またまた映画「ファントム・スレッド」から、お料理の話題におつきあいください。
レイノルズがアルマに初めて会ったのは、休暇で訪れた海辺の町の小さなホテル。このヴィクトリア・ホテルは、北イングランドのノース・ヨークシャーという場所に実在するそうです。(BBC.com) いつも"朝食は軽く"と言っているレイノルズが、この時ばかりはたくさん注文していたのがおかしかったです。^^
注文の中に聞き慣れない料理があり、後で調べたらウェルシュ・ラビット(Welsh rarebit)というウェールズの料理とわかりました。(VULTURE) 昔ウェールズを車で旅したことがありますが、このお料理は知らなかった...。(ジョークで)ウェールズ人は貧しいからウサギの代わりにチーズを食べたとか^^; 諸説あるようです。
本来は、からし粉・ギネスビール・チェダーチーズ・ウスターソースなどを混ぜて、パンにのせて焼くようですが、私は簡単にアレンジして、パンにマヨネーズと粒マスタードをぬり、とろけるチーズをのせて焼きました。そしてレイノルズと同じく、ポーチドエッグをのせ、ソーセージとベーコンを添えました。
ノース・ヨークシャーでは映画の影響で、ウェルシュ・ラビットにポーチドエッグとベーコンをのせるスタイルを、”ヨークシャー・ラビット”と呼んでいるそうです。ボリュームたっぷりですが、ポーチドエッグからとろりと流れる黄身がチーズやマスタードに合って、おいしくいただきました♪
さらにレイノルズは、スコーンも注文していました。小麦粉・ベイキングパウダー・バター・グラニュー糖・豆乳を混ぜて作った生地を冷凍庫で扱いやすくなるまで寝かせ、半分は円型で抜き、残った生地はラフに丸めて焼きました。私はラフに丸めた方が素朴な感じがして好きです♪
レイノルズは、ジャムはストロベリーではなくラズベリーを、と言っていましたが、私は前に作ったルバーブのジャムにしました。
ルバーブは見た目はフキ、味はレモンに似たフルーツです。素朴で野生味があるところが好きで、毎年この時期になるとジャムやお菓子を作ります。
全部同じに見えますが、右の2つはルバーブ&ストロベリージャム、左はルバーブだけで作ったジャムです。今回は赤みの強いルバーブだったので、赤いジャムになりましたが、緑色っぽくできることもあります。
スコーンにはジャムのほかに、クロテットクリームを添えるのが定番ですが、私は家にあったホイップクリームを添えました。スコーンは食べる前に軽くグリルで温めて。外はサクッ、中はしっとりおいしくいただきました。
私はウェルシュ・ラビットとスコーンを別の日にいただきましたが、レイノルズはこれを一度に食べたのです。いくら何でも食べすぎでしょう...。(-_-;)
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