイルを作りたいと。

小さなタイルから始まり、次第に大きなタイルが出来、ついには1m角のタイルを作っても歪みや割れが一つもなかったそうです。

これは素晴らしいということで、さらなる技術開発のために滋賀県信楽町(現在、朝ドラで放送中のスカーレットの舞台です)の近江化学陶器株式会社と大塚が合弁して大塚オーミ陶業株式会社を設立したそうです。

けれども昭和48年のオイルショックで、会社は設立したものの操業が出来なくなり、陶板に絵を描いて美術品の方に移行していこうということになったそうです。

まずは尾形光琳の「燕子花(かきつばた)」を作ったそうです。

1m×3mという大きな陶板を焼き、それを数枚並べるという方法。

色の追求も行い、2万点に近い色を開発したそうです。

ついにはピカソ、ミロなどの有名絵画を陶磁器に、しかも原寸大に複製したというのは世界にも例を見たことがないそうです。

そして、陶板に絵を焼き付けることで永遠に変色なしに保存が出来ることが最大の強みです。

永年、大塚が徳島県にお世話になったお礼のために、是非とも徳島の鳴門海峡に西洋の名画のみの美術館を造って、皆さまに見ていただくという考えで大塚国際美術館が設立されたそうです。

徳島出身の米津玄師さんが去年の紅白で、この美術館で歌ってから、さらに美術館の人気が上がったそうです。

本当に素敵な美術館でした~♪

私が買ってきたお土産の一部です。

せっかく陶板絵画の美術館に来たのだから、一枚欲しいなと思って物色しました。

焼失したゴッホのヒマワリの絵と最後まで迷ったのですが、無名に近いヒュー・ゴールドウィン・リヴィエールの「エデンの園」を買いました。

一度見たら、どうしても気になってしまって。。。

主人と私みたい!なんてね。全然違いますが。。(笑)

でも、何だかビビッ!と運命を感じて。

素敵な箱に入っていましたよ。

クリムトの接吻とフェルメールの真珠の耳飾りの少女のエコバックは娘たちや妹へのお土産にしました。

孫たちにはゴッホの絵のトランプ。あとはお菓子色々です。

お土産は大塚国際美術館から宅配で送ってもらいました。

ここ数日、大塚国際美術館の記録にお付き合いくださった皆様、ありがとうございました。

夕方5時過ぎ、ホテルの部屋から大きな満月が見えました。

私のカメラではこれが限界。

肉眼で見た月は、それはそれは大きくて綺麗で感動しました~♪ 

充実の一日が終わりました。

まだまだ旅の記録が続きます。(笑)

よろしくお願いいたします。


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