しましましっぽ

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「この世の春」 宮部みゆき 

2018年09月03日 | 読書
「この世の春」 宮部みゆき  新潮社   上・下巻 宝永7年(1710年)皐月。 下野北見藩2万石を治める6代藩主・若狭守重興が「押込(おしこめ)」に合う。 重興は「病重篤」として藩主の別邸、五香苑に座敷牢を作り幽閉されるが、実際は重興の言動が不審で常軌を逸した物だったからだ。 御用人頭の伊東成孝はそれを悪霊が付いたからだと言う。 重興の中には、男の子と女と狂暴な男がいた。 その五香苑に元作事方 . . . 本文を読む
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