青空文庫
初出は1952・月刊誌少年に連載(生まれる前だァ)。自分のことを言えば月刊誌(間に付録が沢山挟んであった)の終わり、週刊誌の始まり頃を記憶している。又、古い漫画雑誌を床屋とかで眺める機会があった。小生も「少年」の江戸川乱歩小説を読んだ記憶がある。長じてポプラ社版に向かうわけで、本作は珍しく全編を読破した一作、詰まり再読という事になろうか。随所で幼い記憶をくすぐられるのは快感であった。「少年」がまた乱歩の盛名に便乗して色々な特集やオマケを生産していた。BD(ボーイズデテクティブ!)バッヂとか探偵団手帳とか本気で欲しいと思った。幸福であった子供時代を両親に感謝するべきであろう。