徐仙日乗

日記、随筆

徐仙日乗 読書 日本史の新常識 本郷和人他

2019-01-01 21:06:00 | 日記
徐仙日乗 読書 日本史の新常識 本郷和人他 文春新書
読了 読書メーターと重複

本屋を覗く機会がめっきり減ってしまったが、新書の隆盛というか雑誌化の勢いは空恐ろしいほどで、多分電子読書に歩みよっているって事なのだろう。本書は文藝春秋・歴史特集に掲載された物らしく、そう言えば雑誌っぽい文章が多く読みやすい。「目から鱗」って程では無いが、歴史事象を別な角度から解説されて腑に落ちたってくらいか。おじさんとしては確かに「大化改新」って言葉が「当時の国家体制寄りの方針」を表す言葉だなぁ、と新しい知見となった。でも今の呼び方はすぐ忘れちゃう。漢字変換もすぐ出来なさそう。天皇って言葉も正確性を欠くらしく、知ってはいたが「持統大王」なんて異世界物を見るよう。用語もさることながら、往時の実像をイメージできるだけの「勉強」って大切だけど大変だなぁと実感。