歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

秋の序

2011年10月05日 | 徒然 -tzure-zure-
関西遠征旅を含むライブ参戦と現場の佳境とが交互に組み合わさって、見事にごっちゃ混ぜになった、大変エクストラオーディナリーにエキサイティングな一週間があっ


、という間に駆け抜けた。かと思えば、

もう週の半ば。

「今日こそブログを。」
と思うばかりで日々はタカタカと過ぎてゆきました。




旅日記はまた別で書くとして。


金曜日の、東京事変のライブ@府中で、
ついうっかり、「手旗」を買ってしまいました。300円でした。

ライブで、こう、右へ左へ、あおられるがままに振るのですが。毎回ツアーのたびに出るのですが。一回買って、帰宅したその夜、「果たしてこれはなんと、もはや何ら使い道の無い、、」と、とても後悔したので、以来買うもんかと意地張っていたのですが、

なにしろ、前から3列目で、リアルに超ど真ん中という、
未だかつて無かった凄い良席だったもので、林檎さんからも見えてしまうし!と、ついつい。


ちゃんと振りましてよ。


で、

例によって、
今、部屋の隅っこで彼は、為す術無く 転がっています。







思い出せる範囲で、徒然と。




火曜日、
鼻水がなんだか止まらず、風邪疑惑。最近、周りも体調を崩している人が多い。らしい。季節の変わり目のこのシーズンだもの。
まずいなー、こんなときに。。なんて思ってたら、
もう治ってた。

火曜日。
五角形平面の片流れ屋根の小屋の図面がどうしてもうまく描けなくて、久しぶりに「建築模型」を作った。模型は苦手、、というか億劫で、ひたすら避けて通って来た。なるべく絵でなんとかしようと。でも今回はどうしても超えられないハードルが立ちふさがり。そうはいっても、適当な紙っぺらでざっくり作った、適当模型。

それでも、
模型で作ったら、あっという間にイメージが決着した。
おそるべし。

しかし、建築から離れたはずなのに、微妙に足を突っ込みつつある。。。








帰って、
久しぶりに自炊。諸般の事情により、マネーがオールモストにゼロなので。大慌てで。

麻婆豆腐を作りました。

そういえば前にも「自炊するぞ!」なんて、一念発起した気が。その一発目が、麻婆豆腐だったような。
そしてその日にお米の在庫が終了したため、わずか一日で終わってしまって伝説化してしまった幻の一念発起だったような。


そんなわけで、久々の自炊。
なぜかまた麻婆豆腐。
なぜかというか、たぶん簡単だから。


しばらく休眠状態だった中華鍋に、とりあえず油をならし、熱し、さて、まずは水だったかしら。と、水を注いだ



ぶわんと煙が上がり「、・・ビーーーー!ビーーーーー=ビーーーーーー===!!!!カジデス。ビーーーー!!!!ビーーー====!!!カジデス。ビーーーー!!!・・」

って、超びびった。火災報知器、初めて鳴らしました。「ちがうちがうちがいます火事じゃないです、誤解です」とかつぶやきながら、あわててスイッチっぽいのを押した。無事止まった。「びびらせやがって・・」とひとりごちて、ひゅう、とひとつ口笛を吹いて、何事も無かったかのように料理に戻ります。しかしなんとやかましいこと。サイレンとか、バイクのぶぶぶぶおおおんとかいう、あれなんていうの、マフラー?とか。ああいう、空間を無遠慮につんざく、押し付けがましく強烈な爆音系が凄く苦手なので、ほんとに嫌な気になった。

みなさん火事には気をつけましょう




(文脈と関係ないけど、ヒガンバナとハゼラン。)





ところで
麻婆豆腐は



美味しく出来ました。味覇(ウェイパー)とオイスターソースと花椒(ホワショウ)とイタリアンパセリを少しずつ入れました。
そういう、ちょっとだけ添える系の調味料ばかりは、無駄にそろってたりする。主食になるような材は無いくせに。

ちなみに汁物は、ゆばのお吸い物です。三つ葉とゆずという、最強のセットが入ってます。
インスタントです。


その後、タイミング良く大家さんから今川焼をもらったので、お茶を入れて、頂きました。

気づいたら寝てました。






そして水曜日、

雨。



また、ぐんと、寒くなりました。

フリース、ヒートテック。羽毛布団。厚着、厚着。

とにかくあったかくあったかーーくして、万全の体勢にしとかないと。






先週完工した埼玉の現場へ、最後の仕事。クロモジの苗木を届けました。
枝を切ると、青く澄み切った、甘い香りが放たれます。

秋田で知った、思い出の香り。大好きな香り。


自画自賛ながら、またひとつ素敵な庭が出来ました。

なにより、
お客さんが喜んでくれているのが、目の前で、直接伝わってくる、それが一番有り難い。







雨だけど、
キンモクセイの香りは、しっかりと漂っています。

滲んで淡く揺らぐこともなく。空間に満ちたまま、

甘くとろけそうな心地にさせられます。

なんせ、普通に息をしているだけで、甘い香りがするすると入って来てくれるのだから。




ただ息を吸うのさえ、嬉しくなります。








秋の、序の口。








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