たい焼きを探しに、東京都調布市に来ました。京王線沿いにある八幡山駅周辺で仕事を終え、帰路に就こうと思って駅に向かいました。時刻は午後3時。今日の仕事が早く終えた為、すぐ帰るにはもったいないくらい時間が余りました。駅の路線図に目をやると、京王線の駅の中に国領駅を見つけました。「そういえば国領駅近くにたい焼き屋さんがあったよな・・」と思い、逆向き列車に乗る事にしました。何故僕が国領駅にたい焼き屋さんがある事を知っているかというと、2年ほど前に国道20号線から国領駅方面に車を走らせた時に、たい焼きの赤い幟を見つけたのです。その時の記憶が思い出され、国領駅の文字に反応しました。
京王線の国領駅は各駅列車のみの停車です。大きな駅に到着する度、八王子&高尾山行きの特急・急行・快速列車が、数本追い越して行きました。そして八幡山駅から6駅目の国領駅にやっと到着。思っていたより時間がかかりました。
駅の外に出ると、そこにはきれいに整備された広い空間がありました。その広場の右方向に歩いて行くと、以前に見たたい焼きの文字が書かれた赤い幟が見えました。駅を出てすぐの、広場に面した建物の1階に今回のたい焼き屋さんがあります。もしこの赤い幟が無かったら、たぶんここにたい焼き屋があると気が付かないかも?お店の上のガラスの所に「鯛幸房」の文字があるだけで、ぱっと見何を売っているのかわからないかも?そう今日のたい焼き屋さんは、鯛幸房さんです。
お店の前に、鯛幸房さんのたい焼きのメニューが書いたボードが置かれてありました。たい焼きはつぶあん・しろあん・カスタード・ボーノ?の4種類です。珍しいのはしろあんのたい焼きがある事と、そしてボーノってなぁに?ラザニアミート&ソーセージ&チーズが入った物のようで、他のたい焼きより50円高い210円です。この日の僕のお腹は2匹は行けそうと思い、定番のつぶあんとこのボーノを購入しました。
鯛幸房さんは連式のたい焼きですが、既に焼いてある物にもう一度熱を加えるようで、少々待つ事になりました。数分して2匹のたい焼きが入った紙袋を渡してもらい、それを持って広場のベンチに座って食べる事にしました。
まず最初につぶあんから食べました。鯛幸房さんのたい焼きの頭をがぶり。連式ですが、皮は意外と薄め。皮の表面はパリッとしてますが、中はやわらかくて熱の入れ方に工夫が窺え(うかがえ)ます。そして中のあんこは、少し甘めでこの皮によくマッチしていると思います。
そして次にボーノを食べて見ました。こちらは先程のつぶあんと違って、周りに羽根が付いています?まずはその羽根の部分から食べて見ました。焼いている最中に、中からラザニアミートのソースが出て来て、羽根に染みてしまったのでしょう。パリッとしてミートソース味が凄くいいですね。そしてたい焼き本体をがぶり。薄皮の中に1本のソーセージが入っていて、ラザニアミートと熱で溶けたチーズの味が口の中に広がりました。さっきまでつぶあんの甘さが占めていた口の中が、甘辛い味に一遍!これはおいしいです。ソーセージの食感もいいし、ラザニアミートソースがいい味してます。
人によっては、先に辛い物を食べて次に甘い物を食べてもいいと思います。両極の味を楽しむのもおもしろいかも?お腹に余裕がある方に、是非お勧めします。
お腹を満たした僕は、新宿行きの列車に乗りました。そして途中の大きな駅で急行に乗り換えよーっと。
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