時戻素

昔の跡,やがてなくなる予定のもの,変化していくもの,自身の旅の跡など・・・

(748) 5つの湖を見に(帰り)

2012年04月05日 02時58分54秒 | 旅・散策の足跡
行き帰り
 ※2012年3月27日撮影
 湖を見た満足感に浸る余裕もなく,日が暮れるまでに山を下らないといけないことに意識が変わった。帰りに選んだのは,遊歩道は急傾斜が多かったので車が通れる林道ならより快適に行けるだろうと考えてそっちを選んだ。

 少し下ったところでそれが誤算だったことに気付く。
 遊歩道以上に雪が道路に横たわっていた。しかも,上に乗るとかなり足が沈む。地面を踏み外さないように慎重に進んだ。日が当たりやすい遊歩道に比べ,谷間にできた林道は雪が溶けなかったのかもしれない。

 雪が覆いかぶさる道が終わり,沢沿いの道に変わる。
 今度は水が道路上を流れている。さっきの雪で靴がだいぶ濡れたが,ここで追い打ちが来る。そして何より雪崩が来ないかが心配だった。

 行きで断念した第二展望所から林道に抜ける道。湖が見られた点からも,予想以上に距離があった点からも選ばなくて良かったと思えた。

 横を流れていた沢を越え,この日は通行止めになっていた道と合流。
 しばらく下ると…

 滝のような場所があった。普段なら落ち着いて楽しめそうだが,この環境では早く抜け出そうという思いの方が強かった。その近くには…

 作業用の小屋がある。そこから少し下ると…

 湧水があった。

 比較的最近に指定されたようだ。ただ残念なことにこの日はこの水でのどを潤そうという気は起らなかった。
 その先にしばらくして…

 谷の向こう側が見えてきた。少しずつ不安が解消されていく。その横には…

 大きなダムがあった。下の方から見ると…

 かなり落差がある。高度差があるのはこっちだけではなく…

 道路の方も一気に下る感じだ。

 次第に谷の間から湖が姿をのぞかせる。この坂を下ると…

 道路脇に灯篭のようなものが見えた。もう観音様が近そうだ。
 数分で…

 遊歩道の入り口と合流した。まだ明るさが残っているうちに無事ここまで来られたことにほっとした。ただここでまいた時間を三方駅のホームでつぶすのは結構つらかった。19時以降は観光案内所の入った駅舎の待合室が閉鎖され,寒いホームで待つことになった。

(746) 5つの湖を見に(行き)

2012年04月03日 04時14分55秒 | 旅・散策の足跡
行き帰り

※ 2012年3月27日撮影
福井県若狭町の旧三方町。

 ここに描かれている三方五湖を少しでも見たいと思い,レインボーラインまで行くのは無理と判断したので雲谷山に行く遊歩道からの景色を見ることにした。

 国道を敦賀方面へ進み…

 三方観音の入り口で山の方へ移動。

 観音様の開いている時間は終わったと地域の人に声をかけてもらい,湖を見るならそこがいいと言われた展望台へ。

 一つだけではあるが,湖の姿を見られた。しかし,まだ電車の時間に余裕があったので欲張ってもう少し上の展望台を目指すことに。

 観音の銅の横。ここから目的の展望所への道は車の通れる林道と遊歩道とに分かれる。行きは展望所の多い遊歩道の方を選択。

 観音堂の裏側から入る。クマ出没注意の看板があったので,とりあえず手を叩いて音を出し,人間の存在を感じさせる方法をとる。

 つづら折りの傾斜が急な道が続く。
 約10分(注:やや早めのペースで移動。以下同様)ほどで第一展望所へ。

 そこからの眺め。

 ここで降りれば,余裕を持って駅まで戻れる時間だった。しかし,第二展望所まで450mという数字の誘惑を受ける。最悪次の電車(1時間半後)でも無事帰れるからいいやということで次の展望所を目指す。

 途中,滝が見えるポイントがあった。奥の雪山の景色もきれいだ。

 第二展望所からの景色。15分目安のところ10分で着く。景色を見たいという思いだけで意外と頑張れるものだった。第3展望所まで650mあり,ここで引き返すことを検討。遊歩道を下るのが怖かったので,車道へ抜ける道を進んでいく。


 しかし,途中で倒木と雪で通行を断念したくなる個所があり,引き返す。電車に間に合うかが微妙になったのと,もう少し日が持ちそうと判断できたので第3展望所まで行くことに。

この辺りからまだ雪の残っている場所も見られるようになる。

 約10分で第3展望所下の駐車場に着く。地図で存在を確認していたがここまで小さな駐車場とは思わなかった。

 ここからでも湖は見えるが,次の電車にして時間が余る計算になったので,展望所まで行くことに。

 結構急な道を慎重に登ると…

 ログハウス風の作業小屋がある。そこが展望所になっていて…


 こんな景色が見られた。そこからは…

 雲谷山登山の道が続くが,この時間からでは日が暮れてしまうので迷わず下山。
 ひとまず見たいものはすべて見られた。おそらくまたここに来る機会はそうないと思うので,電車を遅らせても来た価値はあったと感じた。

(744)【国境のトンネル周辺散策・9】大河川の上流部

2012年03月31日 04時43分13秒 | 旅・散策の足跡
【国境のトンネル周辺散策】の記事

1 (616) トンネルの中へ
2 (625) 登山前のウォームアップ
3 (640) 地下の存在を感じさせない空間
4 (653) 入山前の再確認
5 (678) 本格的な入口までの坂道
6 (692) 山道になっていく国道
7 (714) 点線区間への到達
8 (734) 外と中の境界
9 (744) 大河川の上流部

※ 2011年9月6日撮影
湯檜曽駅を出た後は駅よりやや下流側で湯檜曽川と分岐している利根川の本流を見に行くことにした。
 駅前の道路の向こうには…



 支流の湯檜曽川が激しく流れていた。国道を水上町中心部の方へ進む。

 湯檜曽川を越える橋の付近にこんな看板があった。

 熊よけの熊鈴。出てもおかしくない環境だが,遊歩道の中にいるわけではないのでクマ出没の危険性は頭の中になかった。
 橋の上から見た湯檜曽川の下流側。

 利根川本流との分岐は残念ながら見えなかった。
 渡った先の住宅地内を進んでいく。

 その先しばらく行くと…

 右側に利根川の本流が見えた。ここからもまだ上流の方へ続いており,湖などもある。とりあえず最上流部に近い利根川が見られたということで駅へ引き返す。
 一度越えた橋付近から河原に降りて足だけに水浴びをした。



 道路を越える屋根つきの通路。
 利根川の上流部がある谷の方を見る。

 谷川岳の姿を見ようと思ってここに来てなかったら利根川の水源がどの辺にあるのかということもろくに把握できなかっただろうなと思う。   

(743) 広い(範囲に広がる)川の河口

2012年03月30日 23時58分15秒 | 旅・散策の足跡
前回銚子に行ったときに朝から強風で電車が止まった影響で訪問時間が減り,いろいろ見損ねたところがあった。今回,また銚子に行けそうな旅程を組めたので,利根川河口とか犬吠埼灯台とかに行く予定でいた。
 しかし,今回も途中の佐原駅で銚子に立ち寄る前に行く予定だった潮来行きの電車との乗り換えに失敗したこと,朝の時間帯の天気が雨になったことの影響で今回も行きたい場所にすべて行くことはできなかった。
 今回の訪問の中心となったのは利根川。

(2012年3月6日撮影)

 駅前を600mぐらい進むと利根川にぶつかる。そこから見た河口。

(2012年3月6日撮影)

 上流側の銚子大橋。茨城県との境目になっている。
 その橋の方へ行き…

(2012年3月6日撮影)

 実際に渡ってみた。

(2012年3月6日撮影)

 橋の上から見た上流側。

(2012年3月6日撮影)

 河口側。

(2012年3月6日撮影)

 見通しがあまり良くなかったのが残念だ。

(2012年3月6日撮影)

 橋の横に架けかえられる前の橋の形跡がまだ残っていた。

(2012年3月6日撮影)

 茨城側へ到着。

(2012年3月6日撮影)

 橋を降りてすぐの神社を見て,時間に間に合うか微妙になってきたので折り返した。
 結構ぎりぎりで駅に到着。しばらく息が上がった状態で電車移動。

(735) 1年後に改めて見た海岸

2012年03月16日 04時41分48秒 | 旅・散策の足跡
※ 2012年3月4日撮影
ほぼ1年前に松島を訪れ,日の出頃の30分だけ周辺を歩いたことがあった。30分で見られる量には限界があり,五大堂すらまともに見られていない状況になっていた。ほぼ1年が経った頃,再び松島を訪問する機会があった。
 高台からの景色をあまり見られてなかったので,冨山展望台へ登る。

 雪が残っており慎重に斜面を登っていく。

 一番上に…

 こんな感じの展望台がある。





 向かって左から右の方へ。

 山を下り五大堂へ。

 五大堂へつながる橋。

 反対側へ回る。

 少し引いた場所から見ると…

 月と一緒に写真が撮れた。前回も朝日と一緒に写真が撮れたので,訪問のタイミングが意外といい時期に来てるなと感じた。

(731) 旧山城町の川

2012年02月29日 01時12分53秒 | 旅・散策の足跡
京都府木津川市の旧山城町域にある棚倉駅。

(2012年2月26日撮影)

 線路の反対側へ行くための地下道。線路を高い位置に作ったのか,今いる場所が低いのかなどと考えながら線路の下をくぐると…

(2012年2月26日撮影)

 通路の雰囲気が大分変わった。

(2012年2月26日撮影)

 通路とは対照的な駅舎を見て北の方へ向かう。こちら側は線路とほぼ同じ高さの場所に道路があるのを見るとこの辺は傾斜地でさっきいたところが低かったんだと納得できた。

(2012年2月26日撮影)

 駅から北へ踏切を2つぐらい越したところにトンネルがある。上の様子はここからではよく分からないが,山の下をくぐるトンネルとは明らかに性格が違いそうだ。線路より木津川寄りの道路にも…

(2012年2月26日撮影)

 似たようなトンネルがあった。

(2012年2月26日撮影)

 当然ながら中からは上の様子は分からない。トンネルを抜けたところに上へ登る道があったので登ってみる。

(2012年2月26日撮影)

 トンネルの上を川が流れていたことが分かった。
 逆側から見た線路上のトンネル。

(2012年2月26日撮影)

 そこから少し北へ行くと…

(2012年2月26日撮影)

 遠くにまた似たような高台が確認でき,線路はその下をくぐっているのが見えた。
 その高台のところまで行き,上へ登ってみると…

(2012年2月26日撮影)

 さっきと同じように川が流れていた。線路のある場所の上へ行くと…

(2012年2月26日撮影)

 線路の上を流れる川の写真が撮れた。他では下が見えないところが多いのでかなり見ごたえのある光景だった。
 下に降り,再び北の方へ…

(2012年2月26日撮影)

 次の川は橋で越えた。
 そのさらに先には…

(2012年2月26日撮影)

 トンネルというよりは高架橋という感じのものが線路の上を越えていた。

(2012年2月26日撮影)

 道路についても同様の感じだった。しかもこの橋の下が井手町との境になっているようだ。井手町域に入り,高架橋と同じ高さにある高台へ登る。

(2012年2月26日撮影)

 ほとんど水がなく,コンクリートで覆われている今までとは違った感じの川があった。川の脇を線路の方へ少し行くと…

(2012年2月26日撮影)

 奥の方に高架橋部分の始まりが見えた。
 この先にも似たような天井川の光景が見られたが,別の機会に書きたい。

(725) 夜しか見てこなかった街

2012年02月23日 03時30分05秒 | 旅・散策の足跡
 高速バスの乗り継ぎ,ネットカフェ泊まりとかで博多にいたことは何回かあった。しかし,ほとんどが暗い時間帯であり,昼間の時間帯は電車の中から見える景色ぐらいしか見たことがなかった。
 新幹線の全線開業で線路を占領する特急が減ったせいか2年連続ほぼ同じような計画で移動したにもかかわらず博多でゆっくりできる日程を組めた。
 そのとき見た博多駅の外の昼間の風景。

(2011年3月21日撮影)

 何口か名前を忘れたが新幹線側の入口。

(2011年3月21日撮影)

 熊本へ少し移動。

(2011年3月21日撮影)

 高架下をくぐって…

(2011年3月21日撮影)

 反対側へ。こんな感じの駐輪場は何か意外だった。

(2011年3月21日撮影)

 宿泊で2回ほど利用した施設の入るビル。夜1時着朝5時発。

(2011年3月21日撮影)

 博多郵便局。

(2011年3月21日撮影)

 反対側の駅前。
 駅ビル内に「阪急」の文字を見て,一瞬博多にいる気がしなくなる。

(2011年3月21日撮影)

 ラーメン屋探したけれど,結局駅のホームの店で食べることになった。博多で食べる博多ラーメンは多分初めて。
 時間ができたといっても合計40分程度だけ。しっかり歩きたいとは思うけれど,何かスケジュールの都合が合わない街だ。
 東京でも似たようなことを書いていたけれど,東京よりも散歩状況がひどいかもしれない。

(722) 高原地帯の県境越え(2)

2012年02月20日 00時25分54秒 | 旅・散策の足跡
【高原地帯の県境越え】の記事



※ 2011年9月5日撮影
 野辺山駅前。

 駅の方向表示にも,最高点の文字が書かれている。
 駅前の公園。





 広々とした空間に色々と設置されている。かなり関わりの深そうな道祖神の姿を初めて知る。
 駅前に戻り,線路に沿って清里の方へ。

 高原野菜の畑。これが小学校のとき,教科書で見た野辺山の姿だった。
 線路沿いの道路。

 最高点の駅からさらに高いところへ道がのびている。天候が良ければ目の前に八ヶ岳の姿が見えたはずなので残念。

 アンテナと農耕機注意の標識。
 だいぶ登ってきたところで今来た道を振り返る。

 線路脇のコスモス。

 しばらく歩くと…

 線路と道路が離れていく場所についた。目の前に見えている建物へ近づく。

 土産物屋。このすぐ横の線路がJRの最高地点になっていて「最高点」の文字があちらこちらに書かれている。

 この看板は国鉄の時代からそのままだろう。もう20年以上か。
 土産物屋から線路の反対側へ行くと…

 幸せの鐘と最高地点と刻まれた鐘がある。
 そのスペースに隣接するホテル。

 ここにも最高地点の文字が。
 踏切から見た野辺山駅側。

 清里駅側。

 確かに両側は下り坂になっていた。
 同じ道を引き返すのも何か嫌だったので距離は長くなるけれど,清里駅の方へ行くことにした。

 ホテル前の道はイノシシがいたことを教えてくれた方がいたので…

 予定を変更して国道を進むことにした。

(714)【国境のトンネル周辺散策・7】 点線区間への到達

2012年02月12日 01時20分31秒 | 旅・散策の足跡
【国境のトンネル周辺散策】の記事

1 (616) トンネルの中へ
2 (625) 登山前のウォームアップ
3 (640) 地下の存在を感じさせない空間
4 (653) 入山前の再確認
5 (678) 本格的な入口までの坂道
6 (692) 山道になっていく国道
7 (714) 点線区間への到達
8 (734) 外と中の境界
9 (744) 大河川の上流部

※ 2011年9月6日撮影


 マチガ沢の前の水に濡れた道を後に次の一ノ倉沢へと向かう。

 沢から少し進むと…

 再び林道という雰囲気の道へ戻る。

 湯檜曽川の向こう側の山を流れる沢。雨の後ということもあるのか勢いが強い。

 下を流れる湯檜曽川。こちらの迫力もかなりある。

 あまり見慣れない形の標識も見て,マチガ沢から15分ぐらい歩くと…

 一ノ倉沢の姿が前方に見えてきた。

 沢の前の休憩所。

 案内板。
 さらに沢の方へ。

 沢を渡る場所から下流の方を見る。

 その場所から再度上流の方を見上げる。

 沢の先にもまだ国道が続いてる。

 途中から先が舗装されていないがここから先も国道となっている。地形図上では車道ではないので点線で描かれている。

 点線国道を少しだけ進んでみる。先に見えるカーブには…

 岩があり,このようなプレートが取り付けられていた。

 確かにたくましさを感じた岩だった。
 この地点で国道を折り返した。

 帰り際に見る一ノ倉沢,見える角度が違って見応えがあった。
 今来た道をやや早めのペースで1時間程度で折り返し,朝寝坊のツケ無事に返すことができた。今度は駅の地下に潜ることもなく,地上のホームから一つ手前の湯檜曽駅へ移動した。

(698) うさぎと龍の神社

2011年12月31日 01時20分26秒 | 旅・散策の足跡
大阪府八尾市の恩智駅から山側へ進んでいくと…

(2011年1月14日撮影)

 向かって右手に広場のような場所がある。その奥には…

(2011年1月14日撮影)

 恩智神社の祇園社がある。恩智神社の本体へはまだ道のりがあり,この広場の山側の国道の旧道の向こう側に…

(2011年1月14日撮影)

 鳥居が見える。

(2011年1月14日撮影)

 鳥居の前の橋も神社を意識したような作りに見える。

(2011年1月14日撮影)

 道路の真ん中に立つ鳥居。その向こう側に見える石。

(2011年1月14日撮影)

 神社に配慮した道路事情になっている。目の前の坂をしばらく登ると…

(2011年1月14日撮影)

 神社の入口が見えてくる。

(2011年1月14日撮影)

 この石段を登ると神社の境内に着く。右手に見える手水。

(2011年1月14日撮影)

 この神社の神の使いとされるうさぎがいた。正面にある拝殿。

(2011年1月14日撮影)

 その前には…

(2011年1月14日撮影)

 神兎(かみうさぎ)と…

(2011年1月14日撮影)

 うさぎと共にこの神社の神の使いとされる神龍が正面の両側にいた。
 さらに拝殿の前には…

(2011年1月14日撮影)

 両側にうさぎが…
 拝殿の後ろの方へ回ると…

(2011年1月14日撮影)

 ここにもうさぎが…
 神社の案内板のうさぎは…

(2011年1月14日撮影)

 実際見るのとイラストではだいぶ違う。

 龍に比べるとうさぎの方が圧倒的に多く見かける神社ですが,卯年から辰年へ向かう日にふさわしいかということで今年最後に記事にしたいと思います。読んでくださった方が良いお年を迎えられることを祈ってます。今年もご訪問ありがとうございました。