時戻素

昔の跡,やがてなくなる予定のもの,変化していくもの,自身の旅の跡など・・・

(364) 【国内海外旅行(5)】 アリラン食堂

2010年07月31日 22時58分50秒 | 旅・散策の足跡
【国内海外旅行】の記事一覧

1 (146) 外国の雰囲気のあふれる町
2 (168) 入国ゲート ~地上編~
3 (209) スタミナスープ
4 (272) 入国ゲート~地下編~
5 (364) アリラン食堂


 先日書いた記事の中で,昼ごはんを食べた場所として登場させたこのお店。

(2010年7月19日撮影)
 鶴橋駅からは近鉄の東口からさらに東に行き,本通にぶつかったところをさらに南へ行くとハングルの書かれた看板などを多く見かけるエリアに着く。その中に,このアリラン食堂がある。4月に夕食で利用したことがあったので,そのときでこの店を利用したのは2回目だった。 その2回の食事を振り返ってみたい。  まず店内。
(2010年7月19日撮影)
 2度目に来た時の相方が言うには,日本の雰囲気ではないようだ。それだけ,韓国の空間が演出されているということだろう。いつも立ち寄れる環境にあると,その有難味を忘れてしまう。なお,入口の脇にあるテレビは韓国のテレビが向こうの言葉で放送されている。 これは向こうの文化かどうかは分からないが…
(2010年7月19日撮影)
 水の容器も独特の形状をしていた。 これだけ韓国の雰囲気が出ていても,新今里のこの店の場合と違い,日本語が通用する。「トイレお借りします」と言ったら「貸すだけよ」のようなやり取りに発展したこともあった。メニューにもほぼ日本語が書かれている。 1回目の来店。 オーダーした後すぐに…
(2010年4月12日撮影)
 つけものが何皿も並べられる。もちろん,お通し代は発生しない。 本場は2店舗しか経験していないが,その両方でこのようなサービスがなされた。  このときは店側のおすすめも伺いつつ…
(2010年4月12日撮影)
 カムジャタンを注文した。豚の背骨付の肉やジャガイモなどが入っている。これで3150円。(2人で食べたので1人1575円)同行者の方も辛いのがいけるということで,店員さんも「辛くするよ」という感じで,辛めの味付けになっていたと思われるが,両者ともノーダメージだった。店員さんの言葉に寄ると量も多めにしてくれていたようだ。 具材が少なくなってくると,店員さんが残りのスープにご飯を入れることを提案してきた。それに乗っかると…
(2010年4月12日撮影)
 ごま油も使用され,雑炊になるのかと思ったら,チャーハンのような感じになった。ごま油の香りが食欲をそそった。とはいえ,充実した量で満腹状態に近かったので,途中に休憩を挟みながら最初に出された漬物も含め,完食した。  続いて2回目の来店。 食欲が湧かないということで,焼肉から韓国料理に変更になったのと,昼食ということもあって,相方は確か味噌チゲを,自分は石焼ビビンバ(スープ付)を頼んだ。いずれも1050円。 オーダー後には…
(2010年7月19日撮影)
 漬物のサービスがなされた。  石焼ビビンバ。
(2010年7月19日撮影)
 石焼が熱いので,スープは冷たく感じた。もしかしたらもともと冷たいスープだったかもしれないが…  前回ほどのきつさではなかったが…
(2010年7月19日撮影)
 無事完食。  店員さんもサービス精神旺盛だし,店の外の段階で料理の値段まで確認できるのも良心的だろう。 駅からは近くはないが,独特の空気の中で本場が味わえるのはなかなかだ。

(363)【H21春・18切符2枚目】 1日目 鹿児島~延岡

2010年07月28日 00時00分00秒 | 旅・散策の足跡
【H21春・18切符2枚目】の記事一覧

【363】 1日目(3月29日) 鹿児島~飫肥~延岡
【374】 2日目(3月30日) 延岡~大分~臼杵~八幡浜~宇和島
【385】 3日目-1(3月31日) 宇和島~高知
【396】 3日目-2(3月31日) 高知~坂出~岡山~大阪
【412】 4日目(4月5日) 肥薩海岸周遊
【479】 5日目(4月8日) 奈良・三重・滋賀・京都

3月29日行程
鹿児島 9:16
宮崎 11:32
12:23
飫肥 13:28
15:08
南宮崎 16:18
16:35
土々呂 18:04
18:59
日向市 19:10
20:06
延岡 20:35

※ 撮影日を記していない写真は2009年3月29日撮影。
今までは関西から鹿児島へ向かう際に使用していた18切符だったが,今回は鹿児島から関西へ向かうときに使ってみた。
 途中寄るところがあったので,スタートは鹿児島駅になった。詳しくはリンク先の記事で書いているが…

 名前の割には小柄で。
 入口を入るとすぐに…

(2008年10月29日撮影)

 バリア全開の階段がある。昇りきったところから振り返ると…

 こんな感じだ。
 階段を上ったところにある改札も…

 有人改札であるだけではなく,幅も狭い。
 2階の待合室から駅前を見てみると…

 広々としていて,高層ビルもあまりない。
 こんな状況の県名そのままの駅を出てしばらくすると…

 錦江湾とカルデラ壁の斜面に挟まれた狭い空間を国道と併走していく。竜ヶ水地区をはじめとした大雨の際などは災害がおこる部分ではあるが,錦江湾と桜島の見える車窓はなかなか見ごたえがある。

 約2時間半ほどで宮崎駅へ。途中,隣に席に座ってきた女性と話もした。かなり不便そうな宮崎の鉄道網も昔よりは改良されたようだ。しかし,この区間特急で行っても2時間強かかる。30分をどう見るか個人差はあるだろうが,120kmぐらいの距離があってそれだけの差しかないのは特急としてどうなんだろうと感じる。鹿児島市近郊のみの特急なんか10駅中2駅しか通過しないのもあるし,特急事情は特殊そうだ。
 宮崎では約1時間ほどあったので,とりあえず商店街の方へ。

 鹿児島のデパートが市の中心部に堂々と店を構えている。
 昼食をとる店を探しきれないまま,駅へ戻った。結局,このときと同じになったが駅の1階の飲食店で…

 冷汁定食(たしか780円)を食べた。チキン南蛮か魚料理かを選択できる。
 宮崎駅の…

 ホーム別に改札が分かれているので乗る列車の出るホームを確認してからホームへ。
 日南線で目的地へ向かう途中…

 もともとは規模が大きかったんだろうなという駅や…

 鬼の洗濯岩も確認できる日南海岸の風景を見ながら…

 飫肥駅へ。
 1時間半ほど飫肥の町歩きをしたがそちらについては別記事で書きたい。
 駅に戻ると,改札外の待合所にたくさんの客がいた。この駅,列車の来る時間が近づかないと改札をしないようで,ホームには入ることはできない。待合所もほぼ満席だったので,駅舎の外の椅子でさっき買った…

 飫肥天を食べた。みかん味などの味付けがされていた。
 改札が始まり,駅のホームへ。

 朝ドラのわかばで使われたものが駅の中にあるらしいがどこにも案内はなかった。改札内には常に入れないので,もしこれがその椅子とテーブルだとするとさみしい。
 飫肥を出て1時間ほどで南宮崎駅へ。

 駅前のダイエーなどへ行き,時間をつぶす。

 ホームが4本あるのに加えて,隣接地に列車が停められている。結構広々と感じられた。
 宮崎駅を経由し,延岡の土々呂まで同じ電車だった。車掌も乗っており,検札にも回ってきた。無人駅では車掌が切符を回収している。宮崎も鹿児島支社の管轄のはずだが,さっきの飫肥駅の改札といい,無人駅の扱いといい,検札といい鹿児島市近郊のゆるさとはだいぶ違う。このワンマン時の案内からもその差はすぐに分かる。

(2010年3月28日撮影)

 左手が鹿児島寄り,右手が宮崎寄りになる。青は無人有人を問わずに終日駅で精算をする駅,緑は駅員がいる間のみ駅で精算する駅,黄色は車内で精算をする駅になっている。鹿児島近郊は無人駅や無人駅になる時間がある駅でも青なのが,宮崎では黄色か緑になっている。駅の集札箱に自分で切符,運賃を入れる仕組みではない。この差は何なのだろう。
 途中,都濃あたりで…

 リニアの実験線の跡を眺めながら土々呂に着いた。リンク先に記事に載せている散策した後は,時間があったのでいったん日向市駅に戻った。

 辺りで夕食をとる場所を探したが見つからず,延岡に持ち越すことになった。
 延岡に向かう電車。


 車内も車外も,赤青黄緑の原色尽くしだ。MIYAZAKIと書かれているにもかかわらず,この車両が…

(2008年12月22日撮影)

 鹿児島の車庫?に置かれているのもたまに目にした。宮崎じゃできない点検などもあるのだろうか。あと,この辺りを走っている列車内の掲示物にこんなものがあった。

 ダイヤ改正とダイヤが良くなりそうなことが書かれている。
 便利余裕とメリットまで書かれているが,「広木駅の開業」も「鹿児島本線の増発」も「指宿枕崎線の増発延長」も鹿児島のことだ。宮崎の住民には2時間以上かけて鹿児島まで行かないと影響のないことばかりだ。宮崎が関係ありそうなのは特急の禁煙化ぐらいだろう。ダイヤ改正は重要な伝達事項だが,宮崎県内のみを走る車両に貼るぐらいなら,宮崎のメリットもあってもいいように思う。

 延岡に着く。

 駅には…



(2009年3月30日撮影)

 廃線になった高千穂鉄道の痕跡がまだ残っていた。
 ホテルに荷物を置いた後,商店街の方のファミレスJへ夕食を食べに行った。本社のある大分もすぐ隣だ。
 翌朝は5時59分の列車を逃すと,特急を使わないと16時まで普通列車がなくなるという事態になるので,いつもよりプレッシャーに囲まれて寝ることになった。


(362) たき温泉

2010年07月25日 09時52分05秒 | 現在の中の過去
国道3号線で川内から阿久根に向かっていると内陸部から海岸に出るところがある。

(2006年5月4日撮影)

 道路よりも一段低いところを線路が走っていて,そこに薩摩高城駅がある。

(2009年4月5日撮影)

 高城と書いて「たき」と読むが周辺には民家がある程度だ。同じ「高城」が入っている「川内高城温泉」は海岸部からだいぶ内陸部に入ったところにある。その川内高城温泉の風景を見てみたい。


(2010年3月27日撮影)

 旅館の前に西郷隆盛のプレートがある。西郷隆盛と関わりがありそうだ。ちなみに鹿児島ではこの名前を知らないとどうかしていると思われるぐらい浸透しているのだが,外に出ると小学校の教科書にでも出てくる名前でも「隆盛」の読み方が分からない人もそれなりにいる。鹿児島での扱いがとんでもないことに最近気付いた。
 その旅館から少し進むと…

(2010年3月27日撮影)

 西郷が入浴しているモニュメントがある。西郷が愛好していた温泉のようだ。別の角度から…

(2010年3月27日撮影)

 横の案内を読むと「翔ぶがごとく」の放映記念のようだ。
 その横には…

(2010年3月27日撮影)

 全国の名湯100選に選ばれたときの記念碑がある。
 さらにその脇には…

(2010年3月27日撮影)

 月9ドラマのロケが行われた場所であることが書かれていた。
 さらに先へ行ってみる。

(2010年3月27日撮影)

 こんな感じの温泉街だ。しばらく歩いていると,また変わったものがあった。



(2010年3月27日撮影)

 ここの温泉の記念でありながら,終着駅「湯之元」とある。駅の湯之元はここから20km以上離れている。寄贈してもらったってことでいいのだろうか。
 この辺りにバス停がある。

(2010年3月27日撮影)

 人形岩や西郷隆盛のイラストが描かれている。この辺りを巡回しているようだ。
 さらにその先へ…

(2010年3月27日撮影)

 バス停の名前になっていた「竹屋」がある。

(2010年3月27日撮影)

 似たような風景が続いていく。
 地域公民館。

(2010年3月27日撮影)

 その前には…

(2010年3月27日撮影)

 金次郎さんがいた。
 ここに来る途中には…

(2010年3月27日撮影)

 こんな案内があった。矢印に従い,細かい道を進んでいくと…

(2010年3月27日撮影)

 ちょうど目の前の橋を渡った辺りに…

(2010年3月27日撮影)

 そのことを示す碑があった。
 メイン道路に戻り,ある旅館を見つけた。

(2010年3月27日撮影)

 この旅館に…

(2010年3月27日撮影)

 西郷が泊まったらしい。
 温泉全体の地図。

(2010年3月27日撮影)

 帰りは草道の方に抜けた。

(2010年3月27日撮影)

 温泉への案内はあるが,温泉街は見えない。
 アクセスは決してよくない。寂れた印象はあるものの残っているのは,歴史を反映しているからだろうか。

(361) 大阪市の伝法漁港

2010年07月24日 03時50分46秒 | 旅・散策の足跡
※ この記事のプラン中に訪れた場所の紹介です。
此花区の阪神伝法駅。

(2010年7月17日撮影)

 ホームの尼崎側を見ると…

(2010年7月19日撮影)

 すぐに淀川を渡る橋になっている。
 この駅から,西の方へ行き,国道43号をまたぎ,さらに同じ方角へ。先に行き止まりが見えてきた手間の左手にある坂を登ると…

(2010年7月17日撮影)

 このような場所に着く。正面右手のコンクリートにはイラストが描かれている。

(2010年7月17日撮影)

 海をテーマにしたようなイラストで,左端の浮き輪の中に「ゆっくりご覧下さい」とも書かれている。
 このイラストのコンクリートの先をのぞくと…

(2010年7月17日撮影)


(2010年7月19日撮影)

 船がたくさん泊まっていた。ここが伝法漁港だ。海には面しているものの,漁業のイメージのあまりしない(主観)大阪市にも漁港が存在している。漁港の中には…

(2010年7月17日撮影)

 大阪市漁業組合の建物もある。たしか,ここが本部だった気がする。
 漁港の南側の方に下ると…

(2010年7月17日撮影)

 道路脇のちょっとしたスペースに祠がある。酉島宮(とりしまのみや)というようだ。元禄11年創建とも書かれている。漁業との関係は分からないが,地域の氏神としての役割を果たしていそうだ。
 漁港の柵を見ると…

(2010年7月19日撮影)

 こんなイラストつきの注意書きがあった。かっぱに引っ張られているが,ここは淡水なのだろうか?淀川ですら海水混じりのようだから,河口に近いここはほぼ海水のような気がする。それにしてもこの漁港,どこにつながっているのだろうか?とりあえず,漁業組合の建物よりも先の方(淀川河口側)へ行ってみる。

(2010年7月19日撮影)

 真ん中に水路を挟むように道が分かれているところがある。この水路を上から見ると…

(2010年2月21日撮影)

 さっきの漁港につながっていた。逆側を見ると…

(2010年2月21日撮影)

 信号付きの門があった。ここから淀川に出ることができる。
 淀川川の門付近を見てみる。

(2010年7月19日撮影)

 川幅も600m近くあるので,海とあまり差はないだろう。

 この伝法漁港にも魚料理が食べられる店がある。最初の方のイラスト付きの壁の社h神の左手を進んでいくと…

(2010年2月21日撮影)

 「立ち入り禁止」と「どうぞお進みください」の相反する言葉が並んでいる。店に用があれば漁業関係者と同等の扱いになるということなのだろう。そこを進み,さっきの漁業組合の建物が見える辺りには…

(2010年2月21日撮影)

 店への誘導が書かれているが,本当にこの先に店があるのだろうかという気持ちになってしまった。この辺りを別の角度から見ると…

(2010年7月19日撮影)

 民家のような印象が残る。恐る恐る矢印の方へいくと…

(2010年7月19日撮影)

 店の入口が現れた。
 扉を開け,店の中へ。



(2010年7月19日撮影)

 店内はこんな感じで,壁にはテレビの取材などで訪れた芸能人などのサインがある。この店よく取材をされているようだ。そのためか,此花通(たぶん)という愛称のバス通にも誘導が出ているし,伝法駅にある地図にも…

(2010年7月19日撮影)

 店の名前が書かれている。場所が分かりにくいだけに,穴場といえる店だろう。

 今回は「活ふぐ冷しゃぶコース」(税込み5145円)。
 最初に皮切りが出される。

(2010年7月19日撮影)

 食べている間に冷しゃぶの準備が整い…

(2010年7月19日撮影)

 2人分の具材が運ばれてきた。ふぐはそのままでもOKということで,何切れかは鍋でしゃぶしゃぶせずにそのまま食べた。
 冷しゃぶ用の道具の中には…

(2010年7月19日撮影)

 氷水があった。二人とも使い方が把握できず,ネット検索までしたが,正しい冷しゃぶの食べ方は出てこなかった。たぶん,鍋でしゃぶしゃぶしたものを氷水につけて冷やすのだろうという推測で食べてみた。(後で店員さんに確認すると,その食べ方で正解だったようだ。もちろん,冷やさなくてもOKとも教えてくれた。)
 食べ方を把握することのできた冷しゃぶだが…

(2010年7月19日撮影)

 豆腐だけはごく自然に見えた。
 冷しゃぶをしている間に…

(2010年7月19日撮影)

 ふぐの唐揚げ(6個)も運ばれてきた。骨は多いが,からっとした感じがおいしかった。これだけで単品注文では2,000円ぐらいになる。(5個で1575円。)
 冷しゃぶの最中に店員さんからハモの勧めがあった。学生には答えられる質問ではなかったので,判断は社会人の相手に任せた。結果,ハモの落とし(5個で1260円)を注文した。ちなみに,価格は注文した後になって知った。値段を気にしないところがさすがだ。そんな社会人になれるように努力したい。

(2010年7月19日撮影)

 酢味噌または梅肉ソースで食べる。容器の下に氷が敷き詰められていて,涼しさが増す。

 これらを食べ終わった頃,コースの茶漬けが運ばれてきた。残り少ないということで,お茶(無料)の提供もあった。しかも,適宜,補充してくれた。

(2010年7月19日撮影)

 おにぎりを壊して食べる感じで,ふぐも一切れ入っていた。これがコース最後のふぐだが,値段からすると十分なぐらいのふぐを食べられている。その途中に,アイスの味を聞かれ,最後のデザートが持ってこられた。

(2010年7月19日撮影)

 またそのアイスがスーパーでも売られていそうなものなのもいい。奥のコップは無料のお茶。たまに2ℓペットボトルに入ったものをつぎ足しに来てくれた。
 最後にウーロン茶を注文し,閉店(10時)頃まで,しゃべっていた。
 店員さんの接し方も良くて約3時間楽しく食事ができた。

 さすがにふぐは大阪近郊でとれたものではない気がする。この漁港,どの辺まで漁に出かけているのかよく分からなかった。

 大都市内の漁港という意外な一面を感じられる場所だ。

(360) 大阪日帰旅・伍(2010年7月19日実施)

2010年07月21日 03時51分32秒 | 旅・散策の足跡
【大阪日帰旅】の記事一覧

壱 【北】とりあえずキタで
弐 【西】財政危機の要因
参 【南】いろいろな公園
肆 【東】コリアタウンとだんじり
伍 宗教タウンと大都市の漁港


※他の記事へのリンクなどは後日整備します。→2010年7月26日実行
※ 写真撮影日:2010年7月19日

 前回の大阪の回から半年以上が経過していた。3月に立てたプランが流案になったが,この暑い中,春の気候を前提に立てたルートを実行する気にはなれず,新たにプランを立て直した。ノープランの部分も多かったが,何とか無事に終えることができた。個々の内容は別に記事を設ける予定なので,今回は大雑把に紹介していく。

 11時45分,今回も鶴橋集合。焼肉を食べる予定だったが,食欲の問題から韓国料理に変更。

 駅からは結構遠いこの店で韓国料理を食べた。
 注文した料理が出される前は…

 結構たくさんの漬物が提供される。
 水の容器も…

 結構珍しかった。この食堂,今回が二度目だったのでそのうち記事をまとめたい。
 食後,鶴橋商店街を見て回り,近鉄の駅へ。電車に乗り下りたのは…

 石切駅。駅の先に見える…

 トンネルを抜けるともう奈良県だ。駅自体はだいぶ標高の高いところにあり…

 東大阪市や大阪市方面を見た眺めは良かった。
 さらに駅から北へ行き,右手の坂道を登っていくと…

 こんな場所に着く。有刺鉄線つき金網の脇にある道を進んでいくと…

 駅とトンネルの跡地が現れる。さっきのトンネルに切り替えられる前は,ここが線路だったのだろう。この周りも…

 警告文と共に有刺鉄線付き金網が巡らされていた。この金網よく見るとかなり新しい。実は数ヶ月位前まではこの金網はなかった。ここまで徹底して囲わなくてはならない事情が生じたのだろう。
 その後駅のほうへ戻り,石切の宗教施設を中心に回っていった。






 詳しくは別の記事で。だいぶ標高が低くなってきたところに新石切駅がある。

 ホームから今登っていた斜面の方を見る。近鉄が地下鉄のそのまま乗り入れている。降りたのは第2回の集合場所でもあった九条駅。ここに5回中2回来るのもきっと珍しいだろう。
 駅周辺の雰囲気を味わいながら…





 商店街を抜けて安治川の方へ。この安治川を越えると西九条で此花区になる。その安治川を渡る手段が…

 奥に見える建物にある。

 地下トンネルになっている。
 西九条駅からは電車で2駅先の伝法へ。伝法駅から1kmぐらい歩くと…

 伝法漁港が見えてくる。淀川からこの漁港へ侵入するには…

 この閘門をくぐることになる。

 川岸から…

 河口方面と,スーパー堤防が見える。
 この漁港には市の漁業組合の建物が存在する。
 その漁港内の…

 この店で夕ご飯を食べた。決して安くはないが,値段以上の量が提供される。漁港についてもまた詳しく書きたい。
 10時ごろに店も閉まり,伝法駅へ。とりあえずここで解散になった。

(359) 水没集落からの脱出(3) ~最寄の民家とつり橋編~

2010年07月18日 06時59分42秒 | 旅・散策の足跡
【水没集落からの脱出】の記事
静岡県浜松市天竜小和田~塩沢

1 入口編(306)
2 駅前メインストリート編(326)
3 最寄の民家とつり橋編(359)
4 集落への道(395)
5 徒歩1時間の集落(405)


6 駅を離れても(482)
→ 観光地天竜峡はこちら
→続編はこちらへ。


※ 写真撮影日 2010年3月20日
(2)からの続き。

駅前の集落跡から塩沢集落の方へ向かう。

 しばらくは横に天竜川のゆったりとした流れが見える。

 川の向こう岸は愛知県だ。

 よく見ると…

 道路と電線がある。しかし,川を越えて愛知県側に行く方法はこの辺りにはない。
 正面には…

 静岡,愛知,長野の3件の県境のある場所が見えてくる。
 時折猟銃のような音が聞こえるが,どこで行われているかは定かではない。目の前に何が現れるか分からない恐怖がある。
 やがて道は川と反対側へカーブし,川に注ぐ沢を越える。

 上を見上げると…

 だいぶ高いところに線路が見えた。ダムによる増水でも水没しなかった線路はかなり高いところにある。
 その後,道は木々に囲まれた森の中に続いている。

 かなり高い位置に廃屋も確認できる。

 鉄塔もある。
 やがて…

 分岐にたどり着く。目的地の塩沢は右側を登ることになるが,いったん下の道を進む。10分で高瀬川に付くという案内が出ている。
 上に見えている民家には人が住んでおり…



 周囲には畑が見られたり,作業用の機材が見られたりする。

 向かって左手を見ると…

 天竜川がだいぶ低い位置に見えるようになってきた。ここまでの道のりも結構高低差があったようだ。
 この先の道は…



 狭かったり,木が倒れていたりする。コースアウトをすれば,かなり下まで転落することになる。しかも,携帯の電波は届かないので,そのことを知らせることもできない。慎重に進まないと命に関わる。
 しばらく慎重に進んでいくと…

 橋のようなものが見えた。案内に出ていた高瀬橋で,長野県側につながっている。
 橋を渡ろうとして,進行方向を変えると…




 何か普通の橋の状態ではなさそうだ。先の方を拡大して見る。

 橋の大部分が壊れてしまっていて,渡ることはできない。したがってこの先へ行く術はない。橋はこんな状態だが,柱を見ると…
 

 橋の名前と完成した年月はしっかりと残されていた。

 再び今来た道を引き返し,さっきの民家のところまで戻る。

 今度は塩沢集落へ行く道を進む。まだ40分かかるようだ。

 ここを左に行き,坂を登ると家の玄関に着くようだ。
 もちろん,人の家には行かずに,ここをまっすぐ行く。
 しばらくして振り返ってみる。

 ここでの暮らしは一体どのようなものなのだろうか?
 この先,塩沢集落へはまだまだ道のりがある。
※(4)へ続く。


(358) どこか未開な開発地

2010年07月17日 04時25分03秒 | 過去になる現在
参議院選挙当日は影が薄れていたが,大阪市議の補選が生野区の選挙区で行われていた。知事と市長の代理選挙とも言われ,早く結果を知りたかったのだが,当日は当然のことながら,参院選メインでやたらと全国放送に割り込んでくる在阪のマスコミですら触れていなかった。翌日知った結果では,知事側の候補の勝利だった。選挙公報を見る限り,市長側の候補の主張がいまひとつという感じを受けたが,やはり支持率の高い知事の力の強さを感じさせられた。この勢いなら,都政が施行されることになるかもしれない。
 さて,その知事が関西州の中心にしようとしているWTCのある南港(北港)地区の現状についてはいくつか記事を書いている。(254221154)
 そんな地区に先日大和川の河口を目指していたら,つい立ち寄ってしまい,印象に残る光景を見てしまったので,記事にしてみたい。


(2010年6月20日撮影)

 少し前に話題となった場所。
 正確な場所かは分からないが,おそらく市橋容疑者が御用となった南港フェリーターミナルの2階待合室。
 そのターミナルを外から見てみる。

(2010年6月20日撮影)

 意外とこじんまりとした印象を受けた。フェリーが出ているのはここだけではない。ATCの近くやここからバスが出ているかもめ埠頭からも出港しており,乗り場が分散している。
 そのターミナルから,ニュートラムの駅のほうへ向かう。

(2010年6月20日撮影)

 途中の通路も結構長く感じる。
 駅へ行く途中には…

(2010年6月20日撮影)

 バスターミナルへの降り口もある。
 その下のバスターミナル。

(2010年6月20日撮影)

 夕方という時間が影響しているのかもしれないが,閑散とした印象を受けた。
 このターミナルの近くの高速の下に…

(2010年6月20日撮影)

 最寄り駅のフェリーターミナル駅がある。駅名からすると,駅付近が少し寂しい気がする。当のターミナルまではそれなりに歩くし…
 付近を見わたすと…

(2010年6月20日撮影)

 広い空き地の向こうにビルがぽつんと建っている。
 南港センタービル。名前通り,南港の中央部にある。ビルの壁を見ると…

(2010年6月20日撮影)

 テナント募集の文字が窓に貼られている。一体,どれぐらいの事務所が入っているのだろうか。そして,このビルに隣接して…

(2010年6月20日撮影)

 広々とした緑地があった。噴水があったり,基石が置かれていてその解説が書かれていたりする。しかし,休日だからかもしれないが,人気(ひとけ)がない。
 駅周辺からかもめ埠頭の方へ移動してみる。そちら側には鉄道によるアクセスはできない。
 かもめ埠頭に向かう途中の歩道。

(2010年6月20日撮影)

 雑草が結構伸びて,歩道にも入り込んでいた。そして,かもめ埠頭につながるかもめ大橋の前の交差点の一角には…

(2010年6月20日撮影)

 公園があった。中を見てみると…

(2010年6月20日撮影)

 立派な緑地だった。この公園,トイレもあるのだが,人の気配があまりしない。

 かもめ埠頭へ行くのに必ず通ることになるかもめ大橋。

(2010年6月20日撮影)

 橋の途中から北側を見ると…

(2010年6月20日撮影)

 ATCやWTCが結構遠くに見えた。


(2010年6月20日撮影)

 橋を渡りきった。流通センターなどが多くあり,車に行き来は多い。
 流通センターなどに混じって…



(2010年6月20日撮影)

 広そうな緑地もある。

(2010年6月20日撮影)

 府側の取り組みと関わりがあるようだ。府や知事といっても現在の府や知事ではないだろう。その緑地の脇には…

(2010年6月20日撮影)

 営業しているの?というような感じのレストランもあった。ここではないが,「日替わりランチ実施中」というのぼりも見かけたので,平日は事業所の人でにぎわうのかもしれない。
 ある交差点には…

(2010年6月20日撮影)

 公衆便所があった。しかも,公園みたいに名前が示されている。その割にはごみがたくさん捨てられている。
 とにかく西の端の方へ行くと…

(2010年6月20日撮影)

 終点のバス停と魚釣り公園があった。入場は無料のようだが,強風で閉鎖していた。
 中には入れないので,今来た道を引き返し,フェリーターミナルを目指した。
 途中の歩道も…

(2010年6月20日撮影)

 雑草が生命力にあふれていた。

 かもめフェリーターミナル。

(2010年6月20日撮影)

 志布志(限りなく宮崎県寄りの鹿児島)や宮崎行きのフェリーが出ている。
 内部も…

(2010年6月20日撮影)

 そろそろ忘れ去られた感のある姫がいたり…

(2010年6月20日撮影)

 トイレの部分がJR九州が好みそうな原色で塗ってあったりと,九州らしく(?)なっていた。

(2008年9月10日撮影)

 この色遣い,瓜二つな気がする。
 ターミナル前も…

(2010年6月20日撮影)

 宮崎ナンバーや鹿児島ナンバーが多く見られた。
 そして,道路を挟んだ反対側は…

(2010年6月20日撮影)

 大阪市の市場がある。

 九州行きの人が来る場所だからか,かもめ埠頭エリアはフェニックスを多く見かけた気がする。
 海を開発した人工島でありながら,どこか未開発な印象を受ける南港地区。交通の便もそんなに良くないので,投資の意味があるかどうかの問題もありそうだが,知事の支持率が持つ限り,何らかの変化はしていくだろう。休日も車に乗っていない人が増える日が来るのだろうか。

(356) 【遡上】 永田川編 ~その6~

2010年07月11日 23時06分34秒 | 遡上
【遡上・永田川】の記事一覧
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(2008年8月1日撮影)

 轟の滝の先の川の分岐を本流に沿っていく。田んぼの脇を川が流れている。川幅も小さくなり,木の茂みで川の流れを確認できない部分も出てくる。
 その先,田んぼに沿った道は林道のようになり,その先で水源地のような施設のところで道が分かれる。そこをまっすぐ行くと先ほどの分岐で支流となった流れとぶつかる。水源地の施設のあるほうの坂を登り,ログハウスのような民家の脇を抜けると,視界が開けてくる。

(2008年10月4日撮影)

 ここを左に曲がると,かなり狭くなった川の姿に出会える。

(2008年8月21日撮影)

 左手の茂みの下に川が流れている。

(2008年10月4日撮影)

 この先,水の中を進んでいくと…

(2008年10月18日撮影)

 急に深みが現れる。道具(カメラを含む)を持ったままでは泳げないので,横のブロックの上を通り,この奥に行った。

(2008年10月4日撮影)

 このような状況が続いていく。ところどころ木々が倒れて先に進むのを邪魔している。時間が遅かったこともあり,途中で引き返した。
 先ほどの畑のある開けた場所に戻る。今進んだ河道と逆側を見ると…

(2008年10月4日撮影)

 お地蔵様がいる。そして,その脇には…

(2008年10月18日撮影)

 用水路のような水路がある。地形図では確認できないのだが,yahooやgoogleの地図で見るとこの先にまだ川が続いているように描かれている。ということで,お地蔵様の前にある道を進んでいくことにした。
 轍が残っていることから作業用に車が行き来しているようだ。道は高いところにあり,その下を川が流れている。

(2008年10月18日撮影)

 写真は下流側を見たもの。さらに上流側に行くと…

(2008年10月18日撮影)

 しっかりとした橋も現れる。橋の柱を見ると川の名前は「永田川」になっている。ところどころ支流のように流れが分かれている。その支流の方へ行くと…

(2008年10月18日撮影)

 水田が広がっている。こんなところでこんな光景が見られるとは思わなかった。
 さらに本流に沿って奥に進んでいくと…
 
(2008年10月18日撮影)

 山林開発の記念碑のようなものもある。林業で栄えていた時期もあったのだろう。
 その先に行くと…

(2008年10月18日撮影)

 ここから先は私有林だという看板があった。川の流れはまだこの先に続いている。脇を見てみると…

(2008年10月18日撮影)

 水源は見ることはできなかったが,ここまで幅の小さくなった川を見られた感動はすごかった。
 本流の遡上の記事はたぶんこれで終わりだろうが,支流についての景色もいくつか記事を書いて見たいと思う。

(355) 閑静な住宅地のにある人気の中華料理屋

2010年07月10日 22時04分36秒 | 旅・散策の足跡
※ 撮影日:2010年3月21日
今年の春,関東方面へ行ったときに大雨による電車ダイヤの乱れに巻き込まれていた。17時から東京駅で待ち合わせがあったので,銚子を早めに出て,東京に近い部分で時間調整をすることにした。
 千葉駅に着いた時点で1時間ぐらい余裕があった。東京駅界隈を徘徊するか,その途中で時間をつぶすかで悩んだ。千葉方面に行くことの方が少ないかなということで,千葉から普通でこの駅へ。

 幕張駅。名前は良く聞いていたので,行ったら何かあるかもぐらいの感覚で選んだ。駅の外は…

 閑静な住宅地といった感じだった。駅近くにバスのりばがあって…

 幕張の知名度を上げていそうな施設の名前があった。そちらへは別の駅のほうが便利なのかもしれない。
 隣の駅も「幕張本郷」と「幕張」が付いていたのでそんなに遠くないだろうということで歩いてみることにした。線路に沿ってしばらく行くと…

 線路側も車両基地のようになって反対側も見えにくくなった。
 さらに隣駅方面に行くが,ひたすら住宅地の中を進んでいくことになった。
 そんな中,閑静な住宅街とは真逆の光景が現れた。



 中華料理屋なのだが,目の前の駐車場が満車だ。しかも,ナンバーを見ると富山,横浜,なにわ(たぶん)など千葉ナンバー以外のものが目立った。三連休とはいえ,地元民でもない人がわざわざ寄せ付けるだけの何かがあるのだろう。店の前で客と店員さんが話をしているところで,昼の営業も終わっているようで,店に近寄ることはできなかった。この店から駅に行く途中にもあるアイドルの名前が聞こえてきた。ネットでこの店の名前を検索するとそこで名前を聞いたアイドルグループAのAさんの家のお店らしい。ネットの口コミを見ていると,いつも満員のようだ。三連休中なら競争率はもっとすごかったに違いない。

 閑静な住宅街の中に意外な光景を見た後は駅に向かった。線路に沿っていったのだが,一向に駅が見えてこない。しかし,駅の駐輪場はあったのでこの付近にあるのは間違いなさそうだ。しばらくはそのまま進んだが,何かおかしい気がしたので引き返した。それでも見つからないので陸橋で線路の反対側に行ってみることにした。その陸橋の途中で…

 駅の入口に出会った。陸橋上から線路の方を見ると…

 来た方向から離れた方に駅のホームがあった。低い地上からは車両基地の車両もあって見つけられないはずだと感じた。
 ホームから見ても…

 向こう側を見ることができなかった。
 反対側には…

 別の会社の駅もあった。両隣の駅名も会社名が入っているものもあるがそれ以外は同じなのでこの辺の線路の幅かなり広そうだ。最後駅を探すのに迷ったので,東京駅の着時間は10分ほど遅れてしまった。