歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

ハザカイタイム

2010年04月19日 | 徒然 -tzure-zure-
今朝は早ようから、

冬以来ご無沙汰していた、お庭の手入れに行きました。


雑草を取っていたら、

ひらひらっ、と、

桜の白い花びらが。


そういえば、
さっきから、花びらが落ちているけれど。この庭のそばに桜があるなんて、
今日まで気付きませんでした。



桜の白の

ひらりひらりと舞い降り寄る。

すがた見えねど。



この高い塀の向こう側に、実はずっと、
今までずっと、居たのだろう。

そして今も、居るのだろう。


雑草が抜かれたあとの、土の、
塀の陰の中の、黒々しい地面に、


桜がひらり、ひらり。

はらり。



この花びらは、ホウキで掃かなくてもいいかな。





午後は午後で。別の仕事。


卸市場に来ています。


来るのがちょっと早過ぎたので、

ぽっかりあいた、
狭間時間。


黄昏間近。


端境時間。


ちょっとうとうとの始まりそうな、駐車場の暢気な陽射し。


雲にとろけて、白んだ陽射し。



待つ事しばし。



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