中原聖乃の研究ブログ

研究成果や日々の生活の中で考えたことを発信していきます。

ブティックホテル・シュタッドハレ

2016-05-11 05:03:41 | 研究報告

この宿は2009年に営業を開始した、環境配慮型の宿。壁は蔦がはわせてあり、熱を遮断できるそうだ。最も古い棟は130年前に建てられたもの。

ホテルは三棟からなっており、そのうちの一棟はパッシブハウスとなっており、ほとんど冷暖房が不要となっている。必要な電気も自給を目指している。エネルギーを生んでいるのは壁一面に貼られた太陽光パネル。そして地下水を使った温度差発電だ。悪天候が続いたり、宿泊客が多いときは自給はむつかしいそうだが、天気が良かったり宿泊客が少ないときは、逆に生み出した電気を売っている。だから年間を通してならすと、プラマイゼロなのだそうだ!

また地下水はフィルターでろ過してホテルで使う水にもなっている。

提供される食事も、すべてオーストリア産、有機農法の野菜を使っている。残念なのは無農薬ではないこと。まあ、それはしょうがない。野菜がとてもきれいでフレッシュだから(笑)。チーズもハムも野菜も、どれも美味しく腹12分目まで食べる!これが夕食だったら太ってしまうが、朝食なので、心おきなく食べることができる。

とくに、クリームチーズ、カマンベールチーズ、バターが美味しく、少し酸味のあるパンにつけていただくとまた格別!この酸味のあるパン、大好きです。

 

朝食は、複数のパン、シリアル、ヨーグルト、複数のチーズ、複数のハム、はちみつ、フルーツ、サラダ、卵、10種類以上のハーブティー、それにケーキ!いつもお腹がいっぱいになり、ケーキはついに食べられませんでした。

屋上に広がるラベンダー畑ではミツバチを育てており、取れたはちみつは朝食で提供されるだけではなく、お土産品として販売されている。

朝は鳥の鳴き声とともに目覚め、中庭もこの通り素敵。とはいうものの、5月初めのウィーンは日本で言うと3月半ばの気候。朝はすごく寒いので、中庭で仕事、、、とは行かない。残念ながら眺めるだけ。