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まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

平成2年某月某日@西武新宿駅前

2012-09-01 02:11:47 | 90年代パチンコ店マップ

(今回も、極めて地域限定なネタ…)

今から22年前、平成2年当時の西武新宿駅前マップ。見る人が見れば、かなり懐かしい筈だが…。2012年の現在とは、大きく様相が異なる。角のマクドナルド西武新宿店は、今も健在2012年6月30日をもって閉店との事。また一つ、思い出の店が消えた。

(C)Google

西武新宿駅前の象徴でもあった、マクドナルド西武新宿店(閉店)。この店の左右を通る「西武新宿駅前通り」と小さな路地が、今回の話の中心である(右はエスパスタワー)。

(C)Google

現在の「新宿医院」付近。奥に、エスパスタワー店の通りがある。

 

「エスパス新宿タワー店」という巨大な店舗が出来る以前、西武新宿駅前の一角には、昭和チックな小店が数多く立ち並んでいた。

(1990年頃の西武新宿駅前。「ワールド」と書かれた金融会社の赤い看板の下が、当時のマクドナルド西武新宿店。右隣の大きなビルは、横浜銀行新宿支店が入っていた「JUKIビル」。今は、エスパスタワーに変貌している。当時、この二つの建物の間の路地で、パチ屋巡りをしていた。)

 

90年代後半以降、歌舞伎町の浄化運動が進み、大手のエスパスチェーンが勢力を伸ばした結果、この界隈の怪しくも香ばしい雰囲気は、今やすっかり消え去った。

(現存しない店舗)…横浜銀行新宿支店、東京メガネ新宿店、怪しい裏ビデオ屋(2軒)、10円ポーカー店、日拓の地下換金所、TV麻雀道場「貴族」、牛めし「松屋」西武新宿店、台湾漢方薬局、喫茶「ロビー」、居酒屋「こまや」、角の磯料理屋(名称失念)、ヘルス「カリフォルニア」、うなぎ焼鳥「鮒忠」、「勇駒」本店、居酒屋「新宿自在」、「勇駒」2号店、マクドナルド西武新宿店

(現存する店舗)…マクドナルド西武新宿店、新宿医院、高級風俗店「バルボラ」、喜多方ラーメン「坂内」(店舗は隣に移動)

 

パチンコ店、パチスロ店についても、路地沿いの「日拓3号店」「日拓ビッグプレイ」は消え去り、跡地に大きな「エスパスタワー店」(歌舞伎町店)が建った。西武新宿駅前通りの「パチスロムサシ」(後の「マイリバー」)も現存しない。また、日拓1号店と2号店は大規模な改装が行われ、「エスパス日拓・西武新宿駅前店」という一つの店になっている。

 

なお、駅前通りと一番街通りを結ぶ路地、通称「エビ通り」沿いの店舗については、また別の機会に取り上げたい。あの狭い通りも、「あそう」「磯八」「いさみ」など老舗の磯料理屋や、「アメリカンクリスタル」「USA」「ワンダラー」「個室喫茶ハニー」などの風俗店がズラッと居並ぶ、味わい深い路地だった(何軒かは今も営業)。日拓系のパチスロ店も2軒あったし、8枚交換の「エルニド」も懐かしいな…。

 

(平成2年・某月某日を振り返る)

大学の授業が終わると、無性にデジパチの「ドリームX」(奥村)が打ちたくなる、都バスに乗り込み、西武新宿駅近くの「日拓2号店」に行く。ドリームXは、中2階に上がって目の前のシマにある。等価交換なので回りはイマイチだが、一発当れば1万円とデカい。

案の定、デジタルの回りは悪いが、運良く2000円で「$$$」が揃う。この機種は、リーチからデジタルが止まるまでの短い間に、独特の緊迫感がある。オマケチャッカーへの玉の流れはまずまずだ。終了後、保1での連チャンはなし。一回交換で玉を流すと、2600個近くある。等価でこの出玉は嬉しい。パンチ穴の開いた細長いレシートを、そそくさとカバンにしまい込む。

再びシマに戻り、同じ台を打つ。ドリームXは基本ノーマル機だが、調子が良い時は早めに次の大当りが来ると、勝手に思っている。案の定、1400円目に「333」が揃って2回目の当り。今度もオマケに多く玉が流れて、出玉は2800個オーバー。等価店の場合、出玉は多いが回りが悪い店と、回りは良いが出玉を削る店の2パターンがある。日拓2号店は、明らかに前者だ。

安ゼニで2回の大当りを引いたので、既に18000円程の浮き。普段は、財布の中身をアッサリ吸い取られるのだが、今日はヒキが強い。と、ここで無性にパチスロ2号機「アメリカーナX2」(ユニバーサル)を打ちたくなる。懐に余裕が出来た途端、パチ屋の「ハシゴ」をしたい気持ちに駆られるのは、自分の悪い癖だ。まぁ、ボロクソにやられても、結局はハシゴするのだが…。

地下カウンターで女性店員に2枚のレシートを渡し、特殊景品(ボタン)を受け取る。その景品を持って、店向かいの小さな階段を下り、地下の換金所に直行。相変わらず、薄暗くアナーキーな雰囲気が漂う換金所だ。受渡口で現金を受け取った後、日拓2号店向いの「ビッグプレイ」に入る。

狭くて暗い2階には、アメリカーナX2がヒッソリと並ぶ。客もほとんどいない。適当に選んだ台で打ち始めると、4000円で7が上段に揃う。この店も等価なので、一回当たれば7000円だ。今止めれば3000円の浮きとなる。続行か終了か…90秒リセットの間に考えた結果、即ヤメを決意。約360枚のコインをカウンターに流す。

その後、西武新宿駅前通りのスロ屋「パチスロムサシ」で2号機「スーパーセブン」(パイオニア)を打つ。「ムサシ」は、この界隈で日拓チェーンに対抗する唯一の店だ(7枚交換)。だが、結果は5000円使ってバケ2回のみ。途中、左リール7から中リールが大きく滑って、ビッグかと思ったがレモンの取りこぼしだった。

まだ16000円ほど浮いているので、もう一勝負しようと「日拓1号店」に向かう。こうやって、パチ屋のハシゴで財布の中身が増えたり減ったりするのが、無性に楽しい。この店の2階には、自分の好きな「バニーガール」(オリンピア2-1号機)と「ビッグパルサー」(山佐2-2号機)が置いてある。バニーで4000円、ビッパルで2000円使ってビッグを1回づつ引くも、最終的にはノマレて止め。

最後に一あがきのつもりで、路地裏の「日拓3号店」に入る。この店の地下にある2号機「アラジン」(ニイガタ電子)で、愛しの単チェリーを拝みたい。かなり危険な台選択だったが、ここで、まさかのお座り一発「アラチャン」降臨。ラクダと単チェリーの連続に興奮するが、すぐにビッグが来て700枚程にしかならず。まぁ、最後に勝ち分を増やす事が出来たので良し。今日は、これで帰ろう。

店を出た途端、急に空腹に襲われる。路地に漂う焼き海老の香りが、さらに食欲をそそる。換金を終え、角のラーメン店「坂内」に入る。ここは、オープンして間もない店だが、ネギチャーシューメンが美味い。今日は満足な結果を出せたので、豪勢に大盛り+ギョウザを付けよう。まぁ、負けた時は、すぐ傍の「松屋」の牛めし390円也で我慢しているから、これ位の贅沢は許されるだろう。いつもこんな展開だったら、言う事なしなのだが…。

本日の収支:+19000円也

 

(C)Google

今や、すっかりエスパス一色となった、西武新宿駅前の路地。換金所の場所も変わり、見違えるほど綺麗になった。

 

この狭い路地の両側に、20軒近くの小店が並んでいたなど、若い人は思いもよらないだろう…。



1 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-09-01 13:09:22
何を打ったか覚えて無いですがムサシは何度か行きました!どうも大型店よりも怪しい感じの小さな店が好きでした(笑) 宮前平にそれはそれは小さなパチ屋があり朝一番で行くと店主が客に1人づつ100円玉を配り.コーヒー飲みなよとサービスしてくれました‥(懐)
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