今日は清運寺の施餓鬼法要です。
施餓鬼とは、餓鬼界に落ちて苦しんでいる一切の衆生に食べ物を施して供養する法要です。
朝から時々小雨が降り、涼しくて暑さに悩まされることのない施餓鬼になりました。
この施餓鬼法要にはいろいろな物を使うのですが、清運寺では、境内で竹、しきび、蓮などを栽培しています。
これらのものはなかなか手に入りにくいので、境内にあると新鮮なものが使えて非常に便利なのです。
特に竹や蓮の葉は切り取ってから時間がたつと、葉が丸まってしまい恰好が悪くなってしまうので、使う直前に切り取らなくてはなりません。
また、法要は近隣寺院のご住職方にもご出仕いただき盛大に行います。
法要の中ほどでは、出席された方々にも、祭壇(ご宝前)に出て、旗を立て、しきびの枝で灑水(水にしきびの枝を浸して旗にかける)をし、最後に焼香をしていただきます。
<施餓鬼法要が終わった後。写真ではよく見えませんが、五色の旗は竹の枝に結び付けられています。>
<中央にご飯を固めた土台に施餓鬼旗を立てます。右下の入れ物には蓮の葉に少量の水を乗せ、懐紙と水引で巻いたしきびの枝を置きます。左下は入れ物に蓮の葉を敷き、さいの目に切ったナスとお米を入れます。ナスやお供えの野菜(冬瓜、みょうがなど)も自家栽培したものです。>
18日から始まった施餓鬼も明日の寺院で最後です。