しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「光の帝国 常野物語」 恩田陸 

2007年04月14日 | 読書
常野(とこの)』シリーズの1冊目。10話からなる短編集。 「大きな引出し」 春田光紀は日本の古典や楽譜など、ひたすら“しまう”(記憶)することをしている。それは姉の記実子は両親も同じ。 父・貴世誌、母・里子は2“しまう”のが満員になると、1週間ほど“虫干し”としてひたすら眠る。 しまったものはそのうち“響く”のだが、まだ響いていない光紀は自分のしていることに、ちょっと疑問を感じていた。 「二つの . . . 本文を読む
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