高須台 渡辺 ピアノ/オカリナ教室

大人から子どもまで楽しく

リコーダーアンサンブル演奏会

2013年10月19日 | コンサート

 今日は広島市中区にある高齢者施設にて、リコーダーアンサンブルカノンのミニコンサートをしました。
プログラムは、よく耳にするクラシックからわらべうたや唱歌など、13曲です。こちらの施設にはグランドピアノがあるということだったので、リコーダーとピアノのための曲も4曲演奏しました。もちろん詩の朗読とともにです。今年の7月の定期演奏会で演奏した曲の中から、優しくて美しい曲を4曲を選んだのですが、詩は定期演奏会とは違う詩集より選びました。99歳で初めての詩集を出版された柴田トヨさんの「くじけないで」(飛鳥新社)より、「肩たたき券」「目を閉じて」「母Ⅱ」「思い出Ⅱ」の4つの詩です。それぞれ演奏の前に詩を朗読していただくのですが、詩の世界と音楽の世界が融合して、3倍にも4倍にもイメージがふくらみました。今日は「思い出Ⅱ」の後に演奏した「星になった飛行船」(リコーダーとピアノのためのオリジナル曲集「風の譜」より 平島勉 曲)が、特に詩のイメージを受けて素敵な世界を作りだしていたように思いました。

   思い出 Ⅱ

子どもと手をつないで
あなたの帰りを
待った駅
大勢の人の中から
あなたを見つけて
手を振った

三人で戻る小道に
金木犀の甘いかおり
何処かの家から流れる
ラジオの歌

あの駅あの小道は
今でも元気で
いるかしら

この詩は、柴田トヨさんが人生の中で一番幸せだった時のことを書かれたのだそうです。今日は演奏しながら、私も夕暮れ時の昭和の小道にタイムスリップしたような感じがしました。曲だけ、又は詩の朗読だけではこの感覚は味わえなかったような気がします。聴いてくださった方々も、目をつぶって聴かれている方が多かったようです。頭の中でそれぞれのイメージがふくらんでいたのではないでしょうか・・・。
 唱歌の演奏ではみなさん一緒に歌ってくださり、私たちも楽しく演奏できました。また来年、こちらでコンサートができるのを楽しみにしています

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