11人の侍

「生きている間に日本がワールドカップを掲げる瞬間をみたい」ひとたちの為のブログ

J日記

2005年04月16日 22時14分22秒 | サッカー
日本代表のキャプテンである宮本恒靖は所属チームではさほど高く評価されていない

アトランタ五輪で監督を務めた西野朗は開幕前にキャプテンマークをシジクレイへと移している
副キャプテンは山口智と33歳にして念願のJリーグ初ゴールを挙げた實好礼忠だ

宮本がレギュラーを外れる可能性は開幕前から「想定の範囲内」だった

上背があるわけでも脚力に秀でているわけでもない宮本にマンマーカーとしての才覚はない
W杯一次予選、運んだボールをことごとくはじき返されオマーン監督のマチャラは試合後にこう嘆いた

「中澤ではなく背の低い宮本を狙うべきだった」

宮本は両脇に武装したセンターバックを操ることにサッカーの楽しみを見出しているが
不運なことにガンバ大阪が中澤祐二のような大柄なマークマンを擁していない
西野監督が宮本の起用にためらいをみせる原因はそこにある

宮本と同じポジションを争うシジクレイは187センチ84キロの巨漢で
必要とあらば大抵のアタッカーをいとも簡単に弾き飛ばしてみせる

6試合を終えた時点で、ガンバの失点10は決して良い結果ではない(下から4番目で)が
この日はリーグ王者の横浜Fマリノスを相手に
あわや勝利の内容だった(GK日野優の幼稚なミスがなければ勝利を収めていた)

宮本は次節も5試合連続となるベンチスタートが濃厚だ

スリーバックのセンターとして悪くはない宮本だが
今はそれ以上の何かを求められている