まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

あんたはエライEX(西陣、デジパチ)

2017-07-07 15:29:50 | 現金機デジパチ



1994年(平成6年)に西陣から登場した現金機デジパチ
「あんたはエライEX」


★サラリーマン(の昇進)をモチーフにした台

★数珠連チャン機「春夏秋冬」の入れ替え機
(当時、連チャン現金機への風当たりが強かった)

★賞球:7&14

★大当り確率:1/230

★最高16R継続

★出玉:約2200個
(アタッカーが15個でなく14個戻しの為、やや少なめ)

★カラー液晶画面を搭載

★デジタルは「タイムカード」を意識したデザイン

★デジタル停止順:左⇒中⇒右

★大当り図柄:計15通り
(OL、1ネン~9ネン、係長、課長、部長、専務、社長)

★小デジタル確変機能を搭載
(全15図柄中、係長、課長、部長、専務、社長
5図柄で当ると、プラス2回の小デジ確変に突入)

★小デジ抽選用ランプは、保留ランプ上にある三段LED
(最上段の赤ランプ停止で当選⇒ヘソの小デジ1.6秒開放)

★確変中は小デジ確率が1/1.5にアップ(通常時:1/15)

★確変中は小デジ変動時間が約5秒に短縮(通常時:約29秒)

★確率アップは小デジのみで、メイン確率は1/230のまま
(ハマって出玉減を食らう事も。但し、止め打ちで回避可能)

★確変中の止め打ちが有効(玉減り防止、出玉増加)
(枠ランプの点滅回数でタイミングを取る方法が有名)

★確変ループ無し(3回1セット機)

★意図的な連チャン無し
(現金機の連チャン規制期に登場)

★リーチアクションは2種類とシンプル
(A)ヨッシャリーチ(ノーマルリーチ、信頼度低)
左・中テンパイ後、右デジが通常スクロール
(社長が「ヨッシャー」と発声(札を持つ))

(B)ボーナスリーチ(SPリーチ、信頼度高)
左・中テンパイから右デジが通常スクロール後、
大当り図柄手前2コマからコマ送りに切り替わる。
大当り図柄の2コマ先までコマ送りで進み、再び
通常スクロールに切り替わる…の動きを繰り返す。
(社長「ボーナスやで~」と発声、札をばら撒く)

★確変中はノーマルリーチが省略され、ビタ止まりの当り
(ノーアクション)か、SPリーチでの当りしか発生せず。






「あんたはエライ」…幼少期に「笑って笑って60分」(TBS)や
「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」(テレビ朝日、当時NET)で
小松政夫のギャグと頻繁に接していた私にとっては、どことなく
懐かしさを覚えるネーミングだった(「表彰状、あんたはエライ」
の定番ギャグを想起してしまう…)。


それと、大当りのBGMが本機登場の数年前に流行った「リゲイン」
のCM曲を彷彿とさせた。時任三郎演じる「濃い」サラリーマンが
栄養剤をグイッと飲んでパワフルに動き回るヤツ。大当り中にあの
曲を聴くと、妙にウキウキしてしまったな。そういや、リゲインは
「三共」という製薬会社(現・第一三共ヘルスケア)の商品だったが、
「西陣」のデジパチが「三共」のCMソングを使っていたというのは、
今思えばユニークだったと思う。


当時、新百合ヶ丘Z店でよく打ったが、通常図柄ばかり当っていた
記憶がある。内部的には1/3で確変を引けるハズが、トータルでは
1/6程度でしか、確変にならなかったな…。その分、初当り確率は
1/200くらいで引いていたので、ノーマルデジパチのような感覚で
勝負に臨んでいた。相性が良いんだか、悪いんだか…。やたらと
巨大なアタッカーも、沢山玉を拾いそうだったが、案外そうでも
なかった。それと、ラウンド間の待ち時間が長いので、この間を
止め打ちすると、かなり出玉の節約になった。


また、本機は、故・田山プロが溝の口B店(P.S.ビッグトップ)で
追っていた台でもある(1F中央付近、左カド78番~右カド110番。
右カドを抜けた突き当りに、2Fハネモノシマに続く階段)。B店では
新台時期からシブめの調整が続いていたが、ヘソ及びヘソ横の1本釘
(ジャンプ釘)でアケシメしていると察知して以降、「守備範囲」に
加わった格好だ(同時期、エスケープ2、FパワフルIII、FガールズI
なども好んで打った)。ただ、確変中のゲーム性(展開)について、
「つまらなく出来ている」と、幾度となく嘆いていたのも印象深い。


因みに、本機の主人公は「西陣太郎(にし・じんたろう)」。T大出身
だったが、東大だったかは不明…。パチンコ好きで酒グセが悪い割には、
トントン拍子で出世していく。そういや、初期新要件時代の1991年に
「びんびんバラエティ」ってハネモノが出た時も、ヤクモノの演歌歌手
キャラの名前が「西陣太郎」だったが、或いは、同一人物なのだろうか。
仮に同じなら、ハネモノの方が先に出ているので、「T大出身の演歌歌手
として注目を集めたものの、鳴かず飛ばずで歌手を廃業。後に、会社員と
して再起を図り、見事トップにのし上がる」というサクセスストーリーが
思いつくが…果たして両者の関係や、如何に。




(西陣「あんたはエライEX」の項、了)