歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

そらまめライブの歌庭 2014

2014年08月14日 | 造園 -creation-
ただ今、2013年夏の英国旅日記を、1年遅れでこつこつ連載中ですが。

先日、新しい『歌庭』(空間演出的庭)が出来たので、アップします。



昨年8月に開催された、ラジオDJの‘そらまめ’さんこと、滝良子さんのファンクラブイベント。
その、第2弾。

去年つくった第1弾の様子は、こちら>>☆☆☆


      ↑
   (昨年の様子)

今年も、同じギャラリーにて、同じ時季:8月に。

そして 今年も引き続き、弊社社長が サポートギタリストとしての出演も含め、お手伝いすることになったので、
会場の空間演出も引き続き担うことに。



当初は「去年と同じ感じで良いんじゃないか」というノリで言われたのですが、

「同じ‘やる’なら、バージョンアップしないと意味が無い!」

ということで、

・植栽を増して、森レベルをアップ
・弊社の売りであるイギリスのアンティーク商品を使用

することにしました。



命を受けたのがけっこう直前で(しかもお盆前のバタバタシーズンで)ほとんど時間が無かったのですが、
作るからには手を抜けない。バタバタと材料を調達して、
バーッとイメージ図描いて、



本番前日、



搬入、設営。


弊社男スタッフが 真っ白な舞台を一気に設置したところに



まずは セレクトしてきたアンティークのオーナメントたちを




イメージ通りに配置して、



ここから2時間半かけて、
植栽を仕込んでいきます。
こればかりは、自分ひとりで、こつこつ。

そして、



出来ました!


前回と比べると、圧倒的に‘包まれる’感じになったと思います。



英国旅日記でもちらほら出て来ていますが、「マッシュルーム・ストーン」というオーナメントも、重いけど、持って来ました。


ツインのブルドック。



そらまめさんが立つセンターには、
リスの家族と、犬(なんとかテリア)。



小鳥付きのバードバス(水浴び場)。

赤い花は、ハイビスカス(沖縄では‘アカバナ’と呼びます。)

このハイビスカス、設営日は花がぜんぶ無くなっちゃって心配しましたが、
本番当日は、ちゃんとパッチリ 咲いてくれました。


そして、



石の玉。重量級オーナメント。

植栽だけでは絶対に生み出せない 引き締まった重厚感を、これらのアンティークが醸してくれました。
想像以上に。



植栽は、
草花だけでなく。モミジなどの 前回使わなかった背丈のある木を。




植栽の種類は、
この盛夏と秋の始まりの、あわいの時季を意識し、
そよそよ涼しげな感じを意図しました。





モミジが、良い感じの樹形で、舞台にかぶさってくれました。



全体像は、



こんな感じ。
真正面。



右斜めから。

何処から見てもサマになっていれば、成功です。如何でしょうか?


ちいさな森に包まれて。ちいさな動物たちに見守られながら、
そらまめさんが歌うことになります。

(ちなみに、裏コンセプトは「白雪姫」でした。)



リハ中。





う~~ん!良い感じです。
森が。

こればっかりは、自画自賛させて頂きたい。





台風接近中の、荒れる天候の中。

本番直前。

悪天候にも関わらず、お客さんはちゃんと集まってくれて、ほっと。




本番中。



2時間のステージでした。

 ※弊社社長のブログのほうに、レポートもより詳しく、より良い写真も出てますので、併せて御覧下さい。>>☆☆☆


終演後、惜しまれつつも あっけなく、この『歌庭』も解体撤去されました。

ライブが終わり、

台風が去り、

秋が一気に近づいた感じがします。




またいつかどこかで、新しい『歌庭』がお目にかかれる機会があることを、願いつつ。




 ・・・2014.8.10 utaniwa for soramame-live 2014・・・




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