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カバ丸くんP-3(西陣、ハネモノ)

2012-07-03 06:15:32 | ハネモノ

1992年(平成4年)に西陣から登場した新要件ハネモノ「カバ丸くんP-3」

★賞球オール11、最高15ラウンド継続(完走時1300個)、平均出玉800個

 

思わず、「デカすぎやろ!」と突っ込みたくなるカバの口…「ガバッ」の文字もインパクト絶大であった。それに合わせるかの如く、羽根も非常にゴツかった。

カバの下には、規則正しく回転する水平回転盤。旧要件機のスフィンクス、スタジアム、マッハシュート、それにファンシーなどを彷彿とさせた。

11個戻しではあるが、貯留タイプで継続率も高めの為、それなりの出玉感はあった。

 

時計方向に動く回転盤には、大きなハズレ穴が5つと小さなV穴が1つ。羽根に拾われた玉は、カバの口を通って手前に出てくる。この時、V穴が手前にあれば、大当りのチャンス。

コイツの場合、とにかく「寄り」と「止打ち」に尽きる。

本機は、玉が多くヤクモノに入りさえすれば、継続率は高い。しかし、肝心の寄りがイマイチでは、そのチャンスさえ失ってしまう。鳴きはもちろん、寄りの良さげな台で打つ事が肝要。

通常時は、V穴が手前に来るタイミングを計り、止打ちで投資を減らす事も出来た。

一方、V入賞後は、普通に打っても継続率は高めだが、やはり止打ちを駆使する事で、継続率はさらにアップする。

大当り時、回転盤はV穴を手前にして停止する。この時羽根に拾われた玉は、Vに入り易い。玉を3個拾うか、羽根が6回開くと回転盤は動き出す。いかにラウンド序盤で玉を3個拾わせる事がポイントとなる。

ただし、1回目の羽根開放時に玉を拾わせると、回転盤が完全に停止しておらず、Vを外す事がある。大当り動作開始後すぐには打ち出さず、2回目の羽根開放に合わせて打ち出しを調節すると、V穴入賞の確率が高まる。

また、大当り中は回転盤の穴に玉が次々と貯留されていく。つまり、ヤクモノに玉を多くぶち込めば、V穴に入るチャンスは広がる訳だ。ただ、羽根の開閉が進むにつれ、羽根とV穴のタイミングが徐々にずれていく。やはり、序盤でV穴に入れておかないと、パンクの危険がある。10個目の玉を拾うか、羽根18回開閉で貯留解除。

本機最大の難関は、8ラウンド目であろう(ドットでは「9」と表示)。このラウンドだけは、最初から最後まで回転盤が回り続ける為、いわゆる序盤の「チャンスタイム」がない。それでも、1、3回目の羽根開放時はV穴に入り易いので、このラウンドはヘタに止打ちせず、最初の羽根開放を狙う事が大切だ。

ヤクモノのクセも、かなり重要であった。クセ悪台では、カバの口から出てくる玉が、妙にVを外し易いのだ。また、回転盤が停止する時、Vが中央から左右にずれている台もあり、これまたチャンスタイムでVを外し易い。ストレスなく打ち止めまで持っていくには、役物や回転盤のデキが良い台を見抜く必要もあった。

余談だが、本機のヤクモノ内に意外な文言が描かれていた事は、あまり知られていない。

「カバ子ー! I LOVE YOU」…実にお茶目である(笑)。