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時戻素

昔の跡,やがてなくなる予定のもの,変化していくもの,自身の旅の跡など・・・

(596)【「ケイコク」ハイキング・3】 市外を経由して着く温泉地へ

2011年05月26日 02時23分08秒 | 旅・散策の足跡
【「ケイコク」ハイキング】の記事

1 大都市近郊で渓流になる武庫川(556)
2 現モグラルートで渓谷へ(580)
3 市外を経由して着く温泉地へ(596)
4 周辺見物を終え、スタートへ(642)
5 市が整備した区間(669)
6 自己責任区間へ(715)

※ 写真撮影日:2011年2月19日
※ 今回記事では触れませんがこのハイキングをしてみたくなった方へ。ハイキングコース(廃線部分)は多くの人が利用していますが,整備がなされていない部分も多くあり,土地を所有するJR側からも危険であり,関係者以外の立ち入りを認めておらず,万一事故が起きても責任を負わないことが警告されています。途中のトンネルは照明が一切なく,長いものもあるので懐中電灯の持参は必須になります。スタートからゴールまで約2時間抜け道がなく,車道も一切ないので体力に自信がない場合は行かないことを勧めます。

 駅から武庫川の上流の方へ向かって進んでいく。

 物音がしたので後ろを振り返ると次の電車が来ていた。この景色で比較的新しそうな電車が結構な頻度でやってくるのは意外な感じがする。上流側には…

 赤い橋が見えてきた。
 もともと線路が敷かれていたと思われる場所を進んでいくと…

 トンネルがあった。中へ入ってみると…

 途中で道が二つに分かれていた。手前に見える穴。

 歩行者用の出口のようだ。
 ここを使わずに真っ直ぐ行くと…

 こちらも道が分かれていたが,直進する道はバス専用となっていた。そこで折れ曲がるとすぐに出口がある。

 入ってきたところと比べて新しい感じがするが,これを橋の上から見ると…

もともとあったトンネルの途中につけたされた出口だというのが何となく見える。
 橋の向こう側からこのトンネルを見る。

 斜面のどの部分にトンネルがあるのか結構分かりやすい。
 武庫川の反対側に来たので,市界を越えたことになり,宝塚市から西宮市へ来たことになる。
 西宮市側にも駅の方へ向かう道はあるが…

 このときは通行止めになっていた。ここから上流側を見る。

 川の中に人工的な柱のようなものが見える。

 橋桁の跡のようだ。かつてはこの場所に橋が架かっていたのだろう。
 その先に行くと…

 温泉街にたどり着く。

 西宮市にあるこの温泉だが,山に囲まれた場所に立地しており,1回川の向こうの宝塚市を経由しないとこの場所に来るのは困難と思われる。
 この先には進めないので,さっきの橋まで戻り,対岸の上流側へ進むことにした。

(590) 九州旧幹線で・・・

2011年04月08日 05時32分56秒 | 旅・散策の足跡

 地震のニュースの影でひっそりと開業した九州新幹線。値段の面で飛行機よりも融通が利かないので,移動において費用を重視している自分にとってはしばらく縁のないものだと思っていた。3月の三連休頃にした鹿児島~大阪間の移動においてもほぼ併走している旧幹線(在来線)を利用した。ただ移動が2日に及ぶよりはコストが抑えられるということで,川内~新八代間のみは肥薩線で迂回やおれんじ鉄道利用はしなかった。なので…

(2011年3月21日撮影)

(2011年3月17日撮影)

 全線開通してから使われている新幹線の車両に乗っていたことを自分でも忘れてしまっている時がある。行きがさくらで帰りはつばめに乗ったはずだが,乗車した区間においては何の差もなかったので,この2つの違いも分からない。
 在来線から見た新幹線の風景を南から並べてみたい。
※時間は2011年3月21日に使用した電車とその前後の電車の時刻で記載し,距離についてはwikのデータ(在来線は営業キロで新幹線は実キロの数値)を用いて計算しているので実際の絶対距離の数値とは異なる可能性ありです。

1 中央がつく端っこの駅。

(2011年3月20日撮影)

 上に新幹線の電線が見えるが,翌日はこの隣駅からこの駅を6時35分で出る電車で川内へ。


在来線46.1km約50分
新幹線35.3km約13分


2 川内

(2011年3月21日撮影)

 人に渡しきれずお持ち帰りになったせんだい土産と一緒に。ここからは新幹線で移動。


3セク51.3km約1時間
新幹線32.7km約11分


3 出水

(2011年3月21日撮影)

 到着前に下を走る1両の三セクの列車が見えた。鉄道のプロがやってもどうしようもない区間がだけが三セク化されたことによる経営状況がよく伝わってくる。
 この次で県境を越えるのだが県境にまたがってそこそこの規模の市が2つあるので,その両方に駅ができてしまった。


3セク19.8km約15分
新幹線16.0km約7分

4 新水俣

(2010年3月28日撮影)

 駅間が近過ぎるからかルートに合わせたのかは分からないが,水俣駅から一駅3.8km離れたところに駅がある。駅舎の後ろから少し見える背景から自然いっぱいだということが伝わってくる。下にできた3セクの駅は無人駅だし。県境でややこしいのだろうが,どちらか一方でよさそうな気がする。


3セクと在来線48.6km約65分(乗換え除く)
新幹線42.8km約14分


5 新八代

(2011年3月21日撮影)

(2011年3月21日撮影)

 全線開通で用なしになった在来線への抜け道はまだ残っていた。八代駅から一駅2.8km離れていてここの周りも広々としているが,在来線の駅は有人。ここからは旧幹線へ。
 熊本へ向かう途中には…

(2011年3月21日撮影)

 高架の向こうの低いところに新幹線が並べられていた。基地が移ったようだが,それ以外にあるものもできていた。

(2011年3月21日撮影)

 新しい駅ができていた。でも無人駅のようだ。

(2011年3月21日撮影)

 駅のイラストにもこの駅のホームに停まることのない新幹線が描かれていた。通過人にとってはまた所要時間が増えたぐらいの間隔しかなかった。


旧幹線32.9km約35分
新幹線31.8km約11分

6 熊本

(2011年3月21日撮影)

 高架橋の橋桁が1年の間に立派な駅になっていた。在来線の方も高架化の工事が始まっている。

(2011年3月21日撮影)

 今の段階では在来線の駅舎と新幹線の駅舎は結構離れている。市街地から外れたところにある駅だけに高架化の効果がどれだけあるのか気になる。
 9時20分初の在来線で大牟田方面へ。


旧幹線(熊本~玉名)28.0km約35分
新幹線(熊本~新玉名)21.9km約9分

7 新・旧玉名

(2011年3月21日撮影)

 直線距離でも約3km離れたところに新が付く方と付かない方の駅がある。在来線の駅が市役所付近にある。在来線でも結構早く着いた気がした。


旧幹線(玉名~大牟田)21.1km約19分
新幹線(新玉名~新大牟田)16.6km約7分

8 新・旧大牟田

(2010年3月28日撮影)

 新が付く駅と付かない駅の間が直線距離で約7km。市役所は新の付かない駅付近にある。玉名との間で県境をまたいでいるので色々もめたのかもしれないが,どちらか一方でいい気がする。熊本~新大牟田でも南の方の一駅分ぐらいだし。水俣と同じこと書いてる。
 熊本から1時間もかからないで福岡県に入り,結構早く着いたと感じながら快速に乗り換え。4駅ぐらい飛ばして瀬高に着いたあとしばらくすると…

(2011年3月21日撮影)

 矢部川を越えるあたりでしばらく離れていた新幹線の線路と合流する。
 のどかな風景を見ていると筑後船小屋駅が見えてきた。


旧幹線(大牟田~)17.8km普通約18分・快速14分
新幹線(新大牟田~)11.8km約7分

9 筑後船小屋

(2011年3月21日撮影)

 4駅も飛ばしたのに快速と普通の時間があまり変わってない。そんな差がつかないぐらい距離が短いのだろうか。この駅については以前も記事を書いたぐらいなのでまた別の記事で書きたいと思う。電車で通過しただけでも色々書けそうなぐらいの場所(笑)


旧幹線15.8km普通約16分・快速16分
新幹線15.9km約7分

10 久留米

(2011年3月21日撮影)

 船小屋からはほぼ併走。在来線,快速は一駅飛ばしているはずなのに,乗った電車とその後の普通比べたら所要時間一緒だった。秒単位が違うのかな。久留米を出ると…

(2011年3月21日撮影)

 新幹線の線路と在来線の線路が分かれる。


旧幹線(~鳥栖)7.1km普通約8分・快速6分
新幹線(~新鳥栖)5.7km約4分

11 新・旧鳥栖

(2011年3月21日撮影)

 新が付く方と付かない方は在来線で一駅の2.9km離れている。てか,いくら県境を越えていて,在来線で久留米から新鳥栖に行くには鳥栖で鹿児島本線から長崎本線に乗り換える必要があるからって4分で新幹線停めるとか…普通列車がもっと長い距離をノンストップで走っている区間もそれなりにあるし。東京周辺の方がもっと短い距離で駅があるといってもそこほどの利用者がいるわけではないし。鳥栖には長崎新幹線を分岐させるためとか久留米は人口はそれなりにいるとかありそうだけど。


旧幹線(鳥栖~)28.6km普通約56分・快速33分
新幹線(新鳥栖~)26.3km約15分

12 博多

(2011年3月21日撮影)

(2011年3月21日撮影)

 ここに来るのは薄暗い時がたいがいだったので,こういう景色を見るのは初めてではないがよく覚えていない。

(2011年3月21日撮影)

 駅前も工事中しか見たことがなかったので,ものすごく変化して見えた。
 その後,九州内には小倉に…

(2011年3月21日撮影)

 新幹線の駅はあるがここは本州の会社の管轄になっている。確かに福岡も西日本とは呼ばれていて,大阪に東海があるのほどの違和感はないし,もともと向こうのものだったとかなったら当然なのかな。博多~小倉は在来線だと1時間を越えてしまうので,他の北九州の新幹線駅の間隔と比べると新幹線らしい気がする。
 それにしても…

(2011年3月21日撮影)

 線路作る経費は空洞を作ったりして節約しているらしいけど,駅の建設費とか短距離で停車させてまた加速させる電気代とかで相当金を使っているような…
 快速でも…

(2011年3月17日撮影)

 ほぼ隔駅(黄色い駅が快速停車駅)で停まっているような会社だから,新幹線もそうなのかな。他の理由があるのは確かだけど。

(589) 【栃茨県境3】バス停から県境神社への道

2011年04月06日 04時53分41秒 | 旅・散策の足跡
【栃茨県境】の記事

1 県境バス停(565)
2 県庁所在地間の公共交通機関移動(578)
3 バス停から県境神社への道(589)
4 県境上の神社(600)
5 不苦労の神社(619)
6 稲荷・亀・杜(631)



※ 2011年3月5日撮影
 塙バス停のある橋の先の交差点。

 国道293号を那珂川町の方へ進んでいく。
 比較的広い道路を10分ぐらい歩くと…

 国道沿いに鳥居が見えてくる。

 実際にはここを通らなくても神社には着くので目印のようなものだろうか。

 神社の看板もある。ふくろうにまつわる神社だけにふくろうのイラストや像は多く見かける。

 鳥居から橋を越えた先に…

 神社へ向かう道が那珂川町に向かう道と分かれている。
 神社へ向かう道沿いには…

 周囲より家が集まって見えた。この先の道も…

 集落の中を進んでいくような雰囲気だ。
 このような雰囲気とは対照的に…

 ゴミ捨て場にはこんな警告がしてあった。犯罪はなかなか起きそうにないような雰囲気はするのだが国道沿いということで色々な人がやってくるのかもしれない。集落の中の道もしばらくすると…

 家の数も徐々に減っていく。

 この赤い屋根の家が見える先からは道の雰囲気が変わる。

 道端にあった畑の柵には電流が流れているようだ。動物対策だろうが,どんな動物が出てくるのだろうか。

 山道を思わせる雰囲気になる。進めば進むほど…

 山らしさは増していくというかもうすでに結構登り坂を上っている。

 林の中に1つだけあるお墓を見つけた。そこに行くための道と橋が作られている。
 さらに登っていくと…

 遊歩道みたいな入口がある。
 

 ここを通っても神社にはたどり着くようだ。こちらの道は別の記事で触れたい。その分かれ道の脇には…

地面に白いものが見えた。石灰化と思ったがそうではなく雪だった。正午前でも雪が溶け残るような標高に来ているということだろう。車道を進んでいく。

 途中にはそれなりの数の碑が建てられている。

 カーブと勾配の続く完全な山道になってきた。ここまで来ると白い物体は雪以外の何でもない。しばらく上ると…

 大型バス用の駐車場があった。ツアーでこの神社が訪問地となることもあるようだ。そこをしばらく進むと…

 車用の駐車場が表れ,境内の入口へたどり着く。

(587) 2つの王将のある商店街

2011年04月04日 05時16分04秒 | 旅・散策の足跡

 大阪市港区の八幡屋商店街。

(2011年3月31日撮影)

 5つのアーケードの道が集まるドーム上の屋根の部分。

(2011年3月31日撮影)

 このちょうど屋根のなくなる一角に…

(2011年3月31日撮影)

 うどん屋の王将がある。
 この5本の道のうち築港の方へ行く道の一つを進む。

(2011年3月31日撮影)

 アーケードを抜ける。

(2011年3月31日撮影)

 この入口だけ見るとさっきの道の集まるような規模の商店街だとは思えない。
 この出口の道路を挟んだ反対側に…

(2011年3月31日撮影)

 中華料理屋の王将があった。餃子…とも大阪…とも関係はなさそうだ。
 上本町では見られなくなったどちらでもない王将が2つも見られて思わず写真を撮ってしまった。

(583) 天竜川渓谷の観光地(1)

2011年03月31日 06時18分31秒 | 旅・散策の足跡

 天竜川沿いの風景は,以下のシリーズの記事…
【水没集落からの脱出】の記事
静岡県浜松市天竜小和田~塩沢

1 入口編(306)
2 駅前メインストリート編(326)
3 最寄の民家とつり橋編(359)
4 集落への道(395)
5 徒歩1時間の集落(405)
6 駅を離れても(482)

 …で,無人地帯の天竜川の風景を取り上げ,その第二弾になるシリーズaも今後書く予定だ。しかし,このような少しずつ有名になっているとはいえ,まだ観光地化されていない地域に対して,観光地化されている天竜川の渓谷に天竜峡がある。春の閑散期に行ったので観光地らしさは薄いかもしれないが観光地としての天竜川の姿も記事にしてみたい。

※ 写真撮影日2011年3月3日


 長野県飯田市の天竜川駅。駅舎側のホームには川下りをイメージした置物?が展示されている。
 外から見た駅。

 この駅から豊橋寄りは川沿いの狭いところを線路が走っていたので,そちらの方から来たら開放的に感じた。

 駅舎にもステンドグラスが使われていて,イメージの中の印象とは違った面をみたような感じになった。
 駅のホームから見た駅周辺。

 ロータリーを越えるとすぐに天竜川が流れている。右側に見える切れて写っている建物の中には…

 天竜峡温泉の碑があった。奥に見えた橋の方へ。

 姑射橋の柱には竜の置物が置かれていた。
 橋の手前から見た天竜川の上流方向。

 ここから下流と違って開けた印象があった。
 橋の上から見た下流方向。

 観光地となっている天竜峡の姿が現れた。橋を渡りきったところで橋の下の方を見てみた。

 橋を渡りきったところから…

 遊歩道のような道へ入っていく。
 奥に見えた看板には…

 この辺りが十勝の「浴鶴巖(よくかくがん)」一つであることが示されていた。看板の内容が手書きで修正されているのも味がある。その先,道の掃除をされている方々と出会った。時期が外れた感じはあったけれど,そんな時期でもきれいにしようという感じが気持ちよかった。

 休憩所のような場所もところどころ作られている。
 1回車道に出て,その後また歩道へ戻るが…

 工事で整備中の道も多くあった。

 旅館があり行き止まりに見えたが,その脇の上り口を進んでいく。

 車道に出ると道に沿って案内板が並んでいるところがあった。その先,天竜川の方へ下る道へ行くのだが,手前の道は工事中で入ることができなかった。その先の入口から下っていく。

 この途中に…

 十勝の一つ龍角峰がある。
 展望所のようになっていて,上流側。

 下流側。

 この先もさらに下り,橋を越えて対岸へ向かう道が続く。

(2)へ続く。



(578) 【栃茨県境2】県庁所在地間の公共交通機関移動

2011年03月26日 05時29分44秒 | 旅・散策の足跡
【栃茨県境】の記事

1 県境バス停(565)
2 県庁所在地間の公共交通機関移動(578)
3 バス停から県境神社への道(589)
4 県境上の神社(600)
5 不苦労の神社(619)
6 稲荷・亀・杜(631)

※ 写真撮影日 2011年3月5日

 東京から仙台に向かう途中,茨城県と栃木県の県境にある鷲子山上神社への訪問を考えていた。宇都宮側から烏山線を経由するコースの往復で攻めるのが一番安易そうだったが,どうせなら行きと帰りで違うルートで行きたいと思ったので,水戸から常陸大宮までJRで,そこからバスを乗り継いで神社の最寄りのバス停である塙停留所へ,その後再び塙からバスで烏山駅へ行き,烏山から宇都宮までJRで行くルートを採用した。
 時刻と運賃は以下のような感じになった。

水戸発09:22JR水郡線
常陸大宮着09:55480円
常陸大宮駅前発10:00茨城交通バス
高部車庫着10:45890円
高部車庫前発10:57市営バス
塙着11:07340円
鷲子山上神社
徒歩(片道約4km)
塙発14:20市営バス
烏山駅着14:39460円
烏山発15:29JR烏山線
宝積寺着16:100円(宇都宮まで通し)
宝積寺発16:19JR東北本線
宇都宮着16:30570円
 
注1 2011年3月5日の時刻表記載時刻。当日JR水郡線は約3分遅延。
 2 茨城交通と市営バスの高部車庫前バス停の位置は別。茨城交通の美和総合支所(高部車庫の一つ手前のバス停。歩いて数分)と市営の高部車庫が同じ位置。【後述】
 3 市営バスは常陸大宮市(茨城)と那須烏山市(栃木)のおそらく共同運営。

 実際の移動。

 水戸駅。

 端のホームから水郡線で常陸大宮へ。特急電車の待ち合わせのため発車が数分遅れた。常陸大宮でのバス連絡が5分しかないので焦る。しかし,JRのことだからダイヤ復旧させてくれるだろうという期待とバスも列車が遅れたら客がいなくて待ってくれるのではないかという期待をした。もちろん,最悪の事態も想定。

 常陸大宮駅へは3分遅れぐらいで到着。改札を抜け,バス停を探していると乗るべきバスが駅前のロータリーへ。慌てて後をつける。

 見つけきれなかったバス停があった。

 駅前の通りを少しだけ進んだところに設置されていた。ここから乗ったのは自分ひとりで,バスは始発だからといってしばらく停車することもなくすぐに発車した。JRがあれ以上遅れていたら,バスの本数が少ないのでこの日の計画はまったく別のものになっていただろう。
 バスに乗ってしばらくすると…

 バスでの最終目的地の烏山までの距離が出ていた。30km分の運賃,事前に調べていたからいいものの知らなかったらかなり不安になりそうだ。しかも,この数値は駅までの距離ではないし…
 途中からは自由乗降区間となりバス停に限らずに乗り降りが可能になる。


 このような風景を見ながら移動は続く。同じような風景を2度見た気がするので,集落内を1周して幹線道路に戻るようなルート設定になっているのかもしれない。途中で駅の少し先のバス停から乗った方が降りた。このバスの乗客はこの方と2人のみだった。

 終点までの運賃。

 終点の高部車庫。両方のバスの停留所名になっていたので大きいかと思ったら結構小柄だった。上の時刻の下にも書いてあるとおり,烏山市営バスの高部車庫バス停は茨城交通の一つ前の美和総合支所前と同じ場所にあるので一バス停分歩いて戻る。

 2つのバス停が隣に並んでいる。よそ者にとっては両方が「高部車庫」というバス停名を出すことによって,この2つのバスが乗換え可能だということを示しているように捉えられたが,バス停の場所を知る上ではややこしい。烏山市営バスが美和総合支所ではなく,茨城交通の施設である高部車庫を採用した理由は何なのだろう。
 今乗ってきた茨城交通の時刻表。

 本数はかなり少なめ。さっきのようにJRが遅れて接続ができなければ泣くしかない。土地勘があれば一駅先の玉川村駅からバス停までたどり着ければ復旧は可能かもしれない。玉川郵便局の前をバスが通過する。便によっては玉川村駅へ寄るバスもある様子。
 市営バスの方。バス停の上の部分には「みわ」(合併して現在は常陸大宮市)と茨城側の旧自治体名が書かれている。

 こちらもかなり本数は少ない。やがて烏山方面から人を乗せたバスがやってきた。乗客を降ろした後,方向を変えてバス停へ。そのバスは…

 このぐらい小型だった。
 車内も…

 コンパクトにまとまっている。路線バスではあるので…

 運賃表と運賃箱の設備がついている。
 すぐにバスが発車したが,その後ある異変に気付く。次のバス停の案内もないまま,どんどんバスは進んでいく。いくら利用者が少ないとはいえもう一バス停分とは思えない距離を進んでいた。運賃表にも何も表示されない。不安になって運転手に聞くと,どこまで行くか聞かれた。このまま何も言わなかったら終点についてたのだろうか。

 道の駅を通過。しばらくして塙バス停で降車。運賃は運転手が持っていた表を使って示された。ここまで他に乗客はいなかった。

 塙バス停は橋の上にあった。反対側の道路にはバス停の表示が置いていないが,その辺りに立っていれば乗れるのだろう。少し不安になったので,次のバスでここから烏山駅へ行くことを告げておいた。(実際次のバスの運転手は別の方だったが)まだここは茨城県で県境は越えていない。

 目的地の神社への訪問を済ませ,バス停に戻っても時間があったので隣の県境バス停まで歩いてみた。こちらについては1の記事で。
 県境のバス停から乗ることも可能だし,運賃も安くなるのだが,さっきある種の乗車予約のようなことを言ってしまったので,塙バス停に引き返した。
 今度のバスは…

 さっきのものよりも大きかった。車体には県境を挟んだ両市の名前が書かれている。このバスで県境を越え,栃木県へ。県境を越える路線バスはなかなか珍しいのではないだろうか。
 今度のバスの運賃表を見ると…

 バスの放送設備などが故障していることが書かれていた。さっきのバスもそういう事情だったのだろう。終点だから何も言わなかったが,途中で運転手さんが行き先を確認してくださった。



 こんな風景を見ていると…

 大きな橋が見えてきた。やがて烏山駅に着く。

 この区間でも他に乗客はいなかった。
 駅周辺で次の列車まで1時間ぐらい時間をつぶした後は列車で移動。この駅は有人でみどりの窓口も設置されている。

 終点の宝積寺で乗換えを待つ。

 宇都宮へ到着。県境をバスでまたぐ県庁所在地間の公共交通機関移動。本数が少なくはらはらするところはあったが,普段見ないバスの運行風景を見ることができたように思う。

(572) 費用距離おさえました!(帰り1)

2011年03月15日 06時09分22秒 | 旅・散策の足跡
※ 撮影日:2010年3月28日
 中国・九州地方での津波の懸念による運転見合わせはなくなりそうなので,来週の今頃には同様のプランを終えているはずということで復習がてら書いてみる。
 高速バス移動より約4000円安いこのプランの帰り道。
3月28日行程
★在来線
鹿児島中央 6:35
川内 7:27

★新幹線 3450円
川内 7:33
新八代 8:05

★在来線
新八代 8:23
大牟田 9:56
10:34
小倉 12:56
13:35
下関 13:50
13:59
新山口 15:10
15:12
徳山 15:55
15:59
広島 17:58
18:20
福山 19:57
19:58
岡山 20:44
21:09
姫路 22:36
22:56
大阪 23:58

 休日ダイヤで本数は少ないが,大阪周辺が終電まで18きっぷの効力があることによって何とか実現できているプラン。仮に0時まででも大阪からの+210円ですむが…
下関での乗り継ぎの関係で北九州で1時間程度の遊び時間ができている。

 在来線で川内まで行き,そこから新幹線に乗り換える。

 新幹線ホームも在来線ホームより申し訳程度高い位置にあるだけ。

 その分駅舎がやたら高くなっていて階段移動が大変なのだが,何か高架にしない理由があったんだろうか。
 行きの切符は乗車券と特急券を分けて渡されたが,帰りは1枚にまとまっていた。


 何か券の頼み方間違えたかな。
 数日前は夜で何も見えなかった新幹線からの景色。



 モグラとか言われていたので全く期待していなかったが,思ってた以上に楽しめた。200km/時以上でているはずだけど,カメラでそんなにぶれなかったのも意外だった。

 出水駅付近。3セクになったオレンジ鉄道の車両が小さく見えた。

出水駅。川内,出水と連続して読み方のややこしい地名が続いている。宮城県の仙台市と泉市が合併したこともあり,音だけで「せんだいといずみが合併する」と言われたらややこしそうだ。川内市は現在合併し薩摩川内市になっているが…
 出水駅を出てすぐ…

 新幹線通勤客を狙ったマンションがあったり,広々とした中に1件だけ建物があったりしてなかなかつかみにくい風景。
 もう少し進むと…

 卵の会社もあった。鳥インフルエンザでここが出たとき,養鶏地帯であることを初めて知った。
 次第に線路は海の方へ向かい…



 遠くに海が見えるときがある。その後はトンネル地帯にまた戻る。トンネルから出たときに…



 川と桜のような景色も見ることができた。
 しばらくして…

 八代の平野が広がる景色になってきた。
 新幹線はここまででその後は再び在来線へ。

 熊本方面の運賃がやたら安く感じたが,特急と新幹線の差があることを忘れていた。

 新八代駅在来線のいちいち書かないと存在感のない改札口を抜ける。時間帯によって有人の改札で改札口の方から切符の最終日だったので「お疲れさん」と声をかけていただいた。温かさを感じた瞬間。まだまだこの先大阪まで長いが…
 在来線のホームへ。

 こんな注意書きがあったが,この駅って最近できた気がするのは気のせいだろうか。

 新幹線ホームからの線路が在来線の線路と合流する場所。新幹線単独になった今は見られない光景かもしれない。

 車内にはゴミ箱も備え付けられている。駅にゴミ箱があるだけでも驚く地域の人にとって車内のゴミ箱はもっと珍しいかもしれない。

 途中特急列車の待ち合わせがあった。新幹線に移行した今もまだ特急は残っているのだろうか。なくなっていたらスムーズに普通電車が進むかもしれない。



 まだ建設中の新幹線の高架。

 熊本駅。高架化のためにホームが複雑な形になっているが,新幹線開通でだいぶ変わったらしい。どう変わったのかはよく分からないが…

帰りその2へ続く。

(568) 1週間前に見た海岸が・・・

2011年03月11日 23時59分01秒 | 旅・散策の足跡

 地震の情報が流れるたびに,先週訪れた場所の名前が次々に出てくる。海岸部だけでも…

(2011年3月4日撮影)

 神奈川県藤沢市片瀬。


(2011年3月4日撮影)

 藤沢市江ノ島。


(2011年3月4日撮影)

 鎌倉市七里ガ浜。


(2011年3月4日撮影)

 鎌倉市稲村ケ崎。


(2011年3月4日撮影)

 鎌倉市由比ガ浜。

 場所はかなり飛ぶが…

(2011年3月6日撮影)

 宮城県松島。


(2011年3月6日撮影)

 福島県いわき市と茨城県との境目辺りの海岸。

 どの海岸もきれいな景色を見ることができた。しかし,今はこの海が津波の襲う場所に変わってしまった。自然の美しさ,恐ろしさを強く感じさせられた。
 このときすれ違ったり,店や駅で対応をしてくれたりした人が今どうしているのか知ることはないだろうけど気になっている。

(566) 【修行の山のふもと 4】 高い駅から下の集落へ

2011年03月09日 04時20分01秒 | 旅・散策の足跡
【修行の山のふもと】の記事

修行の山のふもとの記事
1 (516) 学問の神とイルミネーション
2 (538) 山の下の駅
3 (545) 結構下に見える集落
4 (566) 高い駅から下の集落へ
5 (626) 無人地帯の駅と離れた集落
6 (646) 道に迷った極楽のような場所

※ 写真撮影日:2011年1月8日撮影


 細川駅で対向の特急を待ち合わせるということだったので外に出てみることにした。
 橋本方面行きのホームから見た駅舎。

 かなり古そうな建物だが,それとは対照的な自動改札機がある。横に扉がついているように見えるが,黄色く見えるだけでやや簡素なもののようだ。フリーきっぷを通し,駅の外へ。

 駅の入口から駅舎内を撮影。正面に窓口がある。自動改札機はあっても自動券売機はないのできっぷを買う場合,窓口で買う仕組みになっている。何か意外な感じ…
 駅から見た細川の集落。

 かなり駅が高台にあることが分かる。
 駅前も…


 すぐに下に下る道になっている。
 細川の集落も見られたので電車に戻ろうとすると駅内の踏切が鳴り始めた。その後,特急が来て踏切が一旦開放されるかと思ったら…

 そのまま向こうのホームに停まっていた電車の矢印がついた。踏切を渡れず,正面の電車に乗ることができなかったので次の電車が次の駅へ着くまでに隣駅に行くことにした。
 再び改札を出て,幅の狭い階段を途中まで下る。そこから見る集落も…

 まだ低い位置に見られた。一番下まで下ると…

 上り坂の入口の電柱に駅への案内があった。かなり小さいから見落としそうだ。
 集落から見た駅。

 似たような光景をどこかで見たような気がした。浜松市天竜区だ。

 集落を走る道路を隣駅の方へ進んでいく。
 集落内の道はすぐに…

 林道のような道へと変わった。横を流れる川を見ると…

 まだ雪が残っていた。だいぶ山深いところへ来て,雪が溶けきれていないのだろうと思いながらしばらく進む。

 視界が開け,また集落が現れた。
 ここでも結構雪は残っていて…

 ちいさなかまくらのようなものも作られていた。
 静かな集落の中で電車がカーブを走っている音が響いていた。車内だけでなく,車外にもかなり響いているようだ。

 かなり高いところに電車が見えた。あの電車が次の駅で乗ろうと思っていた次の電車だ。とても間に合いそうにないので,さらにゆっくり行くことに。隣駅に行くためには,最低でもあの高さまで行かないといけなそうだ。
 集落の風景。

 道路を進んでいくと…

 最終目的地は極楽橋なのだが,せっかくなので神谷の集落にも寄っていくことにした。
 今来た方を振り返る。

 その先に…

 神谷へ向かう道と極楽橋へ向かう道が分かれていた。ここからの登り道かなりきつそうな予感がしてきた。


(564) 足元の地域紹介

2011年03月01日 05時56分16秒 | 旅・散策の足跡

 大阪市と隣接している市のマンホールの絵柄。おおよそ10時の位置から7時の位置の方へ。

0 大阪市

 大阪城と桜

 大阪城とビジネス街と船といった感じだろうか。

 

 下水道局のもの。市制100年記念や花博の記念のものも同じデザイン。



1 尼崎市(兵庫県)

 とんぼとめだかだろうか。工業地域のイメージが強く,この印象はなかった。同じイラストで色遣いが違うものもいくつかあった。

2 豊中市

 市の花とキャラクターだろうか?

3 吹田市

 万博公園の太陽の塔の周りを花で囲っている。

4 摂津市
 訪問時にイラスト入りは発見できず…
2011年3月28日追加
 

 雨水のマンホールは市のマークが入っているだけだったが,やや小さめの仕切り弁には花でデザインがされていた。

5 守口市

 祭りの道具か何かだろうか?

6 門真市

 さつきの花。背景の色はいろいろある。
 古そうな方は花の下で船をこいでいる船頭さんが描かれている感じだろうか。(2011年6月19日追加)

7 大東市

 川原を歩く人という感じだろうか?

8 東大阪市


 花だけのものも多いが,たまにラグビーのものを見つける。ラグビーの印象の方が正直強かった。

9 八尾市

 河内木綿を織る女性。青っぽいもっと印象に残るものもあった。

10 松原市

 市の花と木のばらと松。

11 堺市

 花と鳥。

 木製の燈台のイラスト。

 市制100年記念

 政令指定都市以降記念

(旧美原町)

 2011年3月28日追加
 さらに久米田駅周辺ではこんな柄もあった。

 ほたるなど自然の豊かな印象を与える絵柄で工業の盛んな海岸部の堺を見ていると想像もつかないような絵柄だった。


 イラストとしては花が取り入れられているものが多い。市の花を把握していないからか,持っていた印象と違う印象をよく受ける。