徐仙日乗 読書 〆切本 左右社
読了 読書メーターと重複
結構分厚くて読み応えがあった。本好きならば、本が出来てくる過程に締切ってモノがあるらしいとか、編集者と作家のせめぎ合いとか、「書けない苦痛」といった話題に興味があるはずで、また作家の性格にも触れることが出来るはずで、期待感も高まるし、面白い小ネタも仕入れられたし、と楽しい一冊であった。通読して思ったのは、我々の「締切にまつわるイメージ」ってはもはや過去の物なのだなぁって感慨か。特に「売文、出版で飯を食ってる人達」にとっては神話時代のような話なのではないか。せめぎ合いがあったとしても、万事がゆったりとしていたのは間違いない。手紙での交渉なんてある意味優雅でさえある。長谷川町子の漫画では当時の漫画製作の実際が出てきたりする。大笑いした。手仕事の時代だったのだ。
読了 読書メーターと重複
結構分厚くて読み応えがあった。本好きならば、本が出来てくる過程に締切ってモノがあるらしいとか、編集者と作家のせめぎ合いとか、「書けない苦痛」といった話題に興味があるはずで、また作家の性格にも触れることが出来るはずで、期待感も高まるし、面白い小ネタも仕入れられたし、と楽しい一冊であった。通読して思ったのは、我々の「締切にまつわるイメージ」ってはもはや過去の物なのだなぁって感慨か。特に「売文、出版で飯を食ってる人達」にとっては神話時代のような話なのではないか。せめぎ合いがあったとしても、万事がゆったりとしていたのは間違いない。手紙での交渉なんてある意味優雅でさえある。長谷川町子の漫画では当時の漫画製作の実際が出てきたりする。大笑いした。手仕事の時代だったのだ。