11人の侍

「生きている間に日本がワールドカップを掲げる瞬間をみたい」ひとたちの為のブログ

ロッベンが復帰

2005年04月26日 20時21分36秒 | サッカー
フルハムが誇る20歳のオランダ人アタッカー
コリンズ・ジョンの同点ゴールは凄かった

あのジョージ・ウエアと同じリベリア生まれのジョンは偉大な先人に匹敵する身体能力を備えている
世界でも指折りのCBリカルド・カルバーリョを完璧に振り切ってチームに同点ゴールをもたらした

でも更なる驚きが場内を包む
モウリーニョは素晴らしい先制点を挙げていた好調のジョー・コールをなんと前半だけで引っ込めた
そしてチェルシーのオランダ人が驚きとともにピッチへと迎えいれられる

故障明けのロッベンは指揮官の期待に充分すぎるほど応えた
左右のオープンスペース目掛けて執拗に走りこみを繰り返し
ひとたび足もとにボールが入れば必ずと言っていいほど好機を作り出した

CL準決勝で対戦するリバプールは明らかに苦しい

面白かったのはもうひとりのウイング(本当はストライカーだが)ダミアン・ダフの位置で
好調時のロッベンはひとりで左右両ウイングを役割をこなしてしまうため
結局ダフは左サイドバックとしてプレイしていた

チェルシーはフォーバックとクロード・マケレレ(この日は後半開始から逆転するまでのあいだスリーバックで戦ったけれど)そして前線のディディエ・ドログバを除くと
ポジションという概念がまったくない
グジョンセンはセンターフォワードから守備的MFまでの仕事をたったひとりでこなすし
毎試合のようにゴールを挙げるフランク・ランパードは名目は守備的MFだが実はチーム随一の得点源だ

守備的MF(マケレレ)より前の選手はさながらバスケットボールの選手のように絶え間ない上下運動を繰り返す

すべての選手がどのポジションでもこなせるだけの多彩な技量を持ち合わせていることと
攻守が入れ替わるたびに膨大な距離を走り続ける体力があってこその戦術だけど

次世代のサッカーはおそらくこの「モウリーニョスタイル」が主流になっていくのだろう