「地方から、国を変えよう会」

中央集権を打破し、地域主権を確立しよう!!

「続柄を、あわてて妻を、毒と書き・・・・」

2011年01月28日 | 日記

 「写真は高齢者大学の面々」

この川柳は、2009年サラリーマン川柳の秀作として新聞に掲載されていた。気にいって手帳に書き留めておいたが、見る度に奥が深い、ただ笑うだけでは無く 定年を迎え、毎日が日曜日の筆者にとって、夫婦の現実を見せつけられる思いである。現役の時はカバンを持って家を出ればどんなに遅くなろうが、一言「仕事だ」で済んでいた。今は違う「ちょっと出かけてくる」と言えば「何処へ」「何しに」「何時に帰る」と矢継ぎ早やの質問である。俺にだって自由ってものがあるだろう!川柳の作者も同様な思いであったと想像する。これから先夫婦として、ずっとこのまま歩み続けるのだろうか?・・日課である散歩の途中立ち寄った書店に「死にたくもないが、生きたくもない。」小浜逸郎著を見つけた。その面白さに一気に読み終えた。歯に衣をきせない言いたい放題が誠に痛快である。その中で、「長生きは素晴らしいと言う偽善、敬老の日などと言うものがあって老人を敬わなければならないと暗に説教されることなどに対しても、とても欺瞞を感じてしまうのだ。「敬老の日」と言うのはシルバーシートと同じように健常者が「私たちはこの通りお年寄りのことを尊重していますよ」とサインにすぎない、実際は役に立たなくなった老人を排除する構造になっている事実に上手にオブラートをかけているのだ。敬老の日を喜ぶ人を見ながら、孤独で不安な毎日を送る多くの人がいる。私たちの社会が「敬老の日」などをわざわざ設けて「お年寄りには優しく」と宣伝するのはお年寄りは役に立たないことを意味するのだ、また実際そうである。と書いている。すでに始まっている超高齢化、少子化のわが国の現状を見るとき選挙第一ではなく、本音で語る政治家の出現を切に願うのだが・・・