千葉大CEReS-地球研合同ワークショップ「環境問題の現場における超学際研究の新展開」
2016年10月9-10日 総合地球環境学研究所 講演室
【日 時】2016年10月9日(日) 13:00 - 10日(月・祝)12:00
【場 所】総合地球環境学研究所 講演室(⇒アクセス)
【主 催】総合地球環境学研究所、千葉大学環境リモートセンシング研究センター
*参加無料・申込不要
紹介HPアドレスhttp://www.chikyu.ac.jp/publicity/events/etc/2016/1009-10.html
【開催趣旨】世界各地で多発する環境問題に対処するために、「社会のための科学」の実現が喫緊の課題となっています。環境問題を解決するためには、社会の多様なステークホルダー(利害関係者)との協働、すなわち科学者が科学知、意思決定者が政策知(ガバナンスの知)、生活者が在来知(なりわいの知)を持ち寄り、熟議と相互理解を通して合意形成に至る超学際アプローチ(transdisciplinary approach)が必要であるといわれています。ステークホルダーは多層的であり、ステークホルダー間の利害調整や対立、政策決定者との関係など、超学際に関わる科学者が理解しておくべき課題はたくさんあります。そこで本ワークショップでは、環境問題の現場におけるステークホルダーとの協働の実践例を共有することを通じて、社会における科学の役割と、課題解決への科学者の関与のあり方について議論します。また、リモートセンシングやオープンデータといった新しい情報源の活用について、関連する諸分野の研究者や地域社会の識者と意見交換を行うとともに、参加者間の対話を通じて環境問題の現場における超学際研究の現状と課題を整理し、地球環境研究が今後進むべき方向性を予察します。どうぞふるってご参加ください。
++プログラム++
10月9日(日)
12:30 開場
イントロダクション
13:00 近藤昭彦(CEReS)経過報告:JpGUステークホルダーセッションの報告
13:10近藤康久(地球研) 趣旨説明
13:15木本浩一(関西学院大学)なぜ、ステークホルダーなのか-合議制アソシエーション再考-
基調講演
13:30安岡善文(CEReS)基調講演「科学技術を社会にどうつなげるか;超学際研究の実践と方法論」
セッション1: 閉鎖性水域の水問題におけるステークホルダーとの協働
14:00話題1a: 小倉久子(環境パートナーシップちば)印旛沼流域圏における市民協働
14:20話題1b: 淺野悟史(地球研)「しあわせの環境ものさし」づくりにみる超学際科学―環境保全型農業の新たな幕開け
コメント:窪田順平(地球研)
14:45休憩
セッション2: 原子力災害におけるステークホルダーとの協働
15:00話題2a: 小林達明(千葉大学)被災地のステークホルダーとの協働
コメント:中原聖乃(中京大学)
セッション3: 森林保全におけるステークホルダーとの協働
15:30話題3a: 蔵治光一郎(東京大学)森林保全におけるステークホルダーとの協働
コメント:奥田 昇(地球研)
セッション4: 乾燥地におけるステークホルダーとの協働
16:00話題4a: 清水貴夫(広島大学)異床同夢:西アフリカ半乾燥地に住まう人びとと砂漠化問題を共有する
16:20話題4b: 祖父江侑紀(千葉大学)モンゴルでの経験から
コメント:石井励一郎(地球研)
17:00
終了
10月10日(月・祝)
セッション5: リモセンとステークホルダーの連結
10:00話題5a: 濱 侃(千葉大学・院)ドローン・リモセンによる市民との協働
10:20話題5b: 楊 偉(千葉大学)Contributions of remote-sensing scientists to the Future Earth project: What and How?
10:40話題5c: 近藤康久(地球研)Google Earth Engineを用いた超学際リモートセンシングの可能性〜地球環境GIS講習会2016の経験から〜
コメント:小寺昭彦(神戸大学)
11:00
ディスカッション
12:00
閉会
なんと、この合同ワークショップで初めてコメンテーターを務めます。今まで自分の研究成果を発表して意見をもらう(take)ばかりでしたが、他者の発表にコメントをあげる(give)する仕事は初めてで、、、うまく言えるかどうか。。。