夜長姫と耳男

忌野清志郎を愛し、路上生活者支援NPO・TENOHASIの事務局長Sの日記

劇団銅鑼 「花火鳴らそか ひらひら振ろか」

2019年02月19日 | Weblog

2013年の「からまる法則」がTENOHASIの活動をモチーフにしていたので、そのご縁で招待して頂いた。
それまで観ていた銅鑼の芝居は基本シリアスでもちろん真面目で、正直言って面白みにはいささか・・・というのが俗物の私の印象。
佐藤文雄さん・・「からまる法則」では路上生活者支援団体「かけはし」のリーダーだった・・が今回は認知症と言うことだけ聞いていた。愛嬌のある役者さんなので、そこは楽しみだったが・・・
すごくよかった。びっくり。
長崎のお盆。花火の音に呼ばれてあの世から戻ってきた人たちと犬・それが見えちゃう認知症老人・花火の音を聞いたから認知症老人と同じく帰ってきた人たちが見えちゃう引きこもりチックな女性・見えないから「認知症だから、何か見えてるんだよ。あんたもそれに合わせてるんだろ」と目の前の説明不可能な事態に合理的な解釈を与えようとする家族やお手伝いさん。
いやあ、笑った笑った。どんどんヒートアップするすれ違いのドラマ。
特に、犬がいい。「犬だって言うんですけど、ふつうに人間に見えるし、日本語話してるし!!」という引きこもり女性の叫びの通りで、暴走(笑)。
最後に花火をみんなで振って「ここで終わりか」と思ったらもう一山あったのも洒落てる。
再演を期待。

認知症老人と、あの世から帰ってきた犬です(笑)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 野音リベンジ のん&スーパ... | トップ | 忌野清志郎 ロックン・ロール... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事