徐仙日乗

日記、随筆

徐仙日乗 読書 帝都物語〈4 龍動篇〉荒俣宏

2019-04-28 11:26:57 | 日記
徐仙日乗 読書 帝都物語〈4 龍動篇〉 荒俣宏 角川文庫
読了 読書メーターと重複

この巻は上野、浅草間の地下鉄敷設がメイン。都市計画も荒俣世界では風水、地脈、霊的陰謀が絡んでくる。アクションシーンが秀逸。大魔王に清浄なヒロインが立ち向かう。将門由来の馬に乗って敵地に向かうのだが、これって八犬伝でも出てくる奴と関係があるのかなぁ。トンデモ科学も荒俣世界では親和性が高い。昭和三年のロボット・學天則の奮闘犠牲で地下鉄が出来たってことになっている。あと泉鏡花が出てくるがヒロインに「ご新造」と呼びかけたり会話が如何にもって感じでホッコリした。映画では玉三郎ではなかったかしら。

徐仙日乗 読書 帝都物語 3荒俣宏

2019-04-28 10:35:11 | 日記
徐仙日乗 読書 帝都物語〈3 大震災(カタストロフィ)篇〉 荒俣宏 角川文庫
読了 読書メーターと重複

関東大震災とその後の復興期。もう何が出てきても驚かない(笑)震災直後の号外が値打ちもの。題名に相応しく物語の基調に都市計画が有り、地下鉄の建設話が面白い。大昔、初めて日本橋・三越に銀座線で行った時の驚きを思い出した。ひょっとしてライオン像にも陰陽道的な魔除けの意味があったのではないか?なんて空想も。呪われたヒロインの治療に絡めて「松沢病院」の来歴、高尾山の薬王院の話しとか、精神医療史の薀蓄も。初めて知ったのが今和次郎・考現学者で、まぁ著者のスタンスが伺える人選。

徐仙日乗 読書 A3 下 森達也

2019-04-26 07:37:19 | 日記
徐仙日乗 読書 A3 下 森達也 集英社文庫
読了 読書メーターと重複

サリン事件より四半世紀が過ぎ、過日「予定通り」死刑が執行された。本書はサリン事件当時から映像で教団を追い続けて来た著者による紙によるレポート。インタビューを主として関係者の素顔と本心を伝えようとする姿勢は好感が持てる。たくさんのオウム本の中で異彩を放つのは「裁判の初期で麻原は精神的に壊れていた」とする部分で、裁判を止めない為に精神鑑定に関して裁判所!がかなり無理筋の行き方を選択した、と告発している。麻原の壊れ方についてはある法務大臣のコメントも紹介されている。
全て「一刻早く死刑に」ってモーメントで動いていたことが分かる。「お上」でもこういう事をしちゃうってのは覚えておいていい。そしてこの事件をキッカケにして世間が大いに変わって行った、と著者は説く。これは1995年辺りからのマスコミの狂騒に端を発し、監視カメラ、通報の増加、更に「不寛容さ」が指摘される現代まで続いている流れだというのは小生も同意。ふと気がつくと「表現の自由」って根本原則が妙に旗色が悪い昨今の風潮も気になる、と思ったら「信教の自由」なんてとんと聞かなくなった。憲法に書いてあるのだけど。当然だけど憲法を変えろと主張する物では無い。書いてある限りは守って欲しいだけだ。司法のことは素人だが、大津事件のことを思い出した。

4月22日(月)のつぶやき

2019-04-23 04:33:49 | 日記

4月20日(土)のつぶやき

2019-04-21 04:37:52 | 日記