長い長いハイタッチ列だった。
本当に長い列だった。
二ノ丸広場を一周するどころか、本当に東門の方まで行き、さらにそれから東庭園の方までぐるっと回っていたらしい。
雨でもこれだけの人が集まる名古屋おもてなし武将隊という隊は、本当に愛されてるんだなあと感じる。
これはすでにハイタッチ列が半分くらいすすんだところから撮ったもの。それでもまだ半分くらいなのだ。
まずはぐるーっと二ノ丸広場を一周。それでもまだまだ並べてない人が大勢いる。
私などはいったい最後尾がどこなのか、いったい列がどこでどうなってるのかまったくわからなかった。
あたふたしながらそれでもなんとか列らしきところに並べたはいいが、まだ並べてない人はどこに並んだらいいのか右往左往している。
それを見た信長様が、先陣切って動き出した。
秀吉様を呼び指示を出した後、列らしきところに飛び込んできて列と列を合体させる。
その後中央に戻ってあれこれと。これができるのが名古屋おもてなし武将隊の長たる信長様。さすがである。
そんな信長様のもとに、反対側で列整理をしていた利家様がやってきて、状況説明したりしていた。
その間清正様は信長様の後ろに立ち、傘を差し掛ける。
そのうちご自分の旗を手に取り、やおら最後尾へと動き出した
その姿を認め、信長様は、清正様についていけと指示を出した。
そんないつもどおりの、自分が今まで見ていた武将隊の姿そのままを見たものだから、出立式という感覚がよくわからなくなった。
そのおかげかな、笑顔で送り出せたのは。
『ありがとう』と『これからもよろしく』
これだけは必ず言おうと思っていたことを言うことができたから。
ハイタッチを終えて座談みたく少し話してくれるかなと待っていたら、急にざわめきがおきた。
なにごとかと思ったら、どうやら不離威騎!を歌ってくれるみたいだと。
スタッフさんが準備に入ったと、友達が教えてくれた。
私のいたところからは見えなかったから、教えてくれたことに感謝した。
雨のために、やろうと思っていたことが半分もできなかったんじゃないかと思う。
だから雨があがったハイタッチ会後に不離威騎!を歌ってくれたんだろう。
聴きたかった不離威騎!。
観たかった不離威騎!。
本当に楽しそうに歌い、踊るみんなを見るのがたまらなく嬉しかった。
雨の上がった名古屋城。正門から入ってすぐの金シャチ付近に花道ができる。
観光客の邪魔になるかもしれないと思ってはいても、申し訳ないが今だけは許してほしい。
歩いてきた隊の先頭に踊舞さんがいた。
大道芸の一つだというすたすた坊主をやりながら。
「皆の者~道をあけよ~!のっぶなが~さまっのおっとおりだっ♪」
そんな踊舞さんの後を信長様を先頭に武将たちが歩いてくる。
秀吉様の「みんな笑って過ごしてちょーよ」って言った直後に、家康様が「アッハッハ」と空笑い。
思わずつっこむ秀吉様。
信長様がそれ見て「ガハハ」と笑っていて。
・・・最後にそんな光景を見ることができて、なんだかそれだけで幸せだった。
亀吉さんは安定の最後尾でキメ顔してたし(笑)
正門を出たところでは最後の退陣待ちをする人たちで両側に列ができていた。
爽やかな笑顔で家臣たちの顔を見ながら出ていく出立組。
その後で残留組が陣所を出ていった。少し苦しそうな表情をしていたように見えたのは、間違いじゃないと思う。
それでも、それでも残ってくれた皆様にこれからもついていく。
そして出立していった皆様にはただ一言を。
たくさんの、本当にたくさんの幸せをありがとうございました。
なんだか立ち去りがたくて、しばらくその場所を動けなかった。
友達としゃべったり写真を見たりして。
見送る桜はとても綺麗だった。
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