徐仙日乗

日記、随筆

6月27日(月)のつぶやき

2016-06-28 03:57:33 | 日記

6月26日(日)のつぶやき

2016-06-27 03:46:10 | 日記

徐仙日乗 読書 珍妃の井戸 浅田次郎

2016-06-27 01:37:16 | 日記
徐仙日乗 読書 珍妃の井戸 浅田次郎 講談社
読了 読書メーターと重複

図書館本。「蒼穹の昴」続編。時代区分でゆくと義和団事件(映画・北京の五十五日とか柴五郎が活躍した)で井戸に落ちて死んだとされる珍妃の謎を追う羽目になった、英、独、露、日の外国人達が関係者に訊問、インタビューすると云う、一人称を主体とした中編。以上、上手く要約出来た筈だが、それでも分かりにくい。「蒼穹の昴」を引っ張りだす事になる。それでいて歴史の裏を垣間見せて呉れるかと云うと、実はそれほど大事件では無かったりする。西太后と光緒帝の人物像は浮かび上がる(この長い物語でこのプロットは重要)。多分歴史謎解き小説として読もうとするから違和感が有るのかもしれない。 チョット毛色の変わった「冒険小説」で良いのかもしれない。清朝末期の王宮を舞台とした物語である。歴史の重み、時代の終焉、帝国主義の軋轢、民の生活、貴人の内面・感情、考えたことは沢山あるが全て断片的。そういった「想い」の堆積が何かを形作って居るのかもしれないが。と、爺は悶々とするが、野暮と言えば野暮。浅田次郎である、普通に面白い。

6月25日(土)のつぶやき

2016-06-26 03:47:19 | 日記

徐仙日乗 読書 蒼穹の昴 浅田次郎

2016-06-25 05:13:32 | 日記
徐仙日乗 読書 蒼穹の昴 浅田次郎 講談社
読了 読書メーターと重複

コメントは大体甘めを自任しているが、これはイマイチ。理由を色々考える時間の方が長かった。チャイナの今を考えると、その前の国民政府、列強の介入、清朝の有り様とドンドン昔に行ってしまうのです。通常は「近代化を阻んだ勢力」として悪役のイメージが有る人達を描いているのは興味深いし面白かった。宦官のシステムは如何にもチャイナ的な発達を遂げていたみたいで驚くばかり。科挙制度も「前近代的な愚行」で片付けないで、大切なテーマになっている。如何せん題材が分散、大きすぎ、なおかつ西太后の見直しまで盛り込もうとは、無理し過ぎ。
小説自体は清朝・革新官僚達のクーデターの失敗で終了するのだが、読み終わって「ひょっとして北京の55日は、この後かよう」と気付く。西太后の「悪行」はこの後も続くのだが、主人公と西太后をどう持って行くのだろう。やっぱり読むことになりそうだ。