新宿西口・思い出横丁（しょんべん横丁） ラーメン「ふじしん」の動画（1991年11月）

※YOUTUBEコメ欄にて、この店が「しょんべん横丁火災の火元」と述べているものがあるが、間違っている。1999年の火事の火元は、すぐ隣のラーメン屋「かわち」であって、「ふじしん」ではない（当時の新聞記事を読めば判る）。「ふじしん」関係者の名誉の為に、ひと言申し添えておく。
⇒2016.5．9追記
当該コメントは、既に削除されている模様。とりあえず良かった…。

当ブログをよく読まれる方ならご存知かもしれないが、私が1990年代にパチンコ、パチスロを頻繁に打った「ホームグラウンド」が、東京・新宿である。

特に足繁く通ったのが歌舞伎町のパチ屋だが、その他にも、西口の大型店「ジャンボ」（現存）や「ニューミヤコ」（閉店、現在は「カレイド新宿」）など、新宿大ガード近くのパチ屋にも多く足を運んだ。


（新宿ジャンボ）


（新宿ニューミヤコセンター）

で、ジャンボやニューミヤコで一勝負した後、ちょっと小腹がすいた時には、向かいの「思い出横丁」（しょんべん横丁）でラーメンや蕎麦・うどんなどを食べていた。（この事は、以前の記事でも触れた。）



あの横丁の一角では、当時「ふじしん」「かわち」「三角」「岐阜屋」「若月」といった、昭和チックな味わい深い老舗ラーメン店が営業していた。しかし、1999年の火災により、多くの店が閉店を余儀なくされた。現在では、岐阜屋と若月の2軒が営業を続けている。なお、「三角」については、数年前に目白で営業を再開したとの事である。


さて、私は1990年代のパチンコシーンを様々な角度から取り上げているが、情報収集の為に、ユーチューブなどの動画もこまめにチェックしている。自分でいうのもなんだが、サイバー警察のネット捜査並みのチェックを、日夜行っているのだ。

昨年（2011年）の7月、90年代の新宿のパチ屋映像をユーチューブで検索中、たまたま1991年当時の新宿・思い出横丁のラーメン店内部を撮影した動画を発見した。それが、冒頭の動画である。「ふじしん」という角地のラーメン店で、ベテラン職人が見事な腕前でチャーハンを作っている姿を捉えた、貴重な映像だ。

1年前に発見した動画を、なぜ今頃紹介するかについては、かなり個人的な理由になるので、ここでは明言を避ける。

この動画の投稿者は、恐らくイタリアの方と思われるが、当時、日本を訪れた際の記録映像であろう。大変貴重な動画の投稿に心より感謝するとともに、この動画を探し当てた自身の努力も誉めてやりたい。

因みに、当時の店舗の位置関係であるが、青梅街道側の左角が「ふじしん」、その隣が「かわち」、さらに隣が「岐阜屋」、かわちの向かいが「三角」、そして、ふじしん裏手の青梅街道沿いでは、「牛若家」という牛丼店が営業していたと記憶する。「三角」の奥にもラーメン屋が一軒あった筈だが、残念ながら店名は失念（追記：三角の左奥にあったラーメン屋は「かわち亭」と判明（冷やし中華を出す店））。

この懐かしい動画を見る度に、新宿界隈のパチ屋を幾つもハシゴしていた21年前の光景が、鮮明によみがえってくる。



新宿思い出横丁・青梅街道沿いの一角。画像左のホルモン料理店がある場所が、「ふじしん」の跡地である。1991年当時、数多くのラーメン店が軒を連ねたこのエリアも、今では岐阜屋だけになってしまった。横丁中央付近では、若月も営業。また、鰻屋の「うな丸」跡地に「喜多方ラーメン坂内」が昨年オープン。