徐仙日乗

日記、随筆

徐仙日乗 読書 天切り松 闇がたり 1 闇の花道 浅田次郎

2020-04-27 07:06:00 | 日記

徐仙日乗 読書 天切り松 闇がたり 1 闇の花道  浅田次郎 集英社文庫

読了 読書メーターと重複


良い意味でも悪い意味でも、読まなくてもある程度想像できるのだが、これも安定感とも言える。痛快感と哀感。現代の留置場で語られる明治大正期、ジャパニーズピカレスクロマン。分を弁えた官と犯罪者の癒着は、まぁこれもロマンの一種か。仕掛人、雲霧等の池波正太郎、幕末の黙阿弥などの先行作品を土台にして、何故か語り物のサービスもついてくる。説教臭い点は、まぁ耳を塞ごう(笑)幕末に黙阿弥がいて白波物を皆んな喜んでいたってのは結構後世に影響を与えているのかも知れない。


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