しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「双頭のバビロン」  皆川博子 

2012年10月02日 | 読書
「双頭のバビロン」  皆川博子     東京創元社 爛熟と頽廃の世紀末ウィーン。 オーストリア貴族の血を引く双子は、ある秘密のため、引き離されて育てられた。 ゲオルクは名家の跡取りとなって陸軍学校へ行くが、決闘騒ぎを起こし放逐されたあげく、新大陸へ渡る。 一方、存在を抹消されたその半身ユリアンは、ボヘミアの〈芸術家の家〉で謎の少年ツヴェンゲルと共に高度な教育を受けて育つ。 アメリカで映画制作に足 . . . 本文を読む
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