まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

パチンコ・懐かCM

2012-02-21 00:04:16 | その他パチ・スロ関連

1996年(平成8年)に放映されていた、某チョコレート会社のTVコマーシャルより。

 

真っ白い顔面パック姿のオバチャン軍団が、パチンコ店のシマで横一列に陣取り、玉を弾いている。そして、TVカメラに向かって「パッチンバラバラ、バラエテーパック!」などと、怪しい呪文を一斉に唱える。

いうまでもなく、商品であるチョコレートの「パック」と美容の「パック」を掛けており、ダジャレ全開である。色々な意味で、90年代テイスト溢れる個性的なCMであった。

チョコレートのCMを、パチ屋で撮影する必然性は感じられない。しかし、この当時のパチンコは、ドラマやバラエティなどのTVメディアで、かなり好意的に取り上げられていた。視聴者の注意を惹きつけるには、打ってつけのアイテムだったともいえる。

ただ、CR機を導入する大手チェーン店が幅を利かせる一方、昔ながらの小さなパチ屋が潰れ始めたのもこの時期だった。古き良き「パチンコ文化」が、徐々に失われつつあった事は確かだ。

こうした悪しき流れは、時間の経過と共に大きくなっていった。あの忌まわしき2006年の「みなし機撤去」以降は、残念ながら私にとって「パチンコ暗黒期」でしかない。

まぁ、それはともかくとして、1990年代には、パチ屋が舞台のこんなユルユルCMが、堂々とお茶の間に流れていた訳だ。そんな当時の、寛容で大らかな雰囲気が伝われば幸いである。

 

★ロケが行われたパチンコ店…JR新宿駅南口「パチンコ平和」(現存)と思われる。

(改装前の平和。昭和チックなネオンが特徴的だった。同じ通りには、「グリンピース新宿」「スーパーメトロ」「悟空」など、パチ屋・スロ屋が多く並ぶ。)

 

★ロケで使用されたパチンコ台…CR・RYU-OH(平和)と思われる。

将棋をモチーフにしたCR機(1996年登場)。大当り確率は1/395.7、確変2回ループのフルスペックタイプ。1996年といえば、将棋の羽生善治が前人未到の「7冠」を達成しており、平和はこの偉業にあやかる形で、本機及び現金機の「七冠王」を同時に発売した。