毎月購読している「寺門興隆」が届きました。
この雑誌は、宗派問わず、寺院に関することが掲載された情報誌です。
その8月号に先日ご紹介した市川三郷町の住職殺害事件の記事も載っていました。
事件の概要や近隣寺院、檀家、近所の方々へのインタヴュー、宗教評論家のコメントが書かれていました。
その記事の中で、写真のコメントとして「境内に設置された掲示板の伝道句が目に焼きついた・・・」として山梨県連合布教師会作成の教箋ポスターが掲載されていました。
こんなところで、私たち教箋ポスター編集委員たちが半年間かけて作成した標語が引き合いに出されることになろうとは、夢にも思いませんでした。
掲載された7月の標語は「困難は歩み続ける人の証 進まぬ者の前に壁なし」です。
事件はこの標語の意図することを全く裏切る形で行われましたから、取材に行った方には、この標語がむなしく感じられたのでしょう。
私もむなしいです。
しかし、この標語、一般の方々、社会に向けて発せられたものですが、そっくりそのまま自分に向けられているということに気づきました。
こんなことでめげていてはいけません。
それこそ困難は歩み続ける人の証です。
歩み続けているからこそ困難にも行き当たるのです。
気を取り直して頑張りましょう。
そして、このような事件が起こらないようにするために何をすべきなのかを考えましょう。