歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

旅人の夜の気持ち

2010年04月20日 | 徒然 -tzure-zure-
今週は 妙~~に忙しく。

小さな旅がまた、立て続くのです。


それで、
「今日じゅうに、『春の旅シリーズ』を完結させよう!」

って、
思ってたのですが・・・。

結局。
こうして今に至る、と。





前にも書いた気がしますが、

「旅立ち前夜」というものは、
あれやこれやと、忙しい。
掃除やら支度やらで バタバタします。

しかも、

無駄に キッチンと部屋を行ったり来たりしている気がするし、

今は確実に どうでもいいはずなのに、
「部屋の模様替え」なんかを、いつの間にか、やっちゃってたりする。
しかも、結構な集中力を使って。


なにやってんだか。


こういうのって、自分だけかしらん。






“ひと仕事”果たす直前 ということで
けっこう、緊張もあって。

胸のあたりが きゅーっと絞られて、
なんか、いっぱいいっぱいで。そわそわして。
ぶっちゃけ、「おえっ」みたいな、こみあげる気持ち悪い感じもあったりして。

しまいには、
緊張し過ぎてなのかな、

妙~~に、眠くなってしまう。

今ちょうど、ここ↑。
妙に、眠い。



毎度毎度、です。

旅立ち前夜恒例の、通過儀礼。







はたと気づいた。


そういえば なんだか、、


「旅」が多いぞ。我が人生。





昔。子供時分に。

「スナフキンみたいになりたいなー」
なんて、
極めて安直に
遠い遠い夢のように 幼げな思いを馳せたことも
あった気がしますが。


あらあら、どうして。

それなりに、「旅人的人生」を送っているような、、、。

スナフキンほど 恰好宜しくないにしても。




旅人的人生。
旅ばかりの人生。

それは
変化が多くて 楽しいライフスタイル。

、、なんだけど。

それと引き換えに、
「安定感」が、無いわけで。

なんだかんだで、バタバタしたりして。



、、、いいんだか、悪いんだか、、。







この写真は、
昨日訪れた、花の卸市場での、写真。

テンション、ひょー!って、超上がりました*

大量の色とりどりの瑞々しい花たちが、
壁のように おしよせて来るんですもん!


いやあ、楽しかった~~。アミューズメントでした。
ラブリーラビリンスでした。


一般人は入れない、卸市場。
花の先生や、親切なお花屋さんの力を借りて。

御蔭様で、素敵な花を仕入れることが出来た。と、思います。


お客さんに気に入ってもらえるといいなあ。

そこが一番、肝心だから。

緊張の原因は、そこにある。







そうこうしているうちに

旅立ちの時は、もうすぐなのです。






ゲリラのチューリップ

2010年04月20日 | 遊興 -pleasure-
表参道の ケヤキ並木の足下に、

いま、

チューリップが 咲いています。





わんさか咲いています。


これ、実は、

“チューリップゲリラ”が植えたチューリップ。


昨年の冬に
ゲリラたちがゲリラ的に植えた ゲリラ球根が、
一斉にゲリラな花を咲かせている 真っ最中。


もう7年目、だったかな。


今年は一斉に、真っ赤なチューリップです。





あたたかく晴れた日曜。

そのゲリラたちが、ゲリラ花見をしているということなので、

ちょろっと、交わって来ました。


なにぶんゲリラなので、
一人たりとも面相は出せませぬ。御了承下さい。



春の表参道。

お洒落な情報があふれて

行き交う人で にぎわいすぎて

大変めまぐるしい街ですが


そんな中で 

何気なーく。

色をちょこんと添えている花があるのです。





はたと 気づかれるともなく。

ふいと 気づかれなくも、なく。











春の旅6.5:シシをぶちこむ

2010年04月20日 | 旅録 -travelogue-
早一ヶ月経とうとしておりますが、

断続的に こつこつ更新中
はるばる・春分の旅シリーズ。



いまや 遠い過去の出来事のような 直島/地中美術館から始まって、

アイラブ湯に入って、しっかり広島で広島風お好み焼きを食べ

カルスト台地をめぐり

エメラルドの泉を見て

洞窟を探検し




、、と。

移動を除くと、実質:わずか2日の
強攻てんこもりツアー。

何をやってもクライマックスだったんですが、


いよいよ、帰り路に就きそうです。









が、

その前にちいさなエピソード。




前回(第6話)、 洞窟の真っ暗闇を探検しまして。


出て来たら、

昼下がりで、まったり。




前回までのお話は、そんな流れでした。
リメンバーして頂けたでしょうか。

で、

そのあとが、



これです。

ここらへんは、第4話の後半にあるとおり。

秋吉台の
カルストの夕暮れと、
夜の“野焼き”を見にいくわけです。


今憶っても、想像を上回る 衝撃的な光景でした。




ですが。

その前後に。

忘れちゃいけない:

「夕飯食べないとね!」
ということで

一旦、宿泊する秋吉台国際芸術村に戻って


(↑秋吉台国際芸術村。磯崎新の設計。)


夜の野焼きを見に行く前に、
夕飯を仕込みました。




イノシシを一頭、やっつけまして。

肉、力づくで割って、引き裂きまして。


鍋にぶちこんで。





とりあえず煮込みました。

にんにくとか、入れて。


この段階では、これを結局 何にするかは、
まだ決めてなかったと思います。





そして

「野焼きショック」。

半分呆然とした 燃え盛る地獄を見た
ハイテンションで

帰って来たら

シシ肉は
あいにく まだ 何ともしようがない状態。

煮込みを続けつつ


ガンガンいもを揚げたり。

なぜか大量にあったニンニクを丸ごと揚げたり。

「バルサミコ発見!」ということで、歓喜のバルサミコサラダを作ったり。

もちろんお酒も傾けたりしつつ。



たぶん、

たしか、

なんやかんや食い散らかしてました。


そのあいだ ずっと煮込まれ続けていたシシ肉は、

たまに 肉を骨から強制的に削ぎ落とされるべく 突ッつき回されたりしつつ。





結局

その夜のうちに食べられる状態を
迎えられぬまま

みんななんとなーく
膨満感を迎えてしまって


宴は おひらきになってしまったのでした。





結局

何を しゃべったりしたんだったか

何を 食い散らかしたんだったか、

すっかり、忘れてしまったんですけれども、

写真も撮ってないし。


、、大体ね。そういうもんですよね。宴、って。




翌朝目撃した 成れの果て。








翌朝、目覚めたら




もう、帰りの日なのです。

ひたすら運転して帰るのみの、日です。


その前に、

私は
森に飛び込むんですけれど。





、、という、次回が
もしかしたら、春の旅シリーズの最終回かな。


もう、
そうこうしているうちに、また新しい旅が始まってしまいそうです。









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