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ドリームZ(奥村、デジパチ)

2012-07-13 23:43:13 | 現金機デジパチ

1991年(平成3年)に奥村から登場した新要件デジパチ「ドリームZ」

★賞球7&15

★大当り確率:1/225

★出玉:2300個(最大16ラウンド継続)

★大当り絵柄:A、2~9、0、J、Q、K、$、S(全15種類)

★確率変動機能搭載(次回まで、小デジタル確率が1/28→2/5にアップ。継続あり。)

 

本機は、91年6月に登場した「ドリームEX」(ドリームエクセレント)の後継機に当る。

ドリームEXには、(1)全ての大当り後と(2)朝一から127回転回した場合に、電チュー開放確率がアップする「確変機能」が付いていた。

新基準機の特性を生かしたユニークな機能だったが、電チューが15個戻しである事や、電チュー開放時の入賞個数制限がない事が災いし、「甘過ぎる台」として早々に販売自粛の憂き目にあった。

そのEXの後を受けて登場した「ドリームZ」は、やはり小デジタルの確変機能を搭載していた。但し、確変突入条件や確変時の出玉性能は、EXと大きく異なっていた。

確変の突入条件は、(1)メインデジタルが777で大当りした場合、(2)大当り終了後の1回転目に、3ケタデジタルの何れかに7が出た場合、の二つ。

777で確変に入るのはオーソドックスと言えるが、保留1個目でデジタルに7が1つ出ればOKというのは、非常にユニークだった。保1消化時のドキドキ感が、本機最大の魅力といっても過言ではない。

大当りパターンは全15種類で、そのうち777で当る確率は純粋に1/15。一方、777以外で当った場合、大当り後の1回転目に7が出る確率を計算すると、14/75となる。よって、トータルでの確変突入率は、1/15+14/75=19/75約25.3%。およそ1/4の割合で確変が期待できた。

変則アタッカーの真上にある電チューは、スタートチャッカーの役割も果たした。確変中は、玉を減らさずに次の大当りが期待できる。ただ、Vゾーンとチューリップの位置関係が微妙で、しばしばパンクする事もあった。

確変中は右打ちで消化。肩チャッカー通過で小デジが回転、「77」が出ると電チューが5.2秒開放する。この電チューはEXと違い「7個戻し」で、しかも3個入賞すると閉じる。EXでは、確変時に1000個近い玉増えが期待できたが、ドリームZではせいぜい現状維持~プラス300個程度だった(釘にもよる)。また、確変中の止打ちにより、さらなる出玉アップが見込めた。

なお、確変中に777で当るか1回転目に7が出れば、再度確変に突入。運が良ければ、確変ループでドル箱を積むことも出来た。意図的な連チャンはないが、好調時には数珠繋ぎ的な当りがポンポンと来て、そこそこの爆発力はあったと記憶する。

色々書いてきたが、やはりドットデジタルの真っ赤な7には、「魔性」ともいえる魅力があった。因みに、他の数字は黄色、アルファベットはに色分けされていた。大当り終了の一発目に赤い7がデジタルに降臨した興奮は、いまだに忘れる事が出来ない。