マルホンの新要件デジパチ「ジャングルハウス」。
お得意のカラードットデジタルを採用。この時代のマルホンは、デジパチ、権利モノ、ハネモノの別を問わず、こういったドットデジタルを前面に押し出していた。
CR機が台頭し、保留連チャン機が鳴りを潜めた当時、本機は「現金機期待の星」として注目された。
★1996年(平成8年)登場 (但し、1995年10月、愛知のマルホン直営店に先行導入)
★大当り確率…1/223
★出玉…約2100個 (アタッカー9カウントの為、出玉は少な目)
★大当り絵柄…15種類 (0~9、ライオン、カバ、ゴリラ、ペリカン、ターザン)
★時短機能搭載…大当り後の抽選で、ドット画面に「〇」が表示されると時短に突入。
「〇」出現により、小デジ回転時間が短縮され、電チュー開放時間も延長。次回大当りまで、持ち玉を減らさずに遊戯できる。以後、抽選で「×」が表示されるまで、時短は継続する。
先行機「ファンキードクター」と同じ時短システム(コチラは天使⇔悪魔)だが、確率、出玉、継続率などは大きく異なる。
大当り確率 出玉 時短突入率 時短継続率 平均連チャン数
ジャングルハウス 1/223 2100個 2/15 2/3 4回
ファンキードクター 1/53 300個 1/15 14/15 16回
こうしてみると、ファンキードクターの時短継続率は破格である。もちろん出玉は少ないが、非常に夢のあるスペックといえる。
ただ、あまりに長く続いてしまうと、止めるにやめられなくなるのが「欠点」(?)だ。故・田山プロのように、ファンキーの時短台をエイッと捨てられる思い切りの良さは、流石になかったので…。
そういう意味では、確率も甘めで出玉もあり、67%と適度に時短が継続するジャングルハウスは、バランスのとれたゲーム性だったのではないか。むろん、「2/15」という高いハードルはあったが。
★リーチアクション
マルホン独特の「荒い」ドットによるリーチ演出は、一部マニアの心をグッと掴んだ。個人的にも、かなり好みのアクションだった。
デジタルは、基本「左⇒中⇒右」の順に停止。デジタルは、停止する直前に高速⇒スローに切り替わるが、この時、中デジが左に対してマイナス1コマなら、リーチが確定する。事前にリーチ予測が出来るのが気持ち良かった。
また、左・中が同出目だった場合も、中デジが一コマ戻ってリーチになる事がある。通常停止よりも、戻りアクションからのリーチの方が、信頼度は高い。
・ノーマル…リーチ後、右デジが普通にスクロールする。信頼度は低いが、当る事もある。
・小ザル出現…右デジタルがスクロール中、サウンドが変わって中デジ上方から小ザルがロープを伝って下りてくる。スーパーに発展すると、サルが右デジを蹴っとばしたり、高速回転する右デジを横から押さえ付けたりと活躍した。但し、何もせず引き揚げてしまう「怠け者」のサルもいた。
・全回転…デジタルが高速⇒スローになる瞬間、左右がゾロ目になっていればチャンス。何も起らず普通に外れる事もあるが(←結構くやしいパターン)、デジタルが停止せず、一瞬高速回転に切り替わった後、再びスローで回り始めれば、全回転リーチのスタート。「全回転」と言っても、3つ揃いの状態ではなく、左右デジタルのみ揃った形で、中デジタルが左右を追いかけながら、ジリジリとスクロールしていく。信頼度の高いアクションだけに、外れた時のショックは大きい。
当時、新百合ヶ丘駅「Z」の2階で良く打った。この店では、朝のタイムサービスとして、開店~11時までは全台無制限になっていた。このチャンスを活かさない手はなく、朝一から積極的に狙ったものだ。
2/15の時短は簡単には引けないが、元の確率が甘めの為、単発だけで箱を積むこともあった。もし、朝イチ最初の当りが時短だったりしたら、脳内では既に10箱以上積んだ気になっていた。
それだけに、せっかく引いた時短がワンセットで終わったりすると、心底腹が立ったものだ。まぁ、33%の確率は、結構引く時には引くのだが…。
閉店間際まで打つと、時短を取り切れないので厳禁と言われたが、ギリギリの時間まで粘った記憶がある。このテのドットデジタルは、いくら長時間打っていても飽きが来なかった。
そんな訳で、90年代中期の名機「ジャングルハウス」。是非もう一度打ってみたい、思い出の一台である。
記事の内容が懐かしくて、、、
自分も向ヶ丘遊園のパチンコ遊園、町田のエース、桃太郎、町田センター、などなど
香ばしい香りがするホールの常連でした。
時期的に考えるとお会いしてるかもしれませんね!
これからも懐かしい記事楽しみにしてます(^_-)-☆
他にフィーバーゴーストもありました。